~転生者物語~緋弾を守りしエネイブルと黒き白夜叉
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4弾 人の名前をきっちり覚えなさい!!
前書き
白野 霧vs赤志 ユウジ 全く関わりねぇな。
遅れてすみません。
フラッグ戦ルール
1,相手を殺してもフラッグ倒れたら負け
2,飛行は無し
3,フラッグを倒す方法は指定しない
4,旗どうしは直線で500m離れている。
5,スタート地点は旗の前になる
6,自分で倒してもアウト
以上!!
◇ ◇ ◇ユウジside
『いや~きませんね』『きませんね』『始められないね』『ですね』
ヒマー マダー ニゲタンジャネ? サツジンキガニゲルカ? キリチャンハヨ!
[…………………]
O・SO・I! もう一時間は待ってるぞ!!
『こないね~』『あ! きました、霧選手です』
キタキタキター! ヤレー! コロセー!! キリチャンガンバ ユウジイケー
ようやくきたか、サクッと殺して終わらせるか。 待たされたストレス発散もかねてなwww
『それでは一回戦c!! フラッグ戦を始めます、双方の健闘を祈ります!!』
結界[御都合主義結界]
シュン━━耳障りのいい効果音をの割には荒野って、そのくせ砂も多いから滑って転けたりしたら笑い者だね。
(さて、あの殺人鬼は……)
いたいた、此方にむかって歩いてきてるな。 目測で483m位かな? 隙だらけで姿も隠す様子は無し、フラッグも守らずか……
(なんか気味悪いな)
あの殺人鬼がいる辺りにフラッグがあるんだよな?
(ここはフラッグを狙うとこだけど)
待たされた仕返しもあるから、歩いてちかず
(いや、まてよ?)
殺人鬼は歩いて近付いて来てるよな、ならば200mさきで待っといたほうがいいじゃん!!
(あいつが持ってる銃はちんけなハンドガンが二丁のみ、200m先を狙い打つなんて無理だろうしな)
数分後
[いよぉ殺人鬼。 待ってたぞ]
[殺人鬼って……私は白野霧って名前があるんだけど?]
[俺は認めた奴しか名前を呼ばん]
[頑固者だねぇ。 まぁ別に良いけど]
そう言って殺人鬼は構えを取らずにその場で立ち尽くした。
(…舐めてんのかこいつ?)
俺はそう思いながら背中に釣った2本の剣を引き抜いた。 名前は無い……てかこの大会用に作り上げた剣だ。
[ほら、お前も抜けよ]
俺は武器を抜くように促してみたが、殺人鬼は微笑んで答えた。 俺はそのまま何も言わずに武器を腰に構えた。
そのまま何分か時が流れ━ダッ━俺から駆け出した。
[…シッ!]
俺は息をつきながら剣を突いた。 そこで殺人鬼は左腕で細いナイフを抜いた。
俺はバカめ!と思った━チャキ━途端に細身のナイフが三本に増え━ガキィン!━俺の2本の剣を弾いた。
(バカな!! 亜音速の突きだぞ!!)
俺はそのナイフに目を向けた途端にカラクリに気がついた、ナイフの刀身が三本に別れていたのだ。
(この三つに別れた刀身の間で弾いたのではなく、受け流したのか!!)
イヤイヤまてまて。 それでも正確に刀身の間に剣を入れるのは、かなりの高レベルの技術だ。 それを後だしジャンケン宜しくで出したナイフで……だぞ。
(舐めて掛かってたのは俺か…)
俺はそのまま後ろに下がったが、殺人鬼が双刃のナイフを投げてきた。 俺は魔法障壁をもう一度展開し、そのナイフを弾いたが━ドウンッ!!━大砲の音かと錯覚する銃声…M500のマグナム弾が魔法障壁に向かって突き進んできた━ギンッ! ボウッ━!!
(銃弾が弾けて煙幕に!?)
煙幕弾とか言う武偵弾かよ……始めて見たぜ━ベチャ━なんだ? 魔法障壁に何かの物体が張り付いたぞ?
たしか情報科の本でこんなの載ってたような……なんつったっけ?
(世界爆弾図鑑だったような……え?)
━カッ ドォォォォン!!━輝く閃光と轟く爆音━ビシッ!!━そして魔法障壁にヒビが!?
(ヤバイ、早く修復を!!)
魔法障壁はヒビが入ってなければめがっさ堅いが、ひとつヒビが入ってしまえば脆くなる━ガシャャャン!! ザクッ━たとえば…こんな風にな。 いてぇ。
俺はそのまま後ろに振り替えると…そこには、
[ハァイ♪]
殺人鬼が笑っていた。 その手には鎌が握られていて、俺の左肩に刃が刺さっていた。
俺は反射的に、
[おらぁ!!]
右手の剣を横一文字に払った━マッハ5で。
[うわっ!?]
流石の殺人鬼もこれにはヤバイと思ったのか、バックステップで下がり胸の辺りを掠めただけだった。
俺は振るった反動で後ろに立ち上がり、追撃するため走り出した瞬間ーバシュシュシュシュシュ!!ー計5本の針が体に刺さったが、
[きかぬぞぉぉぉぉぉぉ!!]
叫びながらそのまま走った。 スモークと爆発の煙を突っ切ると、殺人鬼の驚愕の表情が見れた。
[何でよ! 夾竹桃作の麻酔針なのに!!]
殺人鬼は叫びながらでも右袖をめぐり、ハリを射出したと思われる装置をさらけ出した。
殺人鬼は右腕を俺に向けて水平に構え━ピンッー左手で線を抜いた。
[魔法障壁!!]
━キンッ! カカカカカ!!━流石にもう一回食らうのも嫌だから、魔法障壁を展開して防いでやった。
[セイヤァァァァ!!]
気合いのこもった二つの剣による渾身の突きを放つが、
[えいっ!]
ありえないレベルの柔軟性で体を剃らし、片手バック転でその場から離れた━ガンッー顎を蹴っ飛ばしながらな。 痛い!!
殺人鬼はスタッと着地し、ベロンと胸を……露出……ってぇぇぇぇ!!
[あ…ありのまま起こった事を話すぜ。 俺の渾身の突きがアラビアン(注 片手バック転)で交わされて、着地した途端に殺人鬼の胸が裸けた。 俺もなに言ってるか解らないが事実だ]
◇ ◇ ◇観客side
男神[ふぉぉぉぉぉぉぉ!!] 女神[きゃぁぁぁぁぁ!?]
飛鳥[ブー!?]←イチゴミルク吹いた。
葉川[目がぁ!? 目がぁぁぁぁ!!?]←目に掛かった。
閃輝[……昨夜よ、何故に目を塞ぐ?]
昨夜[貴方は知らなくていいの]←閃輝の目を塞いでる。
闇夜[…………]←ガン見
魔理沙[…………]←にこやかに拳を握り絞めてる。
龍神[…フッ]←弟子の最後を知った。
平賀・蒼也[ユウジグッチョブ!!]←眩しいぐらいの笑み。
凌[ほう…中々のラッキーボーイだな]
雪[幸運値が高そうねぇ~]←この程度じゃ揺るがない。
◇ ◇ ◇霧side
[…………]
独り言が終わった途端に顔赤くしちゃったよ、なんだかアリアを沸騰させる急速赤面術だったね。
(けど…こんな物みてそこまで赤くなるのかな?)
思いながら私は自分の胸を掴む。 う~む…また大きくなってるような?
[ちょっ…まてっおまっ!?]
……そこまで慌てるのを見ていると、逆に冷静になってるね。
それで冷静になってみると、
(服着なきゃいけないね)
寒々しいし、何より防御力が落ちるし。 私はまずコートを脱いでから上の服を脱ぐ。
[~~~~~~!!?!??!?]
そこまで恥ずかしがる物なの? 羞恥心が無いから解らないな~(注 霧ちゃんは幾つかの感情が欠けている)
私はコートの裏からランニングシャツを取り出して着る。 うん。 やっぱりランニングシャツでも有と無は安心感が違うね、さらにその上からコートを羽織り…よし。 準備完了。
[……………………]
着替え中だったのに攻撃してこなかったね、そこまで恥ずかしいのかな? 夾竹桃の本とかアリアとみた大人DVDでは、やってるほうが恥ずかしがる物なのに…感情って不思議だね~。
(でも…スキだらけだよ!!)
━ダッー私はコートから2本のナイフを取り出して駆け出す、零距離まで積めると━ザクッ━左手のナイフを付き出す。
[グゥッ!?]
ようやく赤志君は正気に戻ったね、まっ遅いけど。 左手で新たなナイフを取り出す間に、逆手にもった右手のナイフで━ザシュ!━腹部が引き裂く、引き裂いた時に跳んできた返り血が私の顔に浸いた。
(ああっ…ようやく戦闘している気分だよ)
[くっ…そがぁ!!]
赤志君はやられっぱなしではなく、右手の剣を下から振り上げてきた。 私はその剣を後ろに下がって交わす、赤志君は左手の剣を横から振ってくるが私はナイフのソードブレイカー部分で受ける。 赤志君は振り上げてた剣を降り下ろしてくる、私はまたナイフで受ける。
(けど……力の比べ合いじゃ)
やっぱり。 ジリジリと押し負けてきた、男と女の筋力の差はどう足掻いても覆さえないからね。
(ならば…これだ)
━ポチッ━私はナイフの柄の部分のボタンを推す━キィィィィィン!!!!!━ナイフから閃光が発生し、赤志君の目を焼いた。 私は目をふさいだから大丈夫だよ。 飛鳥からの借り物だけど、かなり使えるね。
[うわぁぁぁぁ!!? 目がぁ!? 目がぁぁぁぁぁぁぁ!!!??]
赤志君はかなり混乱しているねぇ~。 ナイフが光るなんて想像出来なかったんだね。
(やっぱり頭は頑といけないねwww)
そして…これが最後のチャンスだ!!
私は赤志君の懐に踏み込み、とにかくナイフを振るいに振るいまくった━ザシュザシュグサッザシュズバズバズバッ━振るって刺して斬って斬って斬って斬って斬って 斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬りまくる!!
肉を切り裂き、内蔵をかき回し、骨を砕き、指を切り抜き、舌を引きちぎっり、目玉を切り抜き、アレをチョンパして。
(あっ!!)
気がついたら戦闘じゃなく解剖になってるよ、赤志君は……R18待った無しになってよ。
(さてと…解剖はここら辺りにして、旗を倒しに行きますか)
旗がある場所…後ろの方を向くとそこには、
(…………へっ?)
赤志君が立っていた。 R18のままで。 赤志君は呆けてる私の頭を掴み、呪文を唱えた。
[闇よ! とこしえの煉獄にわだかまりし暗き血族の力よ! 今こそここに集いて我が剣となるが良い! これなるは我が敵、我が滅ぼすべき仇なればッ!!]
……ああ……私はここで終わりか。 もっと殺りたかったなぁ。
[顕れよ!! 覇王焦熱陣ッ!!!!!]
◇ ◇ ◇ユウジside
[はぁ……はぁ……]
くそっ!! ここまでダメージを負うとは、予想もしていなかったよチクショウ!!
しかし、怒りに任せて闇魔法の最強レベルで俺より前の土地を吹き飛びしたのはやり過ぎたか? まぁいいか、そもそもここは御都合主義結界の中だし。 さっきので殺人鬼も、
(なんだこの違和感は?)
俺の頭の中に殺人鬼の情報が書かれてる紙をフラッシュバックさせる、そこには水の超能力者と書かれていた━グサッーあっ……頭を……貫かれたな、油断大敵だな。
◇ ◇ ◇霧side
[……ふぅ~]
私は赤志君の頭を貫ぬいた緋色のメスを腰に納す、そこで緊張が解けたのか腰が抜けたのか、地面に座り込んだ。
[勝った……けど]
私はうつ伏せの死体の先……つまり地平線と変化した大地が見えた。
[これ……フラッグを倒されたね]
battleend
[いやぁ~中々愉しい殺し合いだったよ]
試合終了後、私はユウジ君に向かって挨拶をしに部屋に行った。 試合は…やっぱりと言うかやはりと言うべきか、私の負け。
[フンッ 俺は不満だけどな]
ユウジ君は判定勝ちが気に入りなかったらしい……試合終了後にhidezaruに文句言ってたよ、結局無下にされていたけど。
[勝ちは勝ちだよ。 次の試合も頑張ってね]
私は微笑みながらそう告げた。 ユウジ君は赤くなり笑いながら、
[わぁったよ。 後、いつかよ…本気の殺し合いをまた殺ろうな]
[嬉しいねぇ~。 デートの誘いは必ず行くよ]
またひとつ…楽しみが増えたや。
後書き
最後のほうがラブ系になってるって? サァシラナイ。
それではまた次の話で、サヨナラ~またねぇ~。
感想が元気の元です。
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ちょっち追加設定
選手達は自分の知り合いを呼んでよし。
・坂田飛鳥 0人
・葉川優海 0人
・白野霧(ジル) 0人
・霧雨闇夜 魔理沙、龍刃覇狼
・霧雨閃輝 十六夜咲夜(ただし雛は神様席にいる)
・赤志ユウジ 葵 蒼也、平賀才人(原作とは全く違ってる)
・瀬戸尾凌 雪
以上!!
凌[hidezaru……俺の力は……神だ!!]
h[さぁ、神同士の殺しあいを始めようかっ!!]
いま、この作品最大と言いたい戦いをお届けする!!
次回 [自然々大神vs雷炎々月詠]
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