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訪問
前書き
6です
少し長いです
朝、妹と話した学校について
いろいろと検索をしたりして調べた
夜中の12時まで調べて考えたりしていた
ゲームも漫画も今日は一切やっていない
珍しい
まだ考えも情報もまとまってないけど
疲れたから寝ることにした
次の日
起きたのは昼くらいだ
妹におはようと挨拶をして
顔を洗い昼を食べていると
チャイムが鳴った
優「はーい」
妹が玄関に向かう
当然俺は知らない人とのやりとりは玄関のやりとりでも
まだできない
情けない話だが
もうしばらくはできそうにない
そう考えて
昼のラーメンを食べていると
玄関から
自分を呼ぶ声が聞こえた
妹ではなく誰か別の
知り合い?しかしここ最近俺に用のある客なんて通販の販売くらいしかない(荷物は母か妹が受け取ってくれている)
充「なんだ・・・」
なんか怖くなってきた
すると
妹が来て
優「お兄ちゃんに用のある人だって、中学の頃の同級生かな?女の子、制服着てたけど・・・、あ!男の人もいるよ」
充「え?」
中学の頃の同級生?
女子?
男子もいる?
うーん見当もつかないな
男ならまだしも
女子が来るなんて一切経験ないからな
本当に怖くなってきたが
一応行ってみることにした
恐る恐る玄関まで行き
その客と顔を合わせる
女子「・・・あなたが、鈴木充さんね?」
充「・・・」
女子「私は優樹 麗、単刀直入にあなたを私たちの学校に入れることになりました」
男子「ちょ・・・ちょっと、それはいくらなんでも・・・」
話が読めない
いきなり可愛い女の子が来たと思ったら
学校に入れなんて
それにこの人たちは誰なんだろう
男の方も困ってるようだし
いろいろとわけがわからない
麗「ああ、混乱させたみたいね、えーと・・・尋お願い」
尋「まったくもう・・・、えーまずは自己紹介から 私は佐々木尋といいます、尋で構いませんよ」
充「あ・・・ああ?」
どうしよう逃げたい
ただでさえわけのわからないことになってるのに
それに加えて
対人恐怖も襲ってきた・・・
妹はリビングに行ってしまったみたいだし
麗「・・・緊張してるの?」
尋「そうみたいですね・・・人との会話が得意でないのでしょう」
充「・・・」
尋「まず・・・僕たちは、引きこもりや精神的病に犯されているといった理由で学校に行っていない人に、呼びかけを行っています
僕たちの通っている学校には
通常の生徒と理由があって行っていなかった生徒の二通りいるんですが
どちらも一般と同じような扱い、カリキュラムなので
差別等はおこらないようになっています
ずっと引きこもりなどで
学校に行っていないと
後に苦労する、苦労するだけでなく、学校生活といった生涯で一度しかない大切なものを経験できないで終わってしまう、そんな人を少しでも減らすために
生徒会である私たちが呼びかけを行っています」
麗「つまり、引きこもってばかりで親に迷惑しかかけてないあなたのような人間を減らすってこと、嫌なら自立して学校に来ることね」
尋「それはいいすぎですよ!」
優「失礼します、麗さん・・・でしたね?」
麗「はい、妹の優さんね?なにかしら」
優「はい、お兄ちゃんは理由もなく引きこもってたわけじゃないんです、中学の頃いじめられて・・・それで仕方なかったんです、何も知らないのに悪く言うのはやめてください」
麗「そう・・・たしかにそれは同情するわ、だけどやり方ならいろいろあったはずでしょ?今だってここまで言われてるのに本人じゃなく妹が言い返してるじゃない」
充「・・・・・」
麗「そうやって黙ってれば逃げられるとでも?甘えてないで少しは自立したらどう?」
充「・・・・・っ!」
麗「・・・・はぁ、もういいわ行きましょう」
尋「え、あ!ちょっと!!・・・すみません、これが案内と詳しく書いてあるガイドブックです、どうぞ」
優「お兄ちゃん・・・」
充「・・・・・・」
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