ソードアート・オンライン～神話と勇者と聖剣と～

　ずっと紹介していなかった《六門神編》のメインキャラたちのおおまかなプロフィールを紹介。

　なお、序盤の頃の設定を作者が忘れている場合がありますので、その際はご指摘ください。 

PN:カズ
RN:四条(しじょう)和也(かずや)
年齢：16
性別：男
外見：典型的な主人公面。髪の毛の色は赤（っぽい茶色）。
　　　ゲーム内では真っ赤な髪に、白と赤を基調とした陣羽織。
属性：《光》《火》
本質：《切断》《再融合》《無限強化》
性格：明るい。楽観的。基本的に戦闘バカ。
その他：六門神《赤い太陽》カズを操る少年。武器は大剣。現在の位階は第四位階で、《ギア》は絶対切断属性を備えた大剣《ノートゥング》。
　もとは孤児であり、雪村家の分家である四条が引き取っていた。《白亜宮》騒動の後、雪村の本家に入ることになり、修行づけの毎日を送っているらしい。
　《自在式》に対する適正はお世辞にも高いとは言えないが、心意強度は非常に強く、純粋に心意を暴発させるだけなら相当強力。《真言》系と相性がいいのもそのためである。
　六門神・カズとしての将来的な可能性の一つとして、《赤色龍帝》カズ、というものが存在する。《ノートゥング》はあらゆる属性（特に《剣》と《龍》に特化）を操るドラゴン、《ジークフリード》へと進化を遂げ、カズ自身も《竜神真言(ドラゴニック・ワーズ)》と言った強力な技を使える存在になるはずだった。

PN:ハクガ
RN:鈴ヶ原(すずがはら)魄我(ハクガ)
年齢：16
性別：男
外見：光の当たり具合で水色に見える長髪。優男。
　　　ゲーム内では水色のロングヘアを一つ結びにしているのと、カズのそれとよく似た、こちらは黒と青の陣羽織。
属性：《闇》《水》
本質：《混沌》《永劫還元》
性格：理知的……と見せかけて深層意識下ではシスコン。
その他：六門神《巡りゆく混沌》ハクガを操る少年。武器は弓や魔術。現在の位階は第四位階で、《ギア》は作中では登場していない（と思う）が、大ぶりのブローチ。効果は不明。
　本来は《時雨》という陰陽師の家系に連なる、異能者の一門、《鈴ヶ原》の一員。当時は幼いながらにかなり手練れで、既に還元魔術と重度のシスコンを所持していた。ただし、《白亜宮》の手の者によって引き起こされた事故で一族は離散、ハクガとハクナは記憶の大部分を失い、彼はハクナの中に意識体として入り込むことになってしまった。
　現在は記憶と体を取り戻し、普通に暮らしている。《自在師》になるのか、まっとうな人間として生きていくのかはまだ決めていないという事だった。

PN:ハクナ
RN:鈴ヶ原(すずがはら)魄哭(ハクナ)
年齢：16
性別：女
外見：大体ハクガと同じ。強いて言うならアホ毛があることと、髪の毛が外跳ねであること。
　　　ゲーム内でも大体同じ。あと巨乳。
属性：《光》《水》
本質：《作成》《永劫治癒》
性格：おどおどしていて内気。癒し属性。恋愛沙汰になるとやけに黒い。
その他：六門神《蒼の月》ハクナを操る少女。ハクガとは双子の兄妹。武器は弓矢。現在の位階は第四位階で、《ギア》は空を飛ぶ靴、《ヘルメス》。
　出自は大体ハクガと同じ。
　まるで男子の癒しを大体つめ込んだかのような母性溢れる少女。おっとり、ドジっ娘、巨乳、巫女服等々と、普通の環境に育っていたなら一部から熱狂的なファンが付くだろうと予測されている。
　現在はSAOサバイバーが通っている学校に、兄であるハクガと共に通っている。案の定ファンクラブ……というより親衛隊ができた。
　意外と苛烈な面もあったりする。

PN:リーリュウ
RN:里見(さとみ)良太郎(りょうたろう)
年齢：16
性別：男
外見：肩ほどまである長い黒髪に、女顔。意外と気にしているが、それを意識して髪を伸ばしていたりするのでよく分からない。
　　　ゲーム内では髪の毛は腰までのび、緑と薄紫が混じる。服装は紫・緑を基調とした陣羽織。
属性：《光》《風》
本質：《声援》《伝達》
性格：一見まじめそうに見えて、実はノリがいい。打ちとけると途端に砕ける。
その他：六門神《音を運ぶ風》リーリュウを操る少年。武器は双剣《冥刀・岩覇蒼炎》。現在は第四位階で、ギアは横笛、《エオス》。多彩なバフ技で後方支援を得意とするが、ヒット&アウェイ戦法での前衛戦もできる。しかし長期間の打ち合いなどは不得意であり、全体的に見ても後衛向きのビルドをしている。また、土属性の六門魔術をマスターしており、魔術師としても使える。
　普通の家に生まれた、そこそこ普通の少年……なのだが、実は《白亜宮》に前々から目を付けられていたらしい。ちなみに心意強度も《自在式》に対する適合率も並み（下手をすればそれ未満）だが、なぜ《白亜宮》が彼に目を付けていたかは不明（某白い少年神によれば、『運命が強い』らしいが）。
　機械機器に関してはそこそこ強く、幼少期はゲームデザイナーになるのが夢だったとかなんだとか。でもそれ機械関係ない。
　現在は《ボルボロ》のオブザーバーとなるべく英国で修行中。

PN:コクト
RN:雪村(ゆきむら)黒覇(くろは)
年齢：21
性別：男
外見：肩口でバッサリ切られた、ぼさぼさの黒髪。不機嫌そうな目。でも女顔。ウサ耳のついたフードを良くかぶっている。
　　　ゲーム内でも大体同じ顔で、白いウサ耳のついた和風コートを纏っている。その下は着流し。
属性：《闇》《土》
本質：《切断》《結合》《鍛造》
性格：真面目の中に一握りのちゃめっけ。重度のシスコン。情に厚い武人気質。
その他：六門神《黒吹雪》コクトを操る青年。武器は刀《冥刀・凍(イテツキ)》。人造冥刀である《ギア》。現在の位階は第五位階。吹雪属性の六門魔術をかなり高レベルで習得しており、後方支援としても使える。また、スキルとして『ウサ耳をかばう動作によって、三十秒近く完全防御(スーパーアーマー)状態になる（連続使用不可・クーリングタイムは二時間）』能力を習得しており、ピンチになると耳をかばうためシュール。あとウサ耳は弱点でもあり、握られると喀血する。
　千場(ラーヴェイ)、小波とは同期。もとは《自在師》の夫婦…カイ、ひいらと名乗っていた…が経営していた孤児院の出。雪村白羽とは実の姉弟。
　心意強度はそこまで高くなく、むしろ脆いが、土壇場でのアドリブにかなり強い。作中でも即興で技を作って必殺としていた。
　《ボルボロ》の古参メンバーで、加入以前から清文とは親しくしていた。現在はイギリスで《ボルボロ》に協力する傍ら、日本に戻った姉と弟子(カズ)を見に幾度か帰国している。おかげで金欠らしい（旅費は出ていない）。

PN:ラーヴェイ
RN:千場(ちば)明(あきら)
年齢：21
性別：男
外見：ぼさぼさの茶髪に、鋭い目、白衣。
　　　ゲーム内では金髪に褐色の肉体美。どこかインドの英雄を彷彿とさせる格好。
属性：《闇》《火》
本質：《破壊》《奏者（支配者）》
性格：基本的に真面目で突込み役。ただし本人が中心人物の際はかなり抜けている側面を見せ、ボケに回る。身内想いの面があり、セモンを命がけで守る場面もあった。
その他：六門神《黄金の大炎神》ラーヴェイを操る青年。武器は《ヴァジュラ》と呼ばれる小型のメイスのようなもの……なのだが、本人よりも《ギア》である巨大聖巨兵(ハイゴーレム)《イフリート》が戦うため、あまり出番はない。火属性、光属性、闇属性の六門魔術を所持している。第五位階。
　黒覇、小波と同期。もとは《自在師》の夫婦が経営していた孤児院の出。
　心意強度はそこそこ高いが、《自在式》に対する適正はあまりなく、《六王神》を除く六門神では最強とされているが、実はこれ以上強くなれないため、そう遠くないうちに抜かれる。
　《ボルボロ》最古参のメンバーで、清文とも気心が知れた仲。
　現在は《ジ・アリス・レプリカ》がひとまずの完成を見たため、次なる開発へ向けて試行錯誤しているらしい。

PN:ハクア
RN:白崎(しろさき)水音(みずおと)
年齢：21
性別：女
外見：色っぽいハクガ……といえば大体伝わる外見をしているのだが、やぼったい白衣やメガネで覆われているため、美人が台無しである。
　　　ゲーム内でも大体同じような格好。戦闘衣はチャイナドレスチックな黒と青を基調とした服。
属性：《水》《光》
本質：《高度作成》《教授》
性格：マッドサイエンティストチックな性格をしている残念な美人。
その他：六門神《古を詠む月》ハクアを操る女性。武器は大弓《コニラヤ》と《ギア》である弓《マーキュリウス》。位階は第三（その後第四）。《師匠クラス》の中では最弱だが、彼女はスキルの熟練度や技術の精度が恐ろしく高いため、彼らに引けを取らない活躍を見せる。
　学生時代から研究バカっぽかったらしく、「顔はいいんだけど……性格は……ねぇ……？」と首をひねられ、彼氏いない歴=年齢の人。
　子ども好き。作中ではそれが祟って皆徒にぶっとばされた。
　本来は薬剤師であり、色々怪しげな薬とかも作っていた。そのせいか心意強度はそこそこ高く、《自在式》に対する適正もかなり高いと言って差し支えない。
　現在は日本に帰国して薬剤師兼SAOサバイバーの学校の理科教師をしている（あの学校の教諭は専門の教師じゃなくてボランティアだったはず）。

PN:ウォルギル
RN:竹王(たけお)斬彦(きりひこ)
年齢：21
性別：男
外見：ぼさぼさの髪の毛、つり上がった目、おまけに長身と不良のような外見が揃っているが、意外に色白。
　　　ゲーム内ではセモンと似た和風コートを着ている。
属性：《風》《火》《土》
本質：《作成》《流動》《斬撃》
性格：不良気質。その一言に尽きる。
その他：六門神《天恵祭》ウォルギルを操る青年。武器は両手用長剣(ツーハンデッド・ロングソード)。ギアは不明（スキル獲得やそれ以外にかなりボーナスを振ってきたため、ほとんど強化されていないと言われている）。《師匠クラス》だが、彼らを裏切って《白亜宮》に付いていた。いわゆる『器用貧乏』が目立つ三重属性に在って、変幻自在の攻撃で無双し、第五位階まで上り詰めたツワモノ。錬金術師の資格もあるらしい。
　野蛮人に見えるが、実はかなり高度なハッキング技術を保有する理系であり、その腕を見込まれて《ボルボロ》に参加した人物である。
　《白亜宮》騒動後は現実世界に帰還し、当初の予定通り清文(セモン)を鍛えていた。

PN:ショウハ
RN:栗原小波
年齢：21
性別：女
外見：もろ『にょた清文』。強いて言うなら彼より髪の毛が長い。
属性：不明（一説では《光》《闇》の矛盾属性である）
本質：《反逆者》
性格：場を引っ掻き回すトラブルメーカー兼テンションマックスの狂人。
その他：栗原清文の実の姉にして、唯一の肉親。小学生の頃にすでに世界最大のハッカー軍団《ボルボロ》のリーダーを務めていた。ちなみに普段の活動拠点は実家があるイギリスだが、《ボルボロ》本部自体はなぜかアメリカに在る。
　幼いころから『今自分がいる世界は無意味なのではないか』『はやく有意義な世界へ行きたい』という渇望を抱いており、それを《主》に付け込まれて《白亜宮》が現実世界侵攻をするための足掛かりを作らされていた。
　現在はハッカー業のかたわら、VRワールド研究にも参加しているらしい。
　なお、六門神ではないため、称号はない。プレイヤーネームは本編修了後に取得したALOアカウントのもの。清文が実名を音読みさせて『セモン』なのと並べると、「ああ、さすが姉弟」と納得できる話である。 

刹「作者？ 昨日が今年最後の更新とか言ってませんでしたっけ？」（ごごごごごご
　落ち着け刹那たん。去年も同じようなことがあった。
　それはともかくとして、この話（？）を書いたのは昨日だ。これが公開されている頃、俺はきっと車の中を関西方面にむけてドナドナ……
刹「……」

　それでは皆さん、よいお年を～