インフィニット・ストラトス大和の戦い
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29話
俺達は会場の目の前の神社にきていた。
「へ~こんな所もあるんだ」
男二人の気配……祭りには変態がつきものだっけ?
「へい、にいちゃん、一人貸してくれねえかい?」
なるべく穏便にすませよう。
「見ず知らずのクズにわたすとおもう?」
あっ俺に穏便なんてまねできる訳ないじゃないか!
「おめえは黙って渡せばいいんだよ!」
よし、潰そう、これ決定。
「少し離れてね」
「やりすぎないでね」
姉さんたぶん無理だよ?
「さて、どこからやろうか」
「なめるなガキ!」
殴りかかってくる、変態A
「IS操縦者をなめるな!」
ドス!ゴキ!
「いてぇぇぇぇぇ」
「だからなめないでねと忠告したはずだぞ?」
「このクソガキが!」
あっこの人の運命おわたな
「私の生徒になにしてるんだ?」
これはこれは世界最強で天災の友をもつ我らの担任の千冬さんではないですか!
「邪魔だ!」
この人を知っている人ならこんなことできないよ?
そんなこと思っていると変態Bが千冬さんに殴られKO
「で、お前等は何をしている?」
「いや、お祭りを楽しんでいるときたまたまここに来たら寝ている二人に声かけられて……」
「こいつらの目的はデュノアと更識だな?」
さらっとそれ言わないでよね
「はい、穏便にすませようとしましたがもともと、そんなことできる性格ではないのでこうなりました」
嘘はないぞ今回は
「まあ、いいこれからは気をつけろよ?」
「わかりました」
変態二人をつれ千冬さんはこの場を後にした。
「そろそろ花火の時間だ」
「その前になんか飲み物買ってくるよ」
「手伝うよ姉さん」
「二人はここにいて」
さっきみたいのが来たらどうするのさ
「さっきみたいのがくるよ?」
「これでも元フランス代表候補生なんだから心配しないで」
「わかったよ気をつけてね」
姉さんが屋台に向かったのでここにいるのは俺と簪の二人……これはたからみたらカップルだよね?
◇
どうしよう、ヤマトと2人っきりだよ~
ヤマトの姉のシャルロットさんは飲み物買いにいっちゃた
そういえばヤマト私のことどうおもってるんだろう?聞いてみよう
「ねえ、ヤマト」
「なに?」
「ヤマト、私のことどうおもってるの?」
「どうって?」
「女としてどうかってこと!」
何で私こんなにあつくなってるんだろう。
「好きだよ、女として君が好きだよ」
え……
「本当?」
「うん、本当だよ」
私の顔が赤くなる……やっぱり私……ヤマトのことが好きなんだ
「顔赤いけど大丈夫?」
「だ、大丈夫だから」
どうしよう、この気持ち伝いたいけど……ヤマトには好きな人がいる……この世界にいないかもしれないけどその人が好きなんだでも……この気持ち伝いたいでも嫌われないかな?いや、ヤマトがそんな軽い男じゃあ無いのは知ってるじゃあない私!伝えよう。うん、この気持ちを伝えなきゃ!
「ねえ、ヤマト」
「ん?」
伝えなきゃこの気持ち
「私…ヤマトのこと……好き…だから…」
「だから?」
深呼吸する私
「私とつきあってください!」
とうとう言っちゃた。
「僕なんかでいいの?」
「え……」
「僕は自分の復讐のために罪もない人たちを殺した。そんな僕で本当にいい……」
クチュ
私はヤマトの言葉を最後まで聞かず唇を合わした。
少したったあと唇をはなし
「ヤマトじゃなきゃだめなの!ヤマトがいいの!」
私に専用機の道を作ってくれクラス代表戦の襲撃時には庇ってくれるし私のためにいろいろやってくれたあなたがいいの!
「わかったよ。僕で良ければよろしく簪」
「うん、ヤマト」
再び唇を合わせると
どぉーん!
花火が打ち上げられた。まるで私達を祝うように……
続く
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