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SAO:孤独の剣聖

作者:けい。
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九話

 
前書き
ユニークスキルほったらかしにしてた

ま、いっか 

 
 約1カ月ぶりに攻略に参戦した俺は閃光様にとても長い説教を受けたどんなに忙しくてもボス攻略ぐらいは参加しろだの逐次連絡をよこせだのそんな有様では副団長なんて勤まらないだのそれはもうこっぴどく干された

 怒る時間すら惜しいとのことで今から50層迷宮区攻略の会議が行われるので参加しなさいと言われた

 49層のボスは俺とキリト抜きで攻略を行ったようだ。安全マージンを10以上とっている団員はほとんどかりだされたため前回のボス攻略は堅実な連携がとれ簡単にとは言わずとも危なげなく攻略できたそうだ

 そして今から行われる会議のことだが今まで迷宮区の攻略会議は行われたことはなかった、今回それが行われるということはそれだけ迷宮区の攻略に手間取っているということだった。

 (25層ごとになにかあるのか?)

 25層のときは道中のMobにはなんの変化はなかったがボスの今まで見たことない特殊スキル発動により軍の攻略組を崩壊させた。

 そして今回は道中のMobにまで変化があるようだ

 今までも細かい変更があったのでそこらへんは省くが攻略組が一番苦戦しているのはMobのソードスキルの多様化であった

 前までの階層ではMob1体が使うソードスキルは3つ4つといったところでそれさえ分かってしまえば難なく倒すことができたのだが

 この層のMobは俺たちプレイヤーでいう熟練度500から600以下のソードスキルなら何でも使ってくるそうだ

 そうなるとMobの攻撃パターンも格段に増え対応がしにくくなっているという

 (攻撃を見てからよければいいのに…とは言えねぇしな)

 俺なんかは何を出すのか見てから予測し行動するからあまり関係はなさそうではあるのだが他のプレイヤーはそうでもないらしい

 「このことについて何かいい案はないかね…ジン君」

 団長が俺の名を呼んだ

 (ここで俺を指名するのかよ…)

 はあ、と溜息をつき発言する

 「ソードスキルと攻撃パターンが増えたからと言ってMobのクセっていうのはそれなりにあるんじゃないか?それをギルド内、ギルド間、あとは情報屋とかにリークして対策を練ってみるってかんじかな」

 それとと付け足し

 「Mobを1人のプレイヤーと考えてみるといんじゃねぇの。アルゴリズムが変化したからと言って俺たち最前線のプレイヤーより程度は落ちるだろ、プレイヤー同士で初撃決着の決闘とかしていろんなソードスキルになれるっていうことをお勧めする。」

 「なるほど、それも確かに良い案だろう…ほかに意見のあるものは…」

 団長がそういうと他のプレイヤーの意見を取り始めた

 

 結局この会議では情報屋にそれぞれのMobの情報を売って広げてもらうことを推奨するようになった。

 劇的な改善は見られそうになかったがいずれ慣れるだろう、それが俺の意見だった

 そのあと俺は街に出て散策することにした

 (そういえばこの階に店を開いたって言ってたな)

 そのことを思い出し俺は知人の店に向かった

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 「いらっしゃい…ってジンじゃないか」

 「よう、エギル」

 知人とはこの肌黒巨人のエギルという男だ

 エギルは1階層のボス攻略にも参加し今までは露店で商売をしながら迷宮区を探索している

 俺もパーティを組んだことがあるが斧使いでなかなかに気が使えるプレイヤーである。斧使いでありながら基本はサポートに回ることが多く周りをしっかり見て行動できるためギルドに参加していないもののさまざまなパーティに参加して今も攻略組の準レギュラーである

 「なんか買っていくかい?といっても開店したばかりでお前の目に適いそうなものはなさそうだけどな」

 「いや、今日は開店祝いにいくつかアイテムを譲りにな」

 そういい俺はストレージを開き交換ボタンを押す

 「はは、そうか、なら一応買取りってことでいいか?」

 「それで構わない」

 アイテムを選択し終わり決定ボタンを押し俺は金額をいう

 「ひとつのアイテムにつき10コルでいい」

 「はあ!?10コルって稼ぎになんないだろ、しかも見る限りそこそこのレアアイテムがちらほら見えるぞ?」

 「言ったろ開店祝いって、あと俺が使い終わった装備だったり使わなそうなものばかりだから大丈夫だ」

 「ジンがそういうなら俺も構わないが…」

 そういいしぶしぶエギルもOKボタンを押す

 「じゃあ定期的にこの店を利用させてもらうからよろしくな。それじゃあ俺は行くわ」

 「ああ、今後ともご贔屓に」

 俺はエギルの店を出て再び街を散策しよとしたら一通のメールが届いていたことに気づく

 (キリトから?)

 俺はメールを開け内容を読むと、話がある。50層の転移門付近で待つ。というものだったので転移門まで向かうことにした

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 「ようジン」

 先に声をかけてきたのはキリトだった、その顔は何かに疲れた顔をしていたが今までの自己嫌悪や悲壮溢れる顔ではなくどこか吹っ切れた顔をしていた

 「少し時間とっても大丈夫か?」

 「ああ、場所変えるか」

 「そうだな」

 俺は先ほどいたところにもどることにした
 



 「いらっしゃい…ってまたジンか。ん?キリトもいるのか、どうかしたのか」

 「ああ、少し場所を貸してもらおうと思ってな」

 「そうか…それなら2階を使うといい、俺は店番があるから楽に使ってくれ」

 「悪いな」

 俺とキリトは2階に上がり話をすることにした

 「それで話しっていうのは?」

 「ああ、先日の件でのお礼を言おうと思って…ありがとう」

 そういいキリトは俺に話し始めた

 入っていたギルドの詳しい話はしてくれなかったがあの後死んだ一人からメッセージが届き教えてくれたんだという

 生きてほしい、自分とキリトが出会った意味を見つけてほしい、それが願いだと

 「俺は生きてクリアしてその意味を探すよ。サチのために、いや俺自身のために」

 そういいキリトは笑った

 「そうか…頑張れよ」

 そういって俺は拳を前に突き出したそれにキリトも拳をあわせて返した
 
 

 
後書き
次は50層ボス!
といっても簡略して書くんでご了承ください

原作にないのを書くのが一番めんどくさい…
 
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