機動戦士ガンダムSEED 白き魔星
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01 準備と開戦
量産を開始してからリング・プラントの自動設備にハロ&カレルと量産型MWシリーズのおかげで機体は予定通りに生産されている。
なお生産している機体はこの世界の標準兵器と化すMSではなく、スーパーロボット大戦のオリジナルシリーズの機体である『パーソナル・トルーパー』と『アーマード・モジュール』。
通称『PT』と『AM』を中心とした二種類だ。
他のガンダムシリーズのMSも考えたがPTの方が異星の技術を取り入れているためトータル的に性能面が上で、AMは簡易性と機動性が高くコストも低い。
それにPTは拡張性が高く、ホワイトスターにあるスパロボのデータから使える技術を扱えばより優れた物になるだろう。
スーパーロボットにカテゴライズされる特機は戦場のバランスを一気に崩してしまうため作らない。
C.E.世界で作ればMSに対しMSを作り出したように対抗するため特機を作り出してくるだろうことが予想される。
それは彼が望むところではない。
後は戦艦をはじめとした輸送機等やマクロスシリーズのマクロス級を移動要塞扱いで移民船を移動型コロニーとして製造するつもりだ。
もっともマクロス級は一隻のみを除いて人形形体への変形機能はオッミットし、純粋に要塞艦として防衛や戦艦も補給可能な物として製造する。
製造過程を省略簡略化するという理由もあるが、人形形体で使うマクロスキャノンはこの世界で威力が高すぎる。故に必要がない。
移民船は一般的な市街地の物と工業プラントに食糧プラントの三種類を造り、環境艦を個別に造り他国に売るつもりである。
環境艦は移民船に比べれば小型ではあるが環境という名の通り擬似的な海や山ももちろん普通の街からプラント施設としても扱えることから需用があり宇宙に拠点が欲しい国には売れるだろう。
次に南部響矢自身のことに移ろう。
彼はこの『機動戦士ガンダムSEED』の世界に来てホワイトスターという生産・資材・防衛と全てがチートである機動衛星内で目を覚ました。
ホワイトスターのデータベースを観覧中に自分のデータを発見し、実は彼自身も転生したことにより肉体がチートに生まれ変わっていたことを知る。
容姿はスパロボオリジナルキャラの『エクセレン・ブロウニング』の姿へ変わり果ていた。
肉体はガンダムOOの純粋種『イノベイター』の物になりイノベイターの能力である『脳量子波』はもちろんこと備えており加えて念動力までもを会得。
更に、イノベイターとして高い脳量子波に念動力まで備わっているからなのか、機動兵器の操縦技術を素人だったにもかかわらず異常な速さでメキメキと伸ばしている。
このまま行けばプラントにつく頃にはエースパイロット以上へと成長してしまうほどにだ。
MWシリーズとイノベイドを相手にPTでの模擬戦をこなしてはいるので、これで実戦を経験さえすれば完璧なものへとなるだろう。
ちなみに容姿などまったくの別人に成り果てていたのと純日本人の名だとかなり違和感のある容姿なので、せっかくだから名前を改名したりしている。
改名後の名は『アルティス・ブロウニング』。
男の名前でもおかしくない女の容姿に違和感を与えない名前をそれっぽくつけ、エクセレンに似すぎていることからブロウニングの姓を名乗ることにした。
アルティス・ブロウニング――それが白い魔星の支配者の名前となる。
◆
途中、秘密利に〝彼ら〟と会うため廃棄コロニーメンデル等に寄り道はしたが予定通りL5のコロニー郡プラントに辿り着いた。
向こうからは光学迷彩でホワイトスターのことは見えていないが、見えていたならば今ごろ住人は大慌てになっていただろう。
辿り着いたのならばやることは一つ。
目的の人物が実務で使用している部屋を探し出し通信を繋ぐだけだ。
居住区にある屋敷、そこの広間にアルティスは居た。
瞳を金色の迷彩に輝かせホワイトスターの中枢に作らせた巨大量子コンピューター演算処理システムへと己れの脳量子波をリンクさせる。
ガンダムOOのデータからホワイトスターの管理システムとして作り出した『ヴェーダ』を介してプラントへハッキングを行う。
簡単に言えば彼が今いる広間自体がヴェーダを介してホワイトスターを動かす為の制御室。
他の場所からでも制御できないこともないが、落ち着いてスムーズに行うなら此処がいい。
「はじめまして。プラント国防委員長パトリック・ザラ殿」
どうやら無事に目的の人物であるパトリック・ザラへと通信が繋がったらしい。
何やら言い回しが某イノベイドの自称神と似ている気がするが無視する。
『……貴様か、このようなデータをワタシに送ってきた輩は』
通信ウインドに映された先にいるパトリック・ザラは執務用のデスクに両肘を立て両手の指を絡ませた親指に顎を乗せる形で眉間に皺を寄せ鋭い眼光で『私、とっても不機嫌デス』と言わんばかりに此方を睨んでいた。
それはそうだろう。突然通信するよりワンクッションいられといた方が言いかと思い前もって送っていたデータを見た結果だ。
差出人が不明のフリーメール自体が怪しいというのに、プラントの技術力でも製作ができるのかも分からない現像する技術を圧倒的に越える兵器類のデータが一緒に添付されていたのだから。
しかも、しかもだ。
コーディネイターを敵視する集団であり、政府と軍が、コロニー防衛の長である国防委員長である自分が警戒しなければならないブルーコスモスがコロニーへの核攻撃を企ているといった情報までもだ。
情報が真実で裏の取れた信用できるなのだとしたら脅威であり絶対に阻止しなければならないし、正体不明の若造に諜報において一国家の一組織が遅れをとったのだからそりゃあ不機嫌にもなる。
まあ、それはしょうがないと言ってもいい。
いくら個人々がナチュラルより優れたコーディネイターだとしてもプラントは国家として若すぎ、地球連合又は大西洋連邦やユーラシア連邦のような地盤が固く歴史ある巨大組織に出し抜かれてしまうのは当然のようなものだから。
原作という正史を知識として有しホワイトスターとヴェーダを持ちいるアルティスは別だとしてもだ。
「ええ、そうです。名はアルティス・ブロウニング。機動衛星ホワイトスターの管理者であり純粋種と呼ばれる存在です」
そこからアルティスは語りだす。
己れをパトリックに信用させる為に例え嘘で固められた内容であっても真実見があり本当かどうか裏をとることが不可能な身の上話を。
自分がどのような存在でホワイトスターをどういった経緯で所有するに至った等々、真実をおり混ぜて何食わぬ顔で。
パトリックに取り入る為に此処で躓く訳にはいかない。
彼だけではなく最高評議会にも〝白き魔星〟を認めさせなけねばならないのだ。
けっこうと言うか、かなりの綱渡りだったりする。
通信ごしでパトリックを前にして背中の方は冷や汗が止まらずにいるのがいい証拠だ。
「そこで、最高評議会の議院の皆様並びにザフト高官及び技術官の方々をホワイトスターへの招待をしたいのですが、いかがでしょう? もちろん護衛として兵の同伴もけっこうです」
『……わかった。貴様が言うホワイトスターとやらがどれ程の物か確かめさせてもらおう。だが、そちらに行くかはデータを提出し議会で決めてからだ』
「構いません。それが当然でしょうから……それでは、良い結果をお待ちしております」
こうしてプラントとの接触を終え、その後の議会でパトリックに渡したホワイトスターと兵器類や食糧プラント等のデータが公表さた。
突然と提出された眉唾物のデータに議論が荒れるに荒れた。
パトリックの盟友で議長であるシーゲル・クラインが真実かどうかは直接見て確かめればいいということでアルティスの申し入れを受けることになった。
議長であるシーゲルと軍の全権を任されている国防委員長のパトリックは当然として、自分の仕事に余裕があるか空きのある議院たち。
それと、復数名の技術者たちと白兵戦の実力が高いザフト兵がホワイトスターへと赴くことになる。
その赴いたホワイトスターで常識を外れた数々の技術に驚愕することになる。
公開された情報は宇宙世紀・OG・マクロスといった現存の技術力で比較的常識が通じる物だけにとどまっており、勇気とかの精神をエネルギーとする常識がまったく通じない技術が在るなどと彼らはまだ知らない。
◆
プラントがホワイトスターを受け入れ、各起動部隊へ現主力機であるZGMF-1017ジンからホワイトスター産のMS(PT)を機種転換する形で配備が進む中、しびれを切らした地球連合がプラントに対し宣戦布告を発表。
連合各政府の命に従い地球連合宇宙軍の艦隊が月面基地プトレマイオスよりL5にあるコロニー群プラントへと侵攻を開始。
それに対応し防衛するためプラント政府もザフトにコロニー防衛ラインの構築及び配置を急がせた。
現最新鋭のジンよりも何世代も先の技術で作られ優れた機体だとはいえ、整備やら補給品等の搬入等の問題から種転換は流石にコーディネータをもってしても時間が足らず上手いようにいっていない。
それでも訓練校で良い成績やMSパイロットとして高い適正能力を出した兵が配属されている部隊を優先にアドバイザーのイノベイドとサポートロボのハロにカレルを含め配備を進めたためまだマシだと言える状態だろう。
外から新に持たされた技術に技術部と整備士は驚愕するなり目から鱗を溢すなりで、てんてこ舞いの状態なのは別として。
で、どのようなMS(PT)が配備されたかというと量産型ゲシュペンストMkーIIだ。
重力質量と慣性質量を別個に変化させることが可能な装置であり、搭載することで高効率の推力を得ることが可能となった高効率反動推進装置のテスラドライヴを標準装備したシャドウミラー産の機体をベースに装甲等を変更して改造した物である。
装甲と内部骨格にあたるフレームのGIIフレームをガンダリウムγに変更し基本防御力を上げと重量を減らして柔軟性のアップをするとともに、関節の可動摩擦面に磁力コーティングを施すことで抵抗を減らすと同時に機体が挙動する反応速度を向上させるマグネット・コーティングを各関節部に施した。
本来はフィールドモータに用いる技術なのだが、そこは何とか可能にした。かなり強引ではあるものの成功して万々歳だ。
また、機体の装甲全面に対ビームコーティングを施し、両肩の装甲にエネルギーフィールド発生機を取り付けアルティスが知る近い未来の対策も備えさせてある。
戦艦にはビーム砲が備わっているのは当然ではあるし、ビーム兵器を標準装備している連合の量産型MSが登場してからでは遅い。
動力はPTの基本動力の核融合ジェネレータではなく、動力炉内の高温プラズマ閉じ込めに磁場を使わず重力を用いることで、より高いエネルギー発電効率を実現しているプラズマ・ジェネレータを搭載。
コクピットは箱形の全周囲モニターをそのまま採用してシート部分をパイロットに掛かるG軽減のためリニアシートへ変更。
そのコクピットをブロック化させ脱出ポッドにしてある。
此れはザフト軍の人材不足を配慮しパイロットの生存率を高める為の苦肉とも言える処置だ。
また近々登場するプラント産対核兵器のNジャマー対策として全ての電子機器を量子コンピューターへと変更してあり、此れにより量産型ゲシュペンストMkーIIのみレイダーや通信機が通常使用可能となっている。
コロニー防衛戦が終了次第、プラントとザフトの電子機器全てを量子コンピューターへと更新していく予定だ。
OSには当然、最小の操作でOSがあらかじめ登録されているモーションから適切なものを選択し動作に移すようになっており、操作の簡易性が増しパイロットの負担が大きく軽減させ素人でもある程度の操作を可能にした「戦術的動作思考型OS」、タクティカル・サイバネティクス・オペレーティング・システム(Tactical Cybernetics Operating System)。通称TCーOSが搭載されている。
武装はC.E.共通の動力を直結させて荷電粒子を撃ちだすビームライフルをはじめとし、既に生産されてしまったジンの兵装にPT共通が装備できる物を一通り揃えた。
ホワイトスターのチート設備を使うことで初めて資金度外視を可能とした機体がジンと同じグレーに染められメンテナンスベッドに立たち並ぶコロニーの宇宙港内MSドック。
並ぶゲシュペンストのうち一体のコクピットでイノベイドの指示の元、自分用にセッティングを続けるエリートの証明の証の赤いパイロットスーツ姿のザフト兵が一人。
ヘルメットを外した状態で無重力で肩まで伸ばした金髪を靡かせて某赤い人のような黒いサングラスをした男、彼の名はラウ・ル・クルーゼという。
彼の正体はアル・ダ・フラガという資産家の男が自身の後継者は自分が良いとし、資金提供を行っている研究施設で作らせたアルのクローン体である。
つまりはコーディネータではなくナチュラルとなるのだが、何ゆえコーディネータが自衛戦組織として創ったザフトに所属しているかと言うと復讐の為だ。
このC.E.世界でコーディネータを産み出す遺伝子技術は進んでいるものもクローニング技術はクローンを産み出すことじたいが生命の冒涜とし禁止されていたため発達しておらず、人のクローン体を産み出すことはできても寿命等の問題点を解決できていなかった。
そんな未熟な技術で世に生を受けたのが彼、ラウ・ル・クルーゼという人間だ。
彼もまた常人よりもテロメアが短く寿命も半分以下といった問題を抱えていたのだ。
作り出すことを依頼した張本人のアル・ダ・フラガはクルーゼを身勝手にも欠陥品と称し、犯罪であるクローンを自身が自ら作ってしまった汚点を世間にさらすことを是とせず己れの屋敷に閉じ込めた。
失敗作の欠陥品。
そのようなことを何も知らない幼きころから言われ続け、豪華な屋敷内とはいっても最低限の人のみとしか接触を禁じられ幽閉されていたのだ。
人格が歪まないはずもなく、身勝手に命を作り金で全てをどうにかできると勘違いを抱くアルへの憎しみを蓄え、こんな自分を作った愚かな男に対し遂に彼は復讐を決行。
フラガ家の屋敷に火を放ちアル・ダ・フラガを憎しみの炎で焼き殺し復讐を果たす。
だが、復讐を果たした彼の憎しみは晴れることはなかった。
外の世界で人の醜さと愚かにも積み重なていく業を、その生まれ故なのかフラガ家特有の能力故か人の闇を敏感に感じ見た彼の心を黒く染め上げ暗い憎悪を抱かせるには充分だったのだ。
彼、ラウ・ル・クルーゼは己れのような命が個人の都合で作り出される世界に、汚く過ちを繰り返していく人類に溜め込んだ憎悪を向け人間をその業によって絶滅させることを目論みプラントへ身を潜ませ己が野暮を果たすためザフトに入隊。
それが彼がザフトに在籍している理由だ。
しかし、予期せぬイレギュラーによって人より早く終わる人生の中で初めて光を与えられ、更には用意周到に準備していた野暮を成就させるがため進めてきた準備を全て潰されるようなことになるとは……
「どうだい。キミ用に調整とカスタマイズを施したゲシュペインストは、クルーゼ」
クルーゼ専用に仕上げられたゲシュペンストMkーIIの調子を聞くため開いたコクピットハッチを足場に話しかけた人物。
クルーゼと同じ金髪を靡かせる赤と白のオリジナルカラーのパイロットスーツ姿の美人のカテゴリーに分類させるだろう顔立ちに細い肉体。
ホワイトスターを管理するアルティス・ブロウニング。
女性と間違われても仕方ない美しい容姿を持つ彼がクルーゼの野暮を砕き希望を与えた張本人だ。
アルティスはプラントに接触する前にクルーゼを彼が作られたコロニー〝メンデル〟に呼び出して接触をし、彼の野暮をその先に抱き思い描く未来を看破してみせ、ヴェーダを介し地球連合への伝達網をはじめとした全てを潰すなどとやってのけた。
それだけではとどまらず短い寿命の原因でありネックであるテロメアの治療をナノマシンを用いて呆気なく施してしまう。
同じアル・ダ・フラガのクローンで分身であり弟分のような存在の少年の治療までやってしまい「彼の為にも憎悪などに囚われるような生き方を止めろ」などと言われる始末。
完璧に完封されクルーゼは完全にアルティスの前で完敗したのだった。
各スパロボ作品には機械的、生物的に人造人間を生み出す国にしろ組織がかなりの数で存在するのだ。
それらの技術が凝縮しているホワイトスターを持つアルティスが相手だったのだから仕方がないだろう。
流石に今まで溜め込んだ憎悪を取り払うことなどできる訳がないものも、人並みの人生をおくれるようになったのは少なからず心に余裕を。
寿命が急速に縮む反動によっておこる発作がなくなり症状を抑え込む薬を摂取しなくなったことが身体が治った証拠。
史実の顔半分を隠す仮面ではなくサングラスに変わったのはその影響なのかもしれない。
自分の闇に光を与え超技術をもって何をなすのか興味を覚え、クルーゼはアルティスの行く末を視るため友人となった。
「キミか。素晴らしい限りだよ、このゲシュペンストは」
コクピットハッチに立ちコクピット内に顔を覗かせ話しかけたアルティスに作業を止めずに顔を向けるクルーゼ。
「そうか、それは良かった」
「機体性能にOSもそうだが、特にサイコミュシステムだったか。これはいい、私の操作技術に素直に反応してくれる」
クルーゼの為に用意した彼専用の量産型ゲシュペンストMkーII。
ニュータイプ染みた直感力と高い空間認識能力を持つフラガ家の能力の力を持つ彼の反応に機体が追従できるようコクピット回りにサイコフレームを着けサイコミュシステムを積み込んだ所謂NT専用の使用となっている。
フラガ家の能力がニュータイプとは似て非なる物なのだろうがクルーゼの能力を十全に発揮することは可能だろう。
ちなみに彼らが着用しているザフトのパイロットスーツは史実の物とは違く、宇宙世紀系のU.C.0090年から採用されて宇宙軍を中心に更新した地球連邦軍のノーマルスーツだったりする。
デザインもそうだがヘルメットは全の軍が共通で無駄に凹凸が大きすぎなのがどうも気に入りらないことから、デザインもよくてG軽減性能が高く動きやすさからザフトのパイロットスーツに制式採用させた。
完璧にアルティス個人の趣味による我儘だが、実際に衝撃を受けコクピット内がシェイクされた場合には大きな大凸によって首をやりかねないのだからよかったのかもしれない。
機体と操作性等をアルティスがクルーゼと問答を繰り返していく中、突如と場を埋め尽くさんとばかりのアラートが鳴り響く。
「ッ――これは、まさか」
「どうやら来てしまったようだな、連合の宇宙艦隊が。アルティス、キミは自分の機体へ急ぎたまえ。直ぐに出撃だ」
「ああ、そうだな。そうするよ。頑張ってくれよザフト・レッド」
「フッ。ならば私は、キミの腕前を見せてもらおうとしようか」
「ありゃ、こりゃあ無様な姿はさらせないね」
直ぐに出撃して戦場に行くと言うのに余裕全快のやり取りをして自分のも個人専用にカスタマイズしたゲシュペンスに向かうトアルティスをはじめ、宇宙港から直接出撃するパイロットは急ぎ自身に与えられた機体に乗り込んでいき出撃の準備を速やかに進めていた。
命を奪いあいう戦争が始まる。
これからプラントの一つの国会として独立を果たす為の、国家の威信を賭け独立を阻止を遂行する地球連合の宇宙と地球を戦場の舞台とした長い戦争を告げる始まりの戦争が始まる。
後書き
2016/02/20
パイロットスーツをマクロスからUC系地球連邦軍の物へと変更しました
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