旧エクリプス(ゼロの使い魔編)
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第03話 ムー大陸
ブリミル暦6142年 フェオの月 フレイヤの週 虚無の曜日
皇紀2700年 4月 1日 日本帝国 柊総合技術研究所(柊技研)
Side プロト
「おはようございます。光輝さん。」
「おはよう、プロト。」
「万能工作艦の出航の準備出来ています。」
「ムー大陸プロジェクトも始動開始か・・・。」
「テラフロート建設ですね。」
「ハワイ諸島を中心に囲む様にテラフロートを建設する。其処に、日本に生息する動植物を移す。この世界の生物多様性を守る必要がある。
また、希少生物を保護する目的もある。」
「それで、日本を更地にするのですね。」
「あぁ、G元素の採取を含めてレアメタルや鉱物資源を採掘する。」
「その後、地下層にインフラを整備して、残りの区画を植生プラントに利用する。表層には、居住区や公共施設、家畜の放牧場、自然公園を作る。
最低でも標高30mにして、津波対策を行う。勿論、地下層にも地震対策を行う必要があるがな。」
「山や川、湖等はどうするのですか?」
「山は、富士山を残して、人工的に作り直す。山の内部に採掘した資源の保管施設を作り、貯蔵施設とする。川は、雨の排水と水棲生物の為、作る。洪水対策には、地下に排水口を作り直接海に流す。上水施設や農業用水は、全て海洋深層水を使う。湖は、自然公園とする。
国土の80%は、平地とする。活火山は、資源採取と地熱発電所や温泉施設等に有効利用する。」
「魔改造ですね。」
「あぁ、平行世界から避難民を受け入れる為だからな。」
「プロトには、日本帝国の首相を引き受けてもらう。後、ムー大陸の開発とハルケギニアの文化調査、生物調査、魔法調査、政治動向調査、エクリプス商会の各ポストをバイオロイド達に割り振ってくれ。」
「了解しました。」
「俺達は、これから現地調査に向かう。回転翼航空機も完成しているからな、6組計60名のバイオロイド達を完全装備で集めてくれ。
各組はそれぞれ、トリステイン王国、アルビオン王国、ガリア王国、帝政ゲルマニア、ロマリア連合皇国、東方(ロバ・アル・カリイエ)に向かう。
調査対象は、言語調査・魔法使いのDNAマップ取得・一般人のDNAマップ取得・書籍調査だ。
丁度、魔法学院も入学式だ。生徒の素性を含めて、情報を取得する。学院には、図書館もあるし都合が良い。
学院の各施設に定点カメラを接地して、リアルタイムに調査を行う。
後、アルビオンとガリア組は、フネの調査も行ってくれ。特に風石機関の仕組みが知りたい。」
「エルフの国は、調査しないのですか?」
「今回は、調査しない。先住魔法がどの様に働くか分からない。熱光学迷彩を装備しても見つかる可能性がある。エルフとは正式に国交を結ぼうと考えている。」
「了解です。準備します。」
Sideout
後書き
次回は、現地調査を行う予定です。
暦を修正しました。
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