ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~
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説明と結婚
俺はミザールを家に連れていくと、早速詳細を説明してもらった。
聞くところによると、グランザムから俺達の位置をモニターしていたと言うことだ。
しかも、ヒースクリフにパーティメンバーを聞いたとたん、嫌な予感がして、アスナと共に迷宮区まで走ったと言う。俺達が一時間かけて歩いた距離、約五キロメートルを五分で走破した計算になるが、俺の鬼人化や鬼人強化辺りでもしない限り不可能だと指摘すると「愛の成せる技?」と首をかしげて微笑んだ。
「まったく……お前もお前で無茶しやがる」
「ごめん……」
しゅんとするミザールの隣に座り、頭を撫でる。
「……まぁ、お前が来てくれたことには感謝してるよ。それに、ヒースクリフも一時脱退を了承してくれたしな」
俺はベッドに倒れながら言う。
「……でも、やっぱり俺が一緒にいるとお前には迷惑ばかり掛けるな。現実でも……ここでも……」
「そんなこと……」
「あるよ。今回だって、俺のせいでミザールに迷惑を掛けたんだ。……やはり、俺はレッドのまま生きていた方が良かったのかも知れないな……」
すると何を思ったのか、ミザールが俺の腹を殴る。
「痛ぇ!!何すんだよ!!」
俺は起き上がるとミザールを見る。すると、ミザールが泣いていた。
「どおして………そんなこと言うの………?」
「え……?」
「レッドのままが良いなんて………どおして言うの………?」
泣きながら言うミザールに俺はどうしていいか困った。
「私は……ライトが迷惑だなんて思ってない……好きだから……好きだから一緒にいるだけなのに………どおしてライトはそう言うの………」
「い、いや………ミザール?」
「ライトは私の事が嫌いなの……?」
その一言に、俺は言葉を失った。
「ライトは私の事が迷惑なの……?」
「バカ、んな訳あるかよ。ただ……」
俺は少し息を吸い、
「……俺がお前を好きになっちまったからだよ」
「……え?」
「あーもう……台無しだ色々……」
俺は顔をベッドに埋める。
「ライト……今、何て……」
ミザールが俺の体を揺すりながら言う。
「……好きっていったんだよ」
すると、ミザールが俺の体に乗っかってくる。……背に何か柔らかいものが当たってる気がする。
「いつ……から?」
「……秘密だ。お前より、俺の方が片想いが長いとしか言えないな」
「……じゃあ、今まで軽くあしらったり、鈍感な事とかは……?」
「……普通に恥ずかしいからだ。察しろ」
すると、ミザールが俺の首に手を回す。
「……じゃあ今までのは嘘?」
「半分本当半分嘘」
途端、俺の背に何かが強烈に押し付けられる。
「ちょ!?ミザール!?」
「今までの、罰」
俺はミザールを押し退けようとするが、態勢的に不可能だと判断し、無駄な抵抗を止めると、ミザールが俺の頭を撫でる。
「ライト、好き。誰よりも、どんな人よりも。人一倍、好きだよ」
「……全く、俺に付き合うとろくな事が起きないのを分かってて言ってるのか?」
「うん。ライトとなら、何処へでも、どんな所でもついていく。行くときは、いつも一緒。そして、帰るときも、一緒」
それを聞くと俺は半分飽きれ、半分感心して、ウインドウを操作する。
「これ……」
ウインドウを見たミザールが呟く。
「覚悟しとけ。俺は絶対、お前を離さねぇから」
俺がミザールに結婚するか否かのメッセージを送ったのだ。流石にここまで言わせたら責任を取るしかない。
「……うん。私も、絶対に離さないから。ライトの手を」
ミザールがそう言って、俺の手を握った。
後日談ではあるが、あの日をキッカケに、キリトとアスナも結婚した様だった。
その時の様子と言うか経緯と言うか多少不思議に思ってしまった。だって、あの二人が結婚するとか何のイベントが起きた!!としか思えないからだ。
まぁ、あの二人だから決して嫌な方向に向かわない筈……だと思いながら、俺は二人を祝福した。
後書き
何かスッゴイ適当でごめんなさい!!恋愛とか無理!!男は付き合ってみないとこう言う系は書けないと断言したい!!と言うか、キャラ崩壊してるし!!何あの二人!!恐ろしいほどキャラ崩壊してんだけど!!
まぁ、良いとしてですね。問題は別にあるんすよ。それは……
ストブラのネタが出来ずに更新できない!!
これなんですねー(棒
俺的にはもう更新したいんですけどニーナさんマジどうすればいいの的な感じで困ってます。アデラートさんマジ勘弁。
……まぁ、そんな私情で始めたライト君物語、ソードアート・オンライン~黒の剣士と狩人~。これからも応援よろしくお願いします!!
あ、ALOライト君の種族、まだまだ募集してまーす。では!!
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