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カンピオーネ!~転生者は鍛治師?~

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第五話 ~犬塚詠牙の一日~

 
前書き
感想ありがとうございます。感想を読むやはり勢いとノリだけじゃどうしてもうまくいかないと言うことがわかりました。だけど完結まで頑張って見ようと思います。
そして別の世界の住人が出てきたりします。 

 
あの護堂君のカンピオーネになるという出来事から三ヶ月・。ここ私立城楠学院の2年の教室では・・・

「詠牙~見せてもらった写真の美人って誰なんだよ?」

「そうそう。お前いきなり冒険いく!とかいってでていったら何かしらお土産としてもってきてたけど、なんで今回は写真だけなんだよ」

「俺達お前の突拍子もない行動で色々楽しみにしてんだけど?」

クラスメイトからは俺が冒険大好きな人間にみえてるらしい。だけど、その行動は色々なところで仕事してるからだが・・・

「今回は人に会うために行っていたものだからなぁ・・・。もっといえば急に思いついたようにいったのは呼び出しをくらったからだよ」

「そういっていつもそうだろ。前だっていきなり『ラ〇ュタ探してくる!』とかいってどっかいったし・・・」

「あったな~そんなこと。たしかそのとき何か青い石を持ってかえってきたよな」

「そういえばあの青い石だけどどこに捨てたんだ?」

あ~確か前は急に鉱石を探したくなって飛び出したんだっけ・・・。その言い訳がラピュ〇ってねえだろ・・・。だけどあのときはテンションがおかしかったしなぁ・・・

「確か青い石は一年の頃の教室の後ろにおいてなかったっけ?」

「・・・それまずくない?」

「どちらにしろ新入生とかが入ってきてるから教室は掃除してるだろ」

まぁあれはただの青い石だしな・・・たまに青い光りを放つけど。

「詠牙話そらそうとしてないか・・・?」

・・・気のせいだろ。

「そうそう美人で思い出したけど、一年の草薙護堂だっけ。何かあいつを追っかけて外国の女子が学校にきたって知ってるか?」

「転入してくるのは来週かららしいけど、そうとう美少女らしいぞ。もう何人かが告って撃沈してるらしいけど」

「あぁそれ知ってる。なんでも今は気になる彼だけを見ていたいっていってたぞ。だけど惚れたとか聞いてないけど・・・もしかして気になるから気持ちを確かめにきたとかそんな感じなんかな?」

・・・エリカ・ブランデッリだったか?気持ちを確かめるというのはもしや護堂君がカンピーネだからの気持ちなのか・護堂君だからの気持ちだからを確かめるつもりなのかねぇ・・・。まぁ、俺には関係ないけど・・・護堂君・・・女の子が君に惚れていると宣言して本気になったら怖いぞ・・・。

「・・・そういや~告白といえばうちにもいたな。されてる奴」

「そうだな。確かにいたな」

「だな。・・・何を隠そうそれはおr「「「「ネェヨ」」」」・・・最後までいわせろよ!」

なんかこっちに話題が飛んできそうなんだが・・・

「お~いそこの男子ー席につけー」

グットタイミング!先生ありがとう!
教室に先生が入ってきてその時間は終了した。



昼休みになりご飯を食べるぞというときいつもなら弁当をもってきているが、今回は忘れてしまったから購買のパンを買いにむかうと

「・・・いつもながらすごいな・・・ここは戦場かっていいたくなるな・・・。まぁその戦場に今から殴り込むんだがな・・・。・・・ん?」

順番なんて知らなん!とでもいうように男共であふれかえっていた。だいたいここにくるのは弁当をもってこない奴だらけなんだが、たまに買いにくる生徒達もいるがこれをみて諦めて教室にもどるのが普通なんだが・・・それをしらないのだろうか女の子が数人固まって待機しているようだった。
近づくと話し声がきこえ

「・・・ねぇ裕理・・・私たちのご飯分けてあげるから戻ろう?」

「そうだよ・・・売店がこんなにすごいことになってるなんてしらなかったし・・・この中にはいっていったら大変だよ?」

「いえ・・・皆さんのご飯を分けてもらって迷惑をかけるわけにはいきません。お弁当を忘れてしまった私がいけないんです。だからここは頑張って買ってきます!」

・・・あ~・・・聞いちまったもんは仕方ない・・・

「・・・そこの女子3人組~ちょいとそこで待機!」

「「「はい?」」」

声をかけそのままダッシュで戦場に入った。そこでは

「どけ!ハイエナどもが!(俺)」「っげ!犬塚!」「え?まじ!?」「キャーエイガサーン(野太い声)」「今度こそ犬塚には渡さん!」「・・・ふぅ」「このコロッケパンは絶対渡さん!」「踏んでください」「もっていかれる前に確保しろ!」「こちら相良!至急増援を!」「てめぇ!俺の脚ふむんじゃねぇ!」「焼きそばパン確保!」「罵ってください」「おばちゃん!これだけ会計お願い!」「なんだってぇ!?(割腹のいいおばちゃん)」「ひぃ!?」「ここでそれは禁句だばか!」「お姉さん!焼きそばパン・カレーパン・カツサンド・サンドイッチ・チョココロネ・ツナマヨオニギリ!(俺)」「あ!犬塚!てめ・・!」「はいよ!全部で1000円ね」「ちょうどね!ありがとお姉さん!(俺)」「くそ!またもってかれた!」「まだ残ってる!早く確保して自分の手に!」「お姉さん会計お願いします!」「~~~!」「~~~~~!」

俺は戦場から出てきて

「ほぃ。俺はカレーパンとツナマヨオニギリでいいからあとはどうぞ」

「「「・・・え?」」」

「いや・・・え?じゃないでしょ。そこの子が弁当わすれたから購買にきたんでしょ?ここは戦場だからねぇ~女の子が一人で買うっていうのはきついものがあるでしょ」

いきこんでいた女の子にカレーパンとツナマヨを抜いて袋ごと渡しそのまま去ろうとしたが

「いえ!いけません!私が自分で!」

そういうがねぇ・・・

「・・・もう購買のパンって残ってないよ?」

「・・・え?」

女の子は振り返り購買の方をみると大量にあったパンとかはもう何も残っていなかった。

「ここの男子はハイエナに近いからねぇ・・・。授業終わってすぐにきても男子は順番とかなにもない無法地帯の住人だからすぐ売れ切れちゃうのよ。それに俺は君たちが困っていたようにみえたから気まぐれで買ってきたようなものだしな」

だから気にすることはない。そう伝え離れていこうとすると

「ま・まってくだ(ピクン)・・・」

「ん?何かいったか?・・・なんでもなさそうだから俺はいくな~」

その場をさっていった。

その時その場での事が後にある出来事を起こす



パンとおにぎりを食べ終わりまったりしていると、

「・・・ん?あれは護堂君?・・・なんで追われてるんだ?」

屋上から校庭をみると護堂君が男子達から追われていた。その男子達を見ると

「「「「モテない男達の怨念をその身に刻めーーーー!!!」」」」

「何考えてんだ反町達!俺はただ困ってた女子を手伝っただけだろうが!」

「「「「その女子の顔をちゃんとみたか!?あれはお前に惚れそうになっていただろうが!!!」」」」

「そんなわけあるかーーー!」


・・・こんなところまではっきりと聞こえたんだが・・・。どうも護堂君は困ってた女の子を手伝ってあげただけだが、女の子はなにか好意を向けた。それをあそこの男子達は惚れた→また護堂か!→モテない俺達にも紹介しろ!→護堂君はそんなわけあるか!
そんな感じの流れかねぇ・・・。

「・・・よくもまぁ・・・何度もしていることなのに飽きないかねぇ・・・」

それを眺めつつ食後のひとときを満喫してる俺も俺だが・・・。それにあの男子達が言ってる事で目くじら立ててたら護堂君は女性と接触するだけで惚れさせるということになるから・・現実問題それはないと思うんだよね・・・。もしそれが本当なら放射線みたいになにか特殊なフェロモンでも振りまいてる事になるしねぇ・・・。

「・・・っとそろそろ戻らないと午後の授業遅刻するなぁ・・・」

そんな事を考えつつ屋上から出ていく。護堂の悲鳴は聞こえなかった・・・


まったり授業を受けつつどんなものを打つかを考えて午後の授業は終わった。やっぱり鍛治の事を考えると時間が立つのが早いと思いつつ帰りの仕度をしていると

「お~い詠牙~これから暇?」

「ん?・・・特に急ぎの用事とかはないけど・・・何か用か?」

「いやこれから俺たちカラオケにいくつもりなんだけど、お前もどうだ?」

「そうそう。もちろん金は割り勘な」

「っふ・・・。俺の美声にy「「イワセネェヨ」」・・・だからなんで最後まで言わせない!」

そんなやり取りを見ながら

「・・・たまにはカラオケっていうのもいいな・・・。んじゃ俺参加で」

詠牙はそう答え3人の後についていく。校門にさしかかるとなにか人だかりが出来ていた。それを通り過ぎようとすると

「あ・詠牙君がきたよ」

どこかで聞いた声が俺の事を呼んだ気がした。

「待ってた人がきたからそこどいて」

この命令口調に違和感がない声も・・・

「・・・詠牙・・・なんか美少女がお前を呼んでるぞ?」

「・・・なんでこんな奴が・・・・」

「・・・なんで今日はこんなに色んな出来事がおこるんだ・・・」

何故か今日に限って色々な場面に出くわすが、いつもこんな事があるわけではない。これなら普通にかえればこの騒動に巻き込まれずにすんだかもと現実逃避に近い事を考えていると

「聴いてる詠牙君?」

「あ~こういう顔してるときって大体現実を受け止めてない時のものね・・・」

・・・そうだよちくしょう!
だけどなんで

「高町にバーニングがいるんだ・・・?」

「バーニングいうな!」

「にゃはは・・・久しぶり」

鋭いツッコミをもらっていたら

「・・・ちょっとあの人の事で・・・」

・・・あの人・・・?あぁ

「なんとなくわかった・・・。・・・そういうわけで急用ができた。カラオケはまた今度」

そういうことで、じゃっ。と手をあげて離れようとすると

「・・・い~ぬ~づぅ~かぁ~!」

「・・・これはあの後輩の反町達に話してみたほうがいいか・・・?」

「あ・俺反町の番号しってるぞ」

「ならさっそく電話して報告だな」

明日は怖いがきにしないほうがいいな・・・。




詠牙はそのまま学校をはなれ人払いの結界をはった公園で高町達に詳しく事情をきくと

「はぁ!?次元震を感知した!?そういうのって向こうの世界のものだろ?この世界はあの世界とつながってるわけじゃないのにどうして?」

「うん・・・なんでかわからないけど感知したんだよね。レイジングハートも感知したっていうからその原因をフェイトちゃん達が探している間に私たちが詠牙君に報告するためにきたの」

「・・・それで俺にどうしろっていうんだよ・・・。俺はそういう事には詳しくないぞ?」

コーヒーを飲みつつどうしてほしいのか聞いたら
               
「・・・うん。して欲しい事は幽世にいる須佐之男之命様達にコンタクトとってほしいんだ」

「ぶぅ!・・・ゲホ・・・なんで!?そこでスサノオが出てくるんだよ?」

「もしかしたら、この原因をしってるかもしれないから」

あ~・・・もしかして

「『最強の鋼』の事柄が関係してると思ってる?」

あの話はそこまで影響のでるものとは聞いてないから実際はどうなのかわからないけど、その線は薄いと思うんだが・・・

「違うわよ。私達が考えてるのはもしかしたらカンピオーネが誕生したかもしれないっていう事。それの他にはまつろわぬ神が出てきたかもしれないって事」

・・・

「・・・前者の神殺しの誕生はないと思うな・・・。誕生したのは数箇月前だし。まつろわぬ神だったならどこかしら問題があっていいものだが・・・」

「問題はそこよ。原因がわからないままだとどうなるかわからないから聞きたいのよ。これがまつろわぬ神だったのなら詠牙に問題解決してもらうとして」

「ちょっとマテイ」

「これがほかの事が原因でも一応須佐之男之命様たちはトップでしょ?報告はしておかないと」

俺の言葉は無視かい・・・。

「・・・一応連絡はしてみるが、原因がわかるかわからないぞ?」

「それでもいいの。今は些細なことでも知っておかないと対処が難しいから」

「・・・はぁ・・・。ちょっと待ってろ」

ポケットから携帯をだし、≪×××ー××××ー××××≫

数回のコール音がし

〈・・・珍しいな。お前から連絡をするなんて〉

スサノオが出た。それで俺は事情を説明し原因がなにかを聞くと

〈・・・一応今聞いた事でわかっている事がある。まつろわぬ神らしい〉

「・・・らしい?それじゃぁ違うかもしれないということか?」

〈あぁ。一応霊視が出来る者が確認したらしいがそこまで詳しいのはわかっていない。なにか神性ななにかを感じたらしいがパタリと途切れていたらしい〉

「・・・おぃおぃ・・・それマジかよ・・・」

〈もしかしたらお前が原因かもしれないな〉

「・・・え?俺なにかやったか?」

〈お前・・・あれだけ世界の境界線を何度もまたいでおいてそれはないだろ・・・。もしかしたらそれが曖昧になってしまい別の世界の神がきたんじゃないか?〉

「・・・えー・・・確かに俺は何度か世界を超えたけどあれって俺の意思でどうにかなるものじゃないだろ・・・」

〈こっちだって知りたいわ!なんでそんなに世界を超えたりできるのかこっちだって初めての事象で原因がわかってないんだぞ!?それにお前自分だけならまだしも他の世界の住人をこっちに呼び込んだだろうが!?〉

「・・・いや・・・あれは仕方なくだな・・・。・・・ってそういうがあれは俺の意思じゃ制御できないし範囲指定なんてできるわけないだろ!?」

〈大方別れの時にまた会おうとかへんな事を思ったんじゃないのか!?あの力は本人の望む意思を感じて能力の範囲を広げるらしいからな。無意識でも思っていれば力が反応するみたいだからな〉

(確かに思ったけど・・・それで世界を移動するほどの力で巻き込めるのか・・・?)

〈・・・たく・・・。恵那の事を大事にしていたんじゃないのか?それなのに他の女を連れ込んで・・・恵那は捨てるってことか?〉

「っぶ!なんでそこで恵那ちゃんがでてくるんだよ!今は関係ないだろ!?それに連れ込んだとかなに変な事言ってんだ!たしかにこちらの事に巻き込んだのは申し訳ないと思ってるけど・・・それでも高町達の事を好きとか・・・それとこれは別問題だ!」

2年前、俺が世界を移動したときに出会った人たちの中でもとくに仲良くなったのが高町達だった。そのときはどうして俺だけこんなめにあうのかと思っていたけど、あの出会いはよかったと思う。だけど、それだけで高町達を向こうの世界を捨てさせるというのは何か違う。巻き込んだ当初俺はなんてこの力を手に入れてしまったのかと何度呪ったか・・・


〈・・・おい?〉

「あ・・・あぁ。どうした?」

〈たく・・・。要件はわかった。原因の究明は俺らも手伝うが、解決はお前らでしろよ?〉

「それぐらいわかってる。それじゃありがとなスサノオ。今度そっちにいったとき酒でももっていくわ」

〈わかってるならそれでいい。それじゃそろそろ切るぞ。・・・それから酒は〇島酒造の赤霧〇でいいからな・・・ブツ〉

「ちょ・・おま・・・なに指定してんだ!?・・・ちくしょう・・・切りやがった・・・」

携帯をなおし高町達を見ると

「それで原因のほうだけどある程度聞こえてたからわかったわ」

「にゃはは・・・だね。それで詠牙君これからどうする?まつろわぬ神らしき人物でいいのかな。探すの?」

「・・・探すしかないだろ・・・。ったく・・・なんで移動したのかねぇ・・・。しかも見つけたら絶対戦いになりそうだしよぅ・・・」

「自業自得よ。なんでカンピオーネ達は騒動がつきないのかしらね?」

「・・・いうな。俺もなんでこうまで日常がくずれるのかを知りたい・・・。鍛治ができればいいだけなんだがなぁ・・・」

頭をかきながらどうするかを考えていると

「それで今日はどうするの?もう6時まわったけど・・・」

時計をみると6時をまわっていた。さすがに一日で探してみつかるとは思えない。それならもうすこし情報を集めてからのほうがいいだろうと考え

「今日はこれまでだな・・・探すにしても情報が少なすぎる。このまま闇雲にさがしても時間の無駄だろう。明日になればもう少しわかるだろうと思うしな」

スサノオもなにかしら情報がはいるだろうと思うしなにより

「・・・今日一日いろんな事がありすぎて疲れた・・・。今日だけでもゆっくり休みたい・・・」

「・・・そうね。たしかに情報もなにもない状態じゃ動きようがないわね」

今日はこれでお開きという流れになったところでふと疑問がでていた

「・・・それで今日はこれからどうするんだ?用意した家まで距離あるし・・・」

そうなのである。実は高町達の住んでる場所は俺が用意をした。そこはマンションタイプである。最初こそ一緒に暮らしもしたりしたが、さすがに年頃の男女が一緒だとまずい。そう思い俺が離れる事にしたが・・・

「何言ってんのよ。今日はあんたのところに泊まるわよ」

「・・・っは?」

「にゃはは・・・本当はこんなに早く捕まえる事ができるとは思ってなかったから・・・数日分は余裕をみてたんだ」

そういうが・・・

「いや・・・荷物は・・・?」

「これから駅までいってとってくるに決まってるでしょ」本当は7時までつかまらなければホテルの予定だったし」

な・・・なんて行動的・・・

「・・・それって俺が捕まらなければずっとまってたってことか・・・?」

「・・・そうなるわね」

「どうして俺なんだよ・・・。確か裏の事情をしってる奴とか信用できる奴は教えてあるし・・・直接くるよりそっちのほうが早いだろ?」

確かに今回のような案件なら直接来てもらえるとたすかるけど

「・・・あんた・・・今まで連絡をよこさなかったのには理由があるのかしら?一緒にくらしてればこんなことしなくてもよかったんだけど?」

あ・・・なんか怒気をはらんできたんだが・・・って

「一緒に暮らしてればっていうが、俺は男、高町達女。なにか間違えがおこるかもしれないだろ!?それに・・・」

「・・・それに?」

我慢できなくなるかもなんていえるか!

「あーこの話やめやめ」

「なによ!詠牙からふってきたんでしょうが!」

ここであーだこーだいって時間を無駄にするよりもう家に泊めたほうがいいようなきがしてきた・・・

「・・・はぁ・・・もういいや。それで家にくるんだろ?荷物とりにいくぞ・・・」

「・・・にゃはは・・・なんかごめんね?」

「きにすんな・・・元々こうなったのは俺が原因だしなぁ・・・。本当・・・高町達には悪いと思ってるんだけど・・・謝るとまた怒られそうだしな」

「・・・わかってるじゃない。その話は終わったことだから蒸し返さないの」

あ~なんで女子にはかてないんだろうな・・・。
そんなやり取りをしつつ結界を解除し駅に向かい自宅にむかう3人だった。









おまけ



  ー幽世ー

そこでは今までやりとりをしていたスサノオ達がいた。

「ったく。あの馬鹿まだ踏ん切りがついてないみたいだな・・・」

「御老公、今のはもしかして・・・」

「あぁ。犬塚の所のだよ」

「そうであったな。羅刹の君からはなんと?」

そこには十二単の女性とお坊さんのような男がスサノオを囲うようにいた。

「少し前に地震のようなものがあったろ?あれの事を聞かれたさ」

「・・・そうですね。確かあのときは目覚めてしまったのかと気を揉みました」

「あいつがいうには次元震だと」

「次元震・・・。あぁ、犬塚殿が世界を渡った世界の事象でしたかな?」

「あぁ。なんでもそのときにこっちにきた人間がそれを感知したんだと」

「まぁ・・・。私どもはその時微かなまつろわぬ神の気配を感じましたが・・・それはお伝えしたのですか?」

「伝えたさ。だけど、こっちもまだわからない事が多過ぎるからな。あっちで原因がわかればいいが・・・」

スサノオは考えるような仕草をしていたがそこに

「ここで考えていてもしかたありません。もう少しわかれば犬塚様にお伝えできますのに・・・」

「さよう。今は伝えるだけ伝えたのでそれでよしとしませんかな?」

「・・・だな」

「しかし、御老公・・・先程は何を伝えたのです?なにやら楽しそうな顔をしておられましたが・・・」

「ん?あぁあれな。あれは恵那の奴のことを伝えたんだが・・・まだなにか踏ん切りつかないみたいだからな怒らせてみた」

かかかと笑うようにいうと

「まぁ!・・・恵那様の事をですか?」

「あぁ。伝えたときはなにか焦っていたが大事じゃないのかときいたら何も答えなかったさ。会うのが怖いとでもおもってたか?実際は恵那の方は会いたくて仕方ないみたいだがな」

「たしかに。羅刹の君はまだ記憶を消したと思っているのかのぅ?」

「あれはそう思ってるみたいだぜ?実際は記憶を消したんじゃなくて封印だったみたいだがな。・・・まぁその封印も時が立つにつれ弱まっていまじゃないものだけどな」

「あの時は大変でございましたね。会いに行くと恵那様はよくどこかへお出かけになられて・・・」

「前こういってたぜ【見つけても自分からは絶対に伝えない】だと」

「ほぅ?」「まぁ・・・」

「まぁ・・・大変なのは詠牙のほうなんだろうが・・・俺達は楽しくみさせてもらおうや」

「ほっほっほ」「ふふふ・・・」


おまけ終了


 
 

 
後書き
なんども書いていたのですけど、保存をわすれたりしておそくなりました。
意見や感想ありがとうございます。自分も読み返しつつ修正をするつもりですが、今はまだ修正ができません。なぜかというとつじつまを合わせていくのもそうですが、思うようにいきません。修正するにしてももう少したってからしたいと思っています。それまで汚い文章ですが見捨てずみてやってください。
今回別世界の事などもだしましたが、こちらももう少ししてから書きたいと思います。
頑張って作っていこうと思います。
 
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