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赤城と烈風

作者:fw187
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波及効果と戦史研究
  海上護衛総司令部

 此処(ここ)では極東情勢の激変後、1937年4月1日に海上護衛総司令部が創設された。
 中島海軍大臣の推した長官は第一次大戦の直後に渡英、教訓を調査の新見政一中将。
 下村正助元中将の現役復帰と参謀長任命、合州国駐在経験者・大井篤中佐等の異動にも剛腕を揮う。
 第三艦隊の最優先任務は南西諸島、対馬海峡、西太平洋の海上交通線(シーレーン)護衛。
 水雷艇改造の護衛艦、旧式駆逐艦も動員して経験値を蓄えた。

 1915年ダーダネルス海峡の実績、敷設艦『ヌスレット』に学び離島防衛対策も研究。
 第四艦隊は戦艦3隻を撃沈、巡洋戦艦1隻も撃破の機雷戦を重視の編制案が通る。
 オットー・ハーシング中尉指揮の潜水艦『U21』は戦艦2隻、装甲巡洋艦1隻を撃沈後も転戦。
 同盟国オーストリア海軍の根拠地で魚雷を補給、装甲巡洋艦を撃沈後ドイツ帰還に漕ぎ着けた。
 1918年5月18日竣工後6隻を撃沈、1隻を撃破後生還した『UB125』は常備排水量510トン。
 常備排水量490トン『UC90』『UC99』は量産に適し、機雷14個を敷設の機能も備える。

 中島海軍大臣就任後『咬龍』量産、北千島に配備の構想が軌道に乗った。
 耐寒性重視の海防艦『占守』型4隻、水雷艇準拠の電気溶接構造『択捉』型8隻も続く。
 旧式複葉機の輸送船護衛、対潜哨戒と威嚇効果、河川用砲艦の援護射撃も陸軍上層部の評価は高い。


・第三艦隊(九州西方)

第1護衛隊(佐世保)
『球磨』(50口径140㍉砲5門、60口径25㍉機銃24挺、610㍉魚雷2基4本、96式水上偵察機『東海』1機、25㌩)
『鳳翔』(28連装120㍉噴進砲6基、〃18挺、96式艦上爆撃機『明星』常用15機、25㌩)
『峯風』『澤風』『沖風』『灘風』『矢風』『羽風』『汐風』『秋風』『夕風』『太刀風』『帆風』『野風』『波風』『沼風』(45口径120㍉砲3門、〃16挺、甲板埋め込み式爆雷投射機3基、爆雷120個、32.5㌩)

第2護衛隊(呉)
『多摩』(『球磨』と同じ)
『新田丸』(120㍉噴進砲6基、25㍉機銃18挺、96式艦上戦闘機『強風』12機、18.5㌩)
『千鳥』『真鶴』『友鶴』『初雁』(39口径40㍉機関銃3門、4連装120㍉対潜迫撃砲2基、25㍉機銃16挺、爆雷60個、28㌩)
『若竹』『呉竹』『早苗』『朝顔』『夕顔』『芙蓉』『刈萱』『汐風』(〃、〃、〃、〃、27㌩)

第3護衛隊(横須賀)
『天龍』(140㍉砲5門、25㍉機銃24挺、530㍉魚雷2基4本、25㌩)
『竜舞』(120㍉噴進砲8基、〃、96式艦上攻撃機『東山』14機、20㌩)
『鳩』『栗』『栂』『蓮』『蓬』『鴻』『鵯』『葵』『萩』『蔦』『菱』『薄』(『千鳥』と同じ)

第6護衛隊
『龍田』(『天龍』と同じ)
『香椎』(120㍉噴進砲6基、25㍉機銃24挺、『南海』6機、18㌩)
『藤』『蔦』『菱』『隼』『鵲』『雉』『雁』『菊』『鷺』(『鳩』と同じ)

付属
工作艦『阿蘇』『明石』
特設工作艦『長鯨』『迅鯨』


・第四艦隊(太平洋)

第14戦隊
『夕張』(140㍉砲4門、25㍉機銃20挺、530㍉魚雷2基4本、32.3㌩)
『睦月』『如月』『弥生』『卯月』『皐月』『水無月』『文月』『長月』『菊月』『三日月』『望月』『夕月』(45口径120㍉砲3門、〃16挺、〃、33.5㌩)

第17戦隊
『厳島』『八重山』
『津軽』(120㍉噴進砲4基、25㍉機銃18挺、機雷600個、20㌩)

第19戦隊
『沖島』(140㍉砲2門、120㍉噴進砲2基、25㍉機銃18挺、機雷500個、20㌩)
『日進』(〃2基4門、〃4基、〃24挺、98式水上偵察機『南海』12機、小型潜航艇『咬龍』12隻、機雷200個、24㌩)
『常磐』(45口径203㍉砲1基2門、〃、〃20挺、機雷500個、18㌩)

第21航空戦隊
『千歳』『千代田』(120㍉噴進砲6基、25㍉機銃24挺、『南海』24機+補用4機、20㌩)
『瑞穂』(〃、〃、『南海』24機+補用8機、22.5㌩)

第4護衛隊
『香取』(『香椎』と同じ)
『占守』『択捉』『松輪』『国後』(40㍉機関銃3門、120㍉対潜迫撃砲2基、25㍉機銃16挺、甲板埋め込み式爆雷投射機8基、爆雷120個、19.7㌩)
『対馬』『壱岐』(甲板埋め込み式爆雷投射機12基、他は『占守』と同じ)

第5護衛隊
『鹿島』(『香椎』と同じ)
『佐渡』『隠岐』『八丈』『石垣』『六連』『若宮』(『対馬』と同じ)


・第五艦隊(オホーツク海)

第11戦隊
『勢多』『比良』『保津』『堅田』

第13戦隊
『橋立』『宇治』『安宅』『嵯峨(さが)』『鳥羽』

第15戦隊
『熱海』『二見』『伏見』『隅田』

第18戦隊
『木曽』(『球磨』と同じ)
『神風』『朝風』『春風』『松風』『旗風』『追風』『疾風』『朝凪』『夕凪』(120㍉砲2門、25㍉機銃16挺、530㍉魚雷2基4本、32.5㌩) 
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