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バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~

作者:ハマT
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第二十六問強化合宿四日目

学力強化合宿。この前日僕のところに来た一通の手紙。そこから全てが始まった。その手紙いや脅迫状の犯人を合宿中に見つけようと意気込んでた矢先僕達は突然覗きの犯人にされた。でも証拠不十分で何と解放されたけど雄二の一言が僕たちをこの戦いに参加させた。
「上等だ。そっちがその気なら覗いてやろうじゃねーか」
今までの三日間僕達は圧倒的な実力差に負け続けた。でももう負けない!!僕の眠気を一気に飛ばしたあの写真を男子全員に回した。僕たちも全力を出す!今度こそあの理想郷(アガルタ)にたどり着く!!

僕達は部屋で時間を待っていた。普段感じたことが無かったが時間が流れるのはこんなに遅いんだ。やることはやった、後は、全てをぶつけるだけだ。
ピピッ
不意に聞こえた電子音、戦闘開始の合図だ!
「……よしてめぇら、気合いは入ってるか!」
「「「おうっ!」」」
「女子も教師もAクラスもFクラスも関係ねぇ!男の底力、とくと見せてやろうじゃねぇか! 」
「「「おうっ!」」」
「これがラストチャンスだ!俺たち四人から始まったこの騒ぎ、勝利以外の終わりは、ありえねぇ!」
「「「当然だっ!」」」
「強化合宿第四夜・最終決戦行くぞ!」
僕達は気合いをいれ部屋から出る。この最終決戦、ムッツリーニが大島先生と工藤さん、僕が鉄人に勝つ必要がある。
外では既に戦いが始まっていた。
「お前らここは俺たちに任せて先に行け!!」
僕達に話しかけてきた須川君が相手を倒しながら僕らの道を作る。いや皆が僕らのために道を切り開いてくれてる。
「頼んだよ!」
須川君達に任せて僕達は先に進む。三階は男子側が圧倒的に押していたから大丈夫だ。
二階に着くとここでも戦闘が行われていた。
『科学教師 布施文博 VS Cクラス 黒崎トオル &野口一心
科学 665点 154点 124点』
CクラスとDクラスが戦闘に参加していた。これで後はAクラスとBクラスだけだ。ここも皆に任せて1階にたどり着く。そこにいたのは………
「遅いぞお前ら!!」
根本くん率いるB クラスだった。でもA クラスの姿がない。
「……雄二この先には行かせない」
「明久くん覗きは駄目なんですよ」
高橋先生率いる女子最強部隊、ここを突破しないと先には進めない。隙を作る作戦は雄二のタイミングで発動することになってるけど今発動しても地下で挟み撃ちだ。
「明久よお主の目的はなんじゃ?今までの何のために覗きをしようとしておったのじゃ?」
秀吉からの問い。確かに最初は雄二に誘われて始めた覗き、脅迫状の犯人を探すために始めた。
「最初は脅迫状の犯人探しだった……でも今までの三日間皆と共に戦ううちに考えが変わったんだ。今は単に欲望のままに女子風呂を覗きたい!!」
「よくいった吉井くん」
後ろから来た集団。
「準備はしていたが悩んでいた。でも君のその言葉を聞いて決心がついたよ」
この話し方、そしてこの姿。
「Aクラス男子生徒二十五名吉井明久の覗きに手を貸そう。皆道を切り開くんだ!!」
「久保くん!!」
対にAクラスが参加した。これで男子生徒全員が参加しことになる。
「旦那方!!俺達が来たからにはもう安心ッス!!」
「ヤスありがとう!!」
「いくぞ明久!!アウェイクン!!」
雄二が腕輪を起動させる。そして回りの召還獣が消える。これが雄二の作戦だ。召還フィールドには二つ以上のフィールドが重なりあったら干渉によりフィールドが消滅する。僕とムッツリーニが僅かに出来た隙間に走り込む。僕達が地下への階段にたどり着くと後ろで再び戦闘が開始した。


明久たちが1階にたどり着いた頃
「さて俺も行動を開始するとするか」
俺は今明久たちの部屋の押し入れにいた。作戦のためだ。作戦と言ってもここから明久たちとは別ルートで1階の戦いに参加することだ。
部屋から出るとここでの戦闘は終了しており人はいない。
「やっぱりここにいたのね一真」
「お兄ちゃん行かせないよ」
人のいない廊下に響く二つの足音。
「やっぱいるんだな鈴!和姉!」  
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