東方夢想録
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博麗神社 編
博麗霊夢ルート
第2話 程度の能力
前書き
幾斗「もしも世界征服する程度の能力があったら?」
霊夢「大迷惑ね...」
幾斗「オレが持ってたら?」
霊夢「霊符『夢想封印』!!」
幾斗「持ってないよ!?」
りんごを食べた結果、空を飛んだ
空を飛んだ結果、頭を強打した
頭を強打した結果、尻もちをついた
...痛かった
飛んだ話に戻ろう
飛んだらもう一度飛べと言われたんだ、だが
また家の中で飛べば...ハァ
と言うことで
外に出る霊夢にホイホイとついて行き
神社の広い敷地内で飛ぶことにした
「どうやって飛んだかわからんぞ?」
霊夢「りんごを食べた時みたいにすれば」
「...」
りんごを食べた時みたいにと言われても..
結局何が起きたかわからないぞ
霊夢「私の場合は飛びたいと思えば飛べるし」
「飛べぇ~、空を舞えぇ~、オレ飛べぇ~.....飛べないよ?」
霊夢「バカ、あんた氷の妖精以下よ、大バカよ」
「そんなバカバカ言わないでよ、わかった本気でやってみる」
まずオレが家の中で飛んだ時の事を考えようか
ん~と、気づけば飛んでたんだよな
考えてた事はなんだろう...?
うめぇ~、りんごうめぇ~、としか考えていなかったような
霊夢「もう一回りんご食べたら?」
「...あっ」
その手があったな...本当にバカだなオレ
さて、りんご、りんご
先ほどとは違うりんごを持ってくる、要は霊夢がかじっていないと言うことだ
特に理由はないが.....なんか、嫌だろ?
シャクッ
一口かじる、特に何もない
シャクッ
もう一口かじる、何もない、て言うかうめぇ
「なんも起きない」
霊夢「...じゃあさ、さっきの飛んだ時のりんごを食べたら?」
霊夢がかじったりんごを持ってくる
そして霊夢がかじった反対側をかじる
シャクッ
やはり何も起きない、あれはなんだったのだろうか
....霊夢がかじったところをかじって見るか?
シャクッ
うん、何も起きn...!?
あのときの様に視界が一気に変わる
飛んだのだ、宙に舞ったのだ
霊夢「おぉ~、下りようと思えば下りれるはずよ? 私がそうだから」
「下りろぉ~、地につけぇ~、オレ下りろぉ~」
スタッ...
「下りれた、飛べた、りんご食った....」
霊夢「でもなんで私がかじったところで?」
ん~、凄くバカな話だが、人の何かを吸収すればその人の能力をコピーできる...みたいな?
だから、今回霊夢の唾液を吸収した、だから霊夢の能力の空を飛ぶ能力をコピーした、そう言うことだ
でも何故直ぐにコピーが解除されたか...それは恐らく唾液が少なかったのだろう...すまんエロい
じゃあ試して見るか?
「霊夢...このりんごを舐めて...できるだけ、その...唾液を...付けて.....」
霊夢「はぁ? なに言ってんの?...まぁいいわ」
オレは霊夢に新しいりんごを渡す
霊夢はそのりんごを舐める....言った通り、唾液をいっぱい付けて...
何故か妙にエロく見えるのだが、そこはおいておこう
霊夢「...プチュ....ペチュ....これでぇ...良いの....ペロペロ ハァハァ」
「...う、うん」
舐めながら聞くな!! つーかハァハァってなんだ?
この人わざと言ってるだろ、わざとエロくしてんだろ!?
霊夢「....はい、ベトベトのうちに召し上がれ♪」
止めて...もう止めて.....霊夢...この人強い、超強い
霊夢がネチョッとさせりんごを差し出す、オレはそのりんごを手に取り
恐る恐る口に含む
シャクッ
...あれ? 飛ばない.....
ん~と...飛べ!! オレ飛べ!!.....
飛べと願った時、オレは飛んだ
先ほどまでは勝手に飛んでいたが、飛ぶのをコントロールできるようになった
恐らくコントロールをする分も吸収したと言うことだろう
吸収する量によって能力の濃さが変わると言うことだ
「霊夢、オレこう言う能力らしい」
霊夢「え? 美少女がエッチな唾液を垂らすのを見て終いにはその唾液を舐めて空を飛ぶ程度の能力?」
「ちげぇよ!! つか長いよ!!...んと、人の能力をコピーする能力だ」
霊夢「へぇ~、美少女の唾液を舐めて?」
「...確かにそれは合ってる、唾液じゃなくてもいいが、人の何かを吸収してその人の能力をコピーする」
霊夢「私が美少女って事は認めるのね」
「ん? 霊夢は可愛いじゃん?」
霊夢「お世辞は結構よ!!...能力コピーしたくなったら.....言いなさいよ」
「あぁ、了解」
遠回しに私を食べて と? ほぉ~、霊夢も大胆なやつだ
ふっははは、『計画通り♪』でもまぁ、霊夢が可愛いのはホントだが
霊夢「とりあえず、寒いし中に入りましょ」
「あぁ、ゆっくり普通にりんごが食べたいしな」
―――――おまけ―――――
「あのさ、イチイチめんどいから今度コピーするとき....キスでいいかい?」
霊夢「霊符『夢想封印』!!」
「調子に乗りましたすいません、止めてください、いや冗談抜きで!!!」
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