東方夢想録
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博麗神社 編
博麗霊夢ルート
第3話 スペルカード
前書き
霊夢「あのさ、人の唾液舐めて嫌とか思わないの?」
幾斗「人にもよるでしょ」
霊夢「私はどうなのよ?」
幾斗「可愛いから許す♪」
霊夢「ちぇぇぇん、ちぇぇぇぇぇん!!」
オレはあの後、家の中へ戻った
外へ出る前と同じように炬燵に中り
オレと霊夢は同時に
フゥ~...
と一息付く、それに対し霊夢は笑みを浮かべオレを見る
真顔で見返すのもなんなのでオレも同じように笑みを浮かべ霊夢を見る
何秒かそのまま見つめ会っていると
霊夢の顔が真っ赤になった
「どうした霊夢? 顔がりんご見たいになっているぞ??」
霊夢「う、うるさい!!」
何か可笑しな事を言ったのだろうか?
霊夢はムスッとしてそっぽを向いてしまった
やはり女と言う者はわからない
「なんか、すまん...キスで許してくれるか?」
霊夢「霊符『夢想封印』!!」
霊夢は服の中から一枚のカードを取り出すと
そのカードを指で挟み唱えた
「あのさ、それって何? そのカード」
霊夢「ん? これ? これはスペルカードと言って、要は必殺技ね」
「へぇ~、んで霊夢はいっつもその必殺技をオレに当てようと?」
霊夢「ま、まぁそうなんだけど....何故かあなたには当たらないのよ」
「神は言ってるんじゃない? ここで当たる定めではないと...とかさ」
霊夢「それはないでしょ、大丈夫だ、問題ない」
「そういやそのスペカは誰でも持っているわけ?」
霊夢「ごく大抵は持ってるわ、あなたは持っていないわよね?」
「もちろん! 聞いたこともなかったっす」
霊夢「ん~...しょうがない」
霊夢は後ろにある戸棚を開け、ガサゴソと手で何かを探る
あったあった と言うと霊夢はオレに三枚の真っ白な何も書いていないカードを渡してくる
霊夢「はいこれ、持っていればそのうちあなたに合ったスペルカードになるわ」
先ほどまで霊夢が持っていたスペカとは全く違うな
恐らく内容が決まれば変わるのだろう
三枚のカードを手に取り、パーカーの胸ポケットへしまう
「ありがとな、スペカになったら見せるよ(自慢気にな)」
霊夢「予想だけどりんご系の何かになりそうね」
霊夢は笑いながらりんごを手に取りそう言った
オレはそのりんごをスッと奪い一口シャクリ
「そんときゃそんときだ、次がある、それになんでもいいからさ」
霊夢「りんごがいっぱい降ってくるとか止めてよ?」
「りんご代がかからなくて済むぞ、それに脳天に降ってきたら結構痛いぞ」
霊夢「確かに一利あるわ....でもねぇ....まぁいいわあなたに合ったスペルカードって事だし」
「うむ、そうだそうだ」
霊夢「あなたって結構ポジティブなのね、良い方に良い方に持って行くのね、うらやましいわ」
「霊夢はそのポジティブとか言うのではないのか? 逆なのか? そーなのかー?」
霊夢「どちらとも言えないわね... そーなのかーって何よ」
「知らん、だが何故か人を食べている金髪幼女が浮かんだ」
霊夢「それルーミアじゃないの!?」
「知らん、だが結構可愛かったぞ? 愛でたかったぞ?」
霊夢「そう? 私は妖怪は嫌いよ」
「知らん、つかやっぱ妖怪だったか」
霊夢「今度会って見れば?」
「知らん、何処にいるか知らん」
霊夢「愛らしいからって家に入れないでよね」
「やらん」
ルーミアか...ん~、知らん
まぁ、いいや、そのうち会う事になるだろう
フラグとか言うなよな?
次の話が読めちまうだろ?
あ~しまった、自爆しちまった...
――――おまけ――――
「りんごをもう一つ貰おう」
霊夢「あんたそのうちりんごになるわよ?」
「りんごがりんごのスペカ使うって笑えない?」
霊夢「あんたがりんごになったら窓から投げるわよ?」
後書き
うp主「メタ発言はいいが、次回予告はちょっとぉ~」
幾斗「すまん、自爆した」
(ここから本編と関わりませんので...)
うp主「明日からりんご抜きね」
幾斗「ノートにお前の名前書いてやろうか? 死に時だぜ?」
うp主「そんなぁ~、どっかの新世界の神になるとか言ってた高校生のノートでもあるまい」
幾斗「オレりんご好き何だよなぁ~、繋がりわからねぇ~か?」
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