ハイスクールD×Dとオレンジ色の死神
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聖剣
前書き
なかなか進みませんね
第3話です
Sideイリナ&ゼノヴィア
イリナ「先日、カトリック教会本部ヴァチカン及び、プロテスタント側、正教会側に保管、管理されていた聖剣エクスカリバーが奪われました」
ゼノヴィア「奪われたエクスカリバーは7本の内の2本、『天閃の聖剣』と『透明の聖剣』だ」
一誠「7本?」
イリナ「そうよ。エクスカリバーは大戦で1度折れているの」
ゼノヴィア「そのエクスカリバーの破片を拾い集め錬金術によって新たな姿となったのだ。その時に7本作られたんだ」
一誠「へぇ…」
リアス「それで?奪われたエクスカリバーが、こんな極東の国の地方都市にどんな関係があるのかしら?」
ゼノヴィア「エクスカリバーを奪った連中が、この地にエクスカリバーを持ち込んだって話なのさ。そして奪った連中の主は『神の子を見張る者』の幹部、コカビエルだ」
ゼノヴィア「それでは、そろそろお暇させてもらうかな。イリナ、帰るぞ」
イリナ「それでは…」
二人が立ち上がりその場をあとにしようとする。―――が、二人の視線が一箇所に集まった。
ゼノヴィア「兵藤一誠の家で出会ったとき、もしやと思ったが、『魔女』アーシア・アルジェントか?まさか、この地で会おうとは」
『魔女』と呼ばれ、アーシアは体を震わせた。
イリナもそれに気づいたのか、アーシアをまじまじと見てくる。
イリナ「あなたが一時期噂になっていた元聖女さん?悪魔や堕天使をも癒す能力を持っていたらしいわね?追放され、どこかに流れたと聞いていたけれど、悪魔になっているとは思わなかったわ」
アーシア「……あ、あの……私は……」
二人に言い寄られ、対応に困るアーシア。
イリナ「大丈夫よ。上には伝えないから安心して。いまのあなたの状況を話したらあなたを信じていた信者がショックを受けるでしょうからね」
イリナの言葉にアーシアは複雑そうな表情を浮かべる。
ゼノヴィア「しかし、悪魔か。『聖女』と呼ばれていた者。堕ちるところまで堕ちるものだな。まだ我らの神を信じているか?」
アーシア「……はい。捨て切れません、ずっと信じてきたのですから」
それを聞き、ゼノヴィアは布に包まれたエクスカリバーを突き出す。
ゼノヴィア「そうか。それならば、いますぐ私たちに斬られるといい。いまなら神の名の下に断罪しよう。罪深くとも、我らの神ならば救いの手を差し伸べてくださるはずだ」
アーシアに近づくゼノヴィア
一誠はアーシアの前に出てアーシアをかばう
一誠「それ以上アーシアに近づくんじゃねぇ!!」
怒りの形相でゼノヴィアに飛び掛ろうとする一誠の前に木場が乱入する。
木場「一誠くん、この人達の相手は譲って貰うよ」
一誠「なっ!?ガハァ」
木場は一誠のみぞに剣の柄をめり込ませ、気絶させた
ゼノヴィア「誰だ、キミは?」
ゼノヴィアの問いかけに木場は不敵に笑った。
木場「キミたちの先輩だよ――――失敗だったそうだけどね」
その瞬間、部室内に無数の魔剣が出現していた。
Side一護
少女たちが学園に入っていって暫く待っていると
一護「…?なんだこれ、結界か?わかるか斬月」
斬月「結界に似ているが、使われている力が霊力ではないな」
(霊力じゃないか…、悪魔って奴かな?)
一護「取り敢えずいってみるしかないか。でもどうやっていくかな」
こんな街中で月牙天衝をつかうのは、論外だ
一護が唸っていると
斬月「あの程度なら切り裂くことなど容易いぞ。私を使って切り裂け」
一護「ああ、いくぜ!!」
代行証を具現化し胸にあてる
今までなら魂が体から抜け出していたが、これからはそのまま死神の力を纏う
代行証から黒い霊圧が噴出し体をおおう
現れる姿は慣れ親しんだ黒い死覇装
完現術の影響か、四肢に代行証を思わせる×字の紋様、黒い草履、首筋に装甲が追加されている
一護「変わってないし、おかしな所もない…よし、いくぞ!!」
刃の前後が削られた、出刃包丁のような刀を振り上げ
斬月「一護、軽く振るだけで良い」
言われた通り、結界目掛けて斬月を<軽く>振り下ろす
一護「はっ!!」
斬月はバターを切るように結界を切った
結界のなかは…
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