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遊戯王GX-音速の機械戦士-

作者:蓮夜
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-サイバー・エンド-

 
前書き
かなり長くなってしまいました。

相手がガチデッキだと困りますね。 

 
side遊矢
今日も今日とで深夜に釣りをしていた。
いつもの、明日香とデュエルした場所でだ。
ちなみに、明日香は毎晩夜に用事でもあるのか、俺がここにいる時は毎晩会う。
わざわざ俺に会いに来ているとも思えないから、恐らく、「なんとなく立ち寄ってみたら偶然いた。」ということなのだろうな。
偶然とは恐ろしい。
ちなみに、明日香とは何度も夜にデュエルしているが、勝率は五分五分といったところだ。
三沢、十代も同様、五分五分くらいだな。
さて、いつもならそろそろ明日香が来る時間だが…
「こんばんは遊矢。どう?釣れてる?」
明日香、登場。
「見ての通りだ。」
クーラーボックスにいっぱいの魚。
「これだけ釣ってたら、この池に魚がいなくなっちゃうんじゃない?」
言いながら、もはや定位置となった俺の隣へ座る。
「大丈夫だ。これだけ釣るのは一週間に一度ぐらいだからな。」
「…その、遊矢。ちょっと頼みがあるんだけど…」
明日香が真面目な雰囲気で言った。
「頼み?」
「ええ。ある男と、デュエルして欲しいの。」



明日香の頼みをOKし、その男がいるという場所に向かっていた。
「デュエルして欲しいならこんな回りくどい真似しなくても、普通にデュエルすりゃ良いのによ。」
「色々と事情があってね。そうはいかないのよ。」
ここは確か…灯台に向かう道だな。
「事情?」
「…噂に興味が無いあなたも、流石に知ってるんじゃない?オベリスク・ブルーの『カイザー』丸藤亮を。」
「いや、知らん。」
「そうよね。流石に…って知らないの!?」
ナイスノリツッコミ。
「誰だそいつは。丸藤ってことは翔の関係者か?」
「本当に知らないのね…まあ良いわ。カイザー亮は確かに翔くんのお兄さんで、このデュエルアカデミアで最強と呼ばれているテュエリストよ。」
話している間に、灯台に着いた。
「で、その亮さんが何で俺なんぞとデュエルしたいんだ?」
「ここから先は、本人に聞くといいわ。…亮!遊矢を連れてきたわよ!」
明日香が呼ぶと、灯台の下から、オベリスク・ブルーの生徒が歩いてきた。
「君が黒崎遊矢か。話はいつも明日香から聞いている。俺の名前は丸藤亮、亮で良い。よろしく。」
「こっちも遊矢で良いですよ。で、何で呼んだんです?」
「敬語も無しで良い。…リスペクトデュエル。相手を尊重し、お互いの全力を出し合うデュエル。それを俺はしているんだが…」
「だが?」
「君のデュエルを見ていて、俺のデュエルに足りないものがあると感じたんだ。それをデュエルして確かめたい。」
…『リスペクトデュエル』…か。
俺のデュエルにあって、リスペクトデュエルに無いもの。
「分かった。デュエルしようじゃないか。」
「本当か!?助かる!?」
「気にするなよ…ただ、俺もデュエルアカデミア最強って奴に俺の機械戦士たちがどこまで通じるか、やってみたいだけだからな!!」
デュエルディスクをセット。準備OK。
「なら、全力で行くぞ!」
「「デュエル!!」」
デュエルディスクに表示される文字は『先行』ひさびさだぜ!!
「楽しんで勝たせてもらう!!俺のターン!!」
さあて、まずは様子見だな。
「俺はシールド・ウォリアーを守備表示で召喚!!」
シールド・ウォリアー
ATK800
DEF1600
「カードを一枚伏せ、ターンエンドだ!」
「俺のターン、ドロー!」
さあ、どうくる!?
「俺はサイバー・ドラゴンを特殊召喚!」
機械の龍がフィールドに出現する。
サイバー・ドラゴン
ATK2100
DEF1600
「サイバー・ドラゴンは、相手フィールド場にしかモンスターがいない時、特殊召喚出来るモンスターだ。」
なるほど。強いな。
「バトル!サイバー・ドラゴンで、シールド・ウォリアーに攻撃!エヴォリューション・バースト!!」
サイバー・ドラゴンが放つ光線にシールド・ウォリアーは貫かれる。
「俺は永続魔法、タイムカプセルを発動する。自分のデッキからカードを一枚選択。発動後、自分のスタンバイフェイズ後にこのカードを破壊し、選択したカードを手札に加える。」タイムカプセルがカードを一枚収納し、地下に潜る。
「更にカードを一枚伏せ、ターンエンドだ。」
「俺のターン、ドロー!」
攻撃、防御、布石も抜かりなし。デュエリストの見本だな。だが、確かに何かが、足りない。
「俺はマックス・ウォリアーを召喚!!」
マックス・ウォリアー
ATK1800
DEF800
「更に装備魔法、ニトロユニットを発動!サイバー・ドラゴンに装備する!!」
サイバー・ドラゴンに爆弾が装備される。
「行け、マックス・ウォリアー!サイバー・ドラゴンに攻撃!マックス・ウォリアーは相手モンスターに攻撃する時、攻撃力が400ポイントアップする!!スイフト・ラッシュ!!」
マックス・ウォリアー
ATK1800→2200
マックス・ウォリアーがサイバー・ドラゴンに攻撃を加え、爆弾が爆発する。
「通常の戦闘ダメージに加え、ニトロユニットの効果により、サイバー・ドラゴンの攻撃力分のダメージを受けてもらう!!」
「ぐうッ…!!」
亮LP4000→1800
「戦闘で相手モンスターを破壊したターン、マックス・ウォリアーの攻撃力・守備力は半分になり、レベルは2になる。」マックス・ウォリアー
ATK1800→900
DEF800→400
「最初から全開ね、遊矢。いつもはスロースターター気味なのに。」
「俺のデッキが、いつもより楽しんでるってことだよ、明日香!!リバースカードを伏せ、ターンエンド!!」
「俺のターン、ドロー!」
俺も、亮に足りないものってのが気になってきた。
ここらでちょっと聞いてみるか。
「亮。お前、このデュエル楽しいか!?」
そう聞くと、亮はニヤリと笑い、
「ああ。お前が次に何をしてくるかワクワクしている。」
と、答えた。
デュエルは楽しんでるな。
「行くぞ。俺はリバースカード、オープン!リビングデッドの呼び声!サイバー・ドラゴンを特殊召喚!!」
また来たか!!
サイバー・ドラゴン
ATK2100
DEF1600
「そして、プロト・サイバー・ドラゴンを召喚。」プロト・サイバー・ドラゴン
ATK1100
DEF600
「プロト・サイバー・ドラゴンはフィールドにいる時、サイバー・ドラゴンとなる。」
「名前を同じにするだと…まさか!?」
「手札から融合を発動!フィールドのサイバー・ドラゴン2体を融合し、サイバー・ツイン・ドラゴンを融合召喚する!!」
双頭の機械龍が、フィールドに現れた。
サイバー・ツイン・ドラゴン
ATK2800
DEF2100
「バトル!サイバー・ツイン・ドラゴンで、マックス・ウォリアーに攻撃!エヴォリューション・ツイン・バースト!!」
「トラップ発動!くず鉄のかかし!!相手モンスターの攻撃を一度だけ無効にする!!」
くず鉄のかかしが光線を受け止め、再びセットされる。
「だが、サイバー・ツイン・ドラゴンは二回の攻撃が可能だ!エヴォリューション・ツイン・バースト!!」
「ぐあッ!!」
遊矢LP4000→2000
「俺はこれでターンエンドだ。…どうだ遊矢。俺のリスペクトデュエルになく、お前のデュエルにあるもの…何だか分かるか?」
「ああ、なんとなくなだけどな。…と、言っても、確信を得たわけじゃないからもう少し待て。俺のターン、ドロー!」
考え毎ばかりしてられないな。
「俺はジャスティス・ブリンガーを召喚!」
ジャスティス・ブリンガー
ATK1700
DEF1000
「ジャスティス・ブリンガーをリリースし、ターレット・ウォリアーを特殊召喚!!」
ターレット・ウォリアー
ATK1200
DEF2000
「ターレット・ウォリアーの攻撃力は、リリースした戦士族モンスターの元々の攻撃力分アップする!!」
ターレット・ウォリアー
ATK1200→2900
「これで、サイバー・ツイン・ドラゴンの攻撃力を超えた!バトル!ターレット・ウォリアーで、サイバー・ツイン・ドラゴンに攻撃!リボルビング・ショット!!」
「やるな…」
亮LP1800→1700
「ターンエンドだ!」
「俺のターン、ドロー!」
足りないもの…頭の中では分かっている。
だが、確信が無い。
「このターンのスタンバイフェイズ、タイムカプセルを破壊。カードを手札に加える。そして、通常魔法、強欲な壺を発動!デッキからカードを二枚引く!…死者蘇生を発動!墓地のサイバー・ドラゴンを復活させる!」
サイバー・ドラゴン
ATK2100
DEF1600
「そして、手札からパワー・ポンドを発動!!」
パワー・ポンドだと!?
「フィールド、手札のサイバー・ドラゴン3体を融合し、サイバー・エンド・ドラゴンを融合召喚する!!」
伝説の、青眼の究極龍のような機械龍…すげぇ…

「パワー・ポンドによって召喚された融合モンスターの攻撃力は倍となる。」
サイバー・エンド・ドラゴン
ATK4000→8000
DEF2800
「攻撃力…8000だと…」
「サイバー・エンド・ドラゴンで攻撃…と、いきたいところだが、くず鉄のかかしを突破できないな。サイバー・ジラフを召喚し、リリースしてターンエンド。」
パワー・ポンド。機械族融合モンスターの攻撃力を倍にして融合召喚出来るカード…が、リスクとして、使用したターンのエンドフェイズに融合したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与えるカード。
だが、サイバー・ジラフのモンスター効果は、このカードをリリースすることでエンドフェイズ終了時まで効果ダメージを無効にするカード。
よって、残るのは攻撃力が8000のサイバー・エンド・ドラゴンだけだ。
さて、何とかしないとな。
「俺のターン、ドロー!…カードを二枚伏せ、ターンエンドだ!」
このターンに出来る精一杯だな。
「俺のターン、ドロー。サイクロンを発動!くず鉄のかかしを破壊する!」
何て引きしてやがる!
「サイバー・エンド・ドラゴンで、ターレット・ウォリアーに攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!!」
トラップはくず鉄のかかしだけじゃないぜ!
「トラップ発動!ガード・ブロック!戦闘ダメージを無効にし、カードを一枚ドロー!」
ターレット・ウォリアーはやられてしまったが、何とか耐え抜いた。
「ターンエンドだ。」
「俺のターン、ドロー!俺はマッシブ・ウォリアーを召喚!」
マッシブ・ウォリアー
ATK600
DEF1200
「マッシブ・ウォリアーで、サイバー・エンド・ドラゴンに攻撃!」
「何!?」
「マッシブ・ウォリアーは一ターンに一度戦闘では破壊されず、戦闘ダメージを受けない!」
遊矢LP2000
「そして、ワンショット・ブースターを特殊召喚!」
ATK0
DEF0
「ワンショット・ブースターは自分がモンスターの通常召喚に成功したターン、特殊召喚出来る!更に、このカードをリリースすることで、自分のモンスターと戦闘し、破壊されなかったモンスター一体を破壊する!!」
「このためにマッシブ・ウォリアーで攻撃したのか!?」
「その通りだ!ワンショット・ブースター!サイバー・エンド・ドラゴンを蹴散らせ!!」
ワンショット・ブースターのミサイルがサイバー・エンド・ドラゴンを破壊する。
「俺のサイバー・エンド・ドラゴンが…」
「俺はこれでターンエンドだ。」
危ない危ない。
「俺のターン、ドロー!俺は装備魔法、再融合を発動!800ポイントのライフを払い、墓地から融合モンスターを復活させる!現れよ、サイバー・エンド・ドラゴン!!」
また来たか!?
何て引きしてやがる!?
サイバー・エンド・ドラゴン
ATK4000
DEF2800
亮LP1700→900
「このターン、マッシブ・ウォリアーを突破できない。ターンエンドだ。」
「俺のターン、ドロー!」
サイクロン来い!
再融合は装備魔法。
再融合を破壊すれば、サイバー・エンド・ドラゴンも破壊される…が。
「俺は、マッシブ・ウォリアーを守備表示にしてターンエンド。」
そんな都合よく引けないって。
「俺のターン、ドロー。サイバー・ラーヴァを召喚。」
サイバー・ラーヴァ
ATK400
DEF600
攻撃力400のカードを攻撃表示?
「ターンエンド。」
「俺のターン、ドロー!ターンエンド。」
ドローゴーって奴だ。
「俺のターン、ドロー。」
まだモンスター引くなよ~
「俺はサイバー・ドラゴン・ツヴァイを召喚。」
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ
ATK1500
DEF1000
来たよ…
「サイバー・ドラゴン・ツヴァイでマッシブ・ウォリアーに攻撃!サイバー・ドラゴン・ツヴァイは、相手モンスターに攻撃する時、攻撃力が300ポイントアップする。」
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ
ATK1500→1800
「だが、マッシブ・ウォリアーは一ターンに一度破壊されない!」
「分かっている。サイバー・エンド・ドラゴンで、マッシブ・ウォリアーに攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!」
「だが、マッシブ・ウォリアーは戦闘ダメージを無効にする!!」
「サイバー・ラーヴァで遊矢にダイレクトアタック!」
遊矢LP2000→1600
「ターンエンド。」
「俺のターン、ドロー!」
来たか、マイフェイバリットカード!!
「俺はスピード・ウォリアーを召喚!」
スピード・ウォリアー
ATK900
DEF400
「バトル!スピード・ウォリアーは、召喚したターンのバトルフェイズ、攻撃力が倍になる!」スピード・ウォリアー
ATK900→1800
DEF400
「サイバー・ラーヴァに攻撃!ソニックエッジ!!」
「サイバー・ラーヴァの効果発動。戦闘ダメージを0にし、デッキからサイバー・ラーヴァを特殊召喚する。残念だったな。サイバー・ラーヴァに戦闘ダメージは発生しない。」
つまり、サイバー・ラーヴァは囮だったのか。
「…ターンエンドだ。」
「俺のターン、ドロー。これで終わりだ。サイバー・エンド・ドラゴンで、スピード・ウォリアーに攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!」
「トラップ発動!パワー・フレーム!!」
「トラップだと!?」
「ああ。サイバー・ラーヴァの効果ぐらい知ってるぜ。ラー・イエローのダブルトップを舐めんなよ!!」
不本意な名前だが。
「サイバー・ラーヴァの囮を読んで、罠を張っていたというのか…!?」
「その通り!パワー・フレームの効果は、攻撃対象となったモンスターが、相手モンスターより攻撃力が低い時のみ発動出来る!その攻撃を無効にし、このカードを攻撃対象モンスター、つまり、スピード・ウォリアーに装備する。装備したモンスターの攻撃力は、その時の攻撃モンスター、つまり、サイバー・エンド・ドラゴンとの攻撃力の差分アップする!!」
スピード・ウォリアー
ATK900→4000
「攻撃力4000だと!?サイバー・ドラゴン・ツヴァイを守備表示にし、ターンエンドだ。」
「俺のターン、ドロー!スピード・ウォリアーで、サイバー・エンド・ドラゴンに攻撃!ソニック・エッジ!!」
「相打ち狙いだと!?」
スピード・ウォリアーとサイバー・エンド・ドラゴンが戦闘し、残ったのは、スピード・ウォリアーだった。
「シールド・ウォリアーの効果を発動!墓地にあるこのカードを除外することで、戦闘による破壊を無効にする!!」
「最初のターン、墓地に送ったカードか…」
「おい、亮。お前、『互いを尊重しあって素晴らしいデュエルが出来た。敗れても悔いは無い』とか考えてないか?」
「…どうして分かった。一字一句同じで。」
一字一句同じかよ。
「だが、互いをリスペクトしあえば勝敗など…」
「そこがそもそもの間違いだ!俺はデュエルアカデミアに来て、いろんな奴とデュエルしたけどなァ、誰一人として負けてもいいなんて思いながらデュエルする奴はいない!!」
枕田も、明日香も、十代も、万丈目も、三沢も、ラー・イエローの皆も。
「何がリスペクトだ!勝敗は関係ないと言ってる自体、相手を馬鹿にしているんだよ!!」
俺の一言に亮は固まる。
何か思うことでもあったのだろうか。
「…俺は…リスペクトデュエルは…間違っていたというのか…」
「そうは言っていない。リスペクトする対象が、少なかっただけだ。」
俺のデュエルは、いつも言っているように『楽しんで勝つ』ことが目的だ。
亮のデュエルは、
『勝つ』の部分が足りなかったんだ。
「…これからのデュエル。互いをリスペクトしながら、勝たせてもらう。」そう言った亮の顔は、憑き物が取れたような良い笑顔だった。
「ああ。来いよ亮!!俺はこれでターンエンドだ!」
「俺のターン、ドロー!」
やっぱり何か、気迫が違うな!
「俺は永続魔法、未来融合-フューチャー・フュージョンを発動!デッキから融合素材を墓地に送り、2ターン後に融合召喚する!!俺はキメラテック・オーバー・ドラゴンを選択し、デッキの機械族16体を墓地に送る!」
「どんな凄いモンスターが来るか知らないが、2ターン後で間に合うのか!?」
「2ターン後を待つ必要は無い。更に魔法カード、オーバーロード・フュージョンを発動!自分フィールド場、墓地から融合素材を墓地に送ることで、融合召喚を行う!」
「サイバー・エンド・ドラゴンでも出す気か!?」
「いいや、サイバー・エンド・ドラゴンではない。フィールド、墓地の合計で25体の機械族を除外し、キメラテック・オーバー・ドラゴンを融合召喚!!」
恐らくこれがカイザー亮の真の切り札。そうと分かる威圧感…!!
キメラテック・オーバー・ドラゴン
ATK?
DEF?
「デュエルアカデミアでこいつを出したのは久し振りだな…このカードの攻撃力・守備力は、融合素材にした機械族モンスターの数×800ポイント。融合素材の数は25体だ。」
キメラテック・オーバー・ドラゴン
ATK?→20000
DEF?→20000
「このカードを融合召喚した時、自分フィールド場のカードを全て破壊する。」
未来融合-フューチャー・フュージョン-が破壊される。
「ありがとう。遊矢。君のおかげで俺は迷いを捨てられた。行くぞ!「ちょっと待ったァ!!」何!?」
「俺は手札からエフェクト・ヴェーラーの効果発動!このカードを墓地に送り、相手モンスター一体の効果を無効にする!!」
いざという時に助かるぜラッキーカード!!
キメラテック・オーバー・ドラゴン
ATK20000→0
DEF20000→0
元々の攻撃力は『?』。つまり、0だ。
「…俺はこれでターンエンドだ…」
「俺のターン、ドロー!行け、スピード・ウォリアー!キメラテック・オーバー・ドラゴンに攻撃!ソニック・エッジ!!」
「ぐあああああっ!!」
亮LP900→0
「よっしゃあああッ!!楽しいデュエルだったぜ亮!!」
「ああ。俺もだ…そして、次は勝つ!!」
「嘘…亮が負けた…」
「…ん?いたのか明日香。」
「ずっといたわよ!!」
言ったのは俺じゃなく、亮だ。
天然で。
「さて、俺はそろそろ帰らせてもらうぞ。」
クーラーボックスを持ち、ラー・イエローの寮へ帰った。
「カイザー亮!またデュエルしようぜ!!」
それから明日香に聞いた話では、亮のデュエルから迷いが消え、勝つという気迫が出来たらしい。 
 

 
後書き
VSカイザー亮でした。

ヘルカイザーになる予定は無いのであしからず。

感想・アドバイス待ってます!! 
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