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【完結】剣製の魔法少女戦記

作者:炎の剣製
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第五章 StrikerS編
  第百二十八話  『出張任務(4) 出張任務の裏側で。士郎の一日』

 
前書き
もう出張任務は終わりと思いましたか? 残念、まだ続きがありました。
一度言ってみたかったセリフです。
今回は居残りの士郎やメインキャラが明るすぎて霞んでしまっているサブキャラ陣を表に出していきました。
午前中からというのはドラマCDで時間の明記がなかったので捏造しました。
それではどうぞー。
 

 






Side 八神士郎



シホ達が午前中から地球に主張任務に向かった。
帰ってくるまでには今日一日いっぱいはかかるだろうな。
別段私としては構わないのだが、機動六課を守る戦力が私を含め、キャスター、ザフィーラ、ヴァイスだけという少なさ。
だから責任重大だろう。
と、いっても今のところ機動六課を狙うリスクを侵す奴はそうはいないだろう。
なによりなにもメリットがない。
まぁ、はやての失脚狙いなら、やるやつもいるかもしれないが、やはりリスクが高い。
ゆえに私達は今日は一日ゆっくりしようと思う。

ご主人様(マスター)、少しよろしいでしょうか…?」
「なんだ? どうしたんだ、キャスター」
「はい。本日は一日お暇ですのでちょうどよいのでアインスに連絡を取ってみましたら、今日の午後にツルギ君と一緒に機動六課に遊びに来れるそうですよ~?」
「ほぅ…」

アインスとツルギが六課に遊びに来れるのか。
それは楽しみだな。
では久しぶりに家族サービスをするとしようか。
それで色々計画を立てようとしたが食堂に新たな来訪者が…。

「士郎の旦那、ちょっといいっすか?」
「ヴァイスか。どうしたんだ?」
「いえ、せっかくなのはさん達とフォワードのヒヨッコ共がいないんですから訓練場が空いてるじゃないっすか?」
「…まぁ、そうだな」
「それでシャーリーの奴にももう許可はもらってあるんで久しぶりにストームレイダーで訓練したいんすよ」
「なるほど…。…しかし、なぜ私にわざわざそんな話を持ちかけてくるんだ?」
「そこらへんはいつもの士郎の旦那らしく察してくださいよ。
シホさんと同等の弓の腕を持ち『赤き弓兵』の二つ名を持つ士郎の旦那に銃の腕を見てもらいたいんすよ」

なるほど…。
弓と銃では勝手が違うが同じ狙撃手として見てもらいたいというわけか。
しかし、

「なぁヴァイス。少しいいか…?」
「なんすか?」
「私はシホのように教導隊に属しているわけではない。
だからうまく教えられるかどうかは保証できんぞ…?」

それを伝えるとヴァイスは、

「なんだ。そんな事か。なら心配はしてないですから大丈夫っすよ。
士郎の旦那はもっと自信を持っても大丈夫ですよ?」
「そうか? なら、午前中だけ付き合ってやろう」
「午後は用事でもあるんすか…?」
「あぁ、機動六課にアインスと私の息子のツルギが遊びにくる。
機動六課にいるために最近家族サービスがろくにできていないのでね。
今日は思いっきり遊んでやろうと思った次第だ」

それでヴァイスは「なるほど」と手を叩く。

「了解したっす。なら、俺もツルギ君と遊ばせてもらって構わないですか?」
「あぁ、好きにするがいい。…ただし、泣かしたら承知せんぞ?」

一応忠告はしておく。
それでヴァイスは一度頷いて、

「わかりやした」
「ではさっそく訓練場に行くとするか。みっちりしごいてやるぞ」
「うっす、士郎の旦那!」

それでヴァイスとともに訓練場に向かおうとするが、そこでキャスターが、

ご主人様(マスター)、私めはちょっと機動六課の周辺まわりを散策してきます。
結界もちゃんと機能しているか確認がしたいのでー…」
「わかった」
「では失礼しますね~」

それでキャスターも外に出ていった。
それから訓練場で訓練をしていく。
その一部始終としては、

「ヴァイス! そこはもっと狙いを絞れ!」
「うっす!」

やら、

「もっと重心を調整して構えろ!」
「了解!」

やら、

「心をもっと澄ませて無の境地を開拓してみろ!」
「なんすか、それ!?」

やら、

「何度言ったら分かるんだ!? この馬鹿弟子がーーー!!」
「いつから俺は士郎の旦那の弟子に…!?」
「口答えは許さん! 喋る暇があったらすぐに撃ち方構え!」
「は、はいぃー!」

やら、

「一発でも的を大きく外してみろ…。その時は、分かっているな…?」
「ひーっ!? さ、サー、イエッサー!」

やらと。
なにやら後半は私も変なテンションになってヴァイスをしごいてやっていたが、おかげでヴァイスの腕はかなり上達したと思う。
そして頭の中で変なテロップが流れだして、

『ヴァイス君、銃の熟練度が5上がった』
『士郎君、教導度、師匠度が3上がった』

と、いう変なナレーションが聞こえてきたが、つっこんだら負けだと思って無視した。
後に暇なのでシャーリー嬢が私とヴァイスの訓練を管制していたらしく、訓練が終わった後にやってきて、

「士郎さん、シホさん達と一緒に教導をやってみませんか…? 鬼教官としてフォワードのみんなの中で流行ると思いますよ?」
「そうか?」
「そ、それは同感っすね…士郎の旦那、鬼っす…ガクッ」

シャーリー嬢に続き、疲れ果てたヴァイスはそう言い残すと地べたにダウンした。

「ふむ、やりすぎたか…。
力加減が難しいのだな、教導とは」
「でもいい線行っていると思いますよ!」
「そうかね? しかし、今の私はこの機動六課の食と平和とついでにみんなの胃袋を守る戦うコック長。
ゆえにそれに専念したいために誘惑には耐えねばならん」
「やっぱり士郎さんはかっこいいですねー。
背中から漢オーラが出てますよ~」

なんだ、それは…?
まぁ昔から後ろ姿は何度も写真に撮られたからな。
いまだに撮られていた理由は不明だが。
それより、

「さて、ヴァイス。そんなところで転がっていると邪魔だ。
スタミナが回復する昼食を作ってやるからさっさと復活しろ」
「了解っす!」
「料理に釣られて復活するなんて現金ですね、ヴァイス陸曹は…」
「うるさいやい。俺は士郎の旦那の料理は好きなんだ。
この味を知っちまったらもう他の料理が下位に見えちまうぜ。
…まぁ八神部隊長やシホさんの料理も同等に絶品ですけどね」
「その気持ちはわかります。
食後のデザートや間食のお菓子も絶品ですから! ミッドの高級お菓子屋さんに引けをとっていませんし!」
「そうだろう?」

なにやらヴァイスとシャーリー嬢は私の作る料理でトークを開始しだした。
まぁ、悪い気はしないからよしとしよう。
そういえば、キャスターは今頃何をしているだろうか…。
私はついそう思った。
思念通話で話し掛けてもいいのだが、それは野暮だろう。



◆◇―――――――――◇◆



士郎がキャスターの事を思い浮べている頃。
キャスターは機動六課内の海側に面した道を歩いていた。

「…ふむふむ。結界は常時問題なく作動していますねぇ~?」

魔導師はおろか魔術師でさえ発見できるかどうかの術式の細かい仕様の魔法陣の跡を確認しながらキャスターは思わず笑みを浮かべる。
キャスターもただ食堂で士郎とともに働いているだけではない。
士郎達にはもう伝えてあるが機動六課はすでにキャスターの工房の中といっても過言ではない。
以前、聖杯大戦事件時に月村邸に結界を構築した事があったが黒化したセイバー・オルタにはまったく歯が立たず通用しなかったし、逆に破られもしてしまった。
まぁそれもしょうがない。
あの時のセイバーは黒化して対魔力が1ランク落ちていたとはいえ、それでも尋常じゃない対魔力を常に体に纏わせていたのだ。
だから、あれは破られるのはある意味確定事項だったのだ。
だが、今回時間も余るほどあるために今キャスターが構築している結界はあの時以上の出来栄えである。
だから、セイバー級の対魔力を持たない敵などたやすく御し征し打ち倒す事が可能だろう。

「くふふ…これでもしも敵さんが機動六課に攻めてきましても対抗策はバッチシです!
これで見事撃退すればご主人様(マスター)の中の私に対する株…もとい信頼はうなぎ登りの如く上昇すること間違いなしでしょう。
それでもしかしたら頭を撫でてくれながら褒めてくれるかもしれません。
もしやそれ以上も…!
想像したら………キャー!
ミコーン! もう、私ったら天・才!
ついでにそんな私のご主人様(マスター)もイケメン♪
くっくっく…早く誰でもいいですから無謀にもここに攻め込んできてくれませんかねぇ~?
盛大に歓迎しますよ~?
ご主人様(マスター)にあだなす敵はすべて私の敵です。
覚悟してくださいましね?
あは~♪」

コハッキーキャラ全開で策謀をし、さらっと攻め込んでこいなどと挑戦宣言を呟いている物騒でとんでもないキャスターだった。
だが、常時思考が桃色で優先度士郎第一なためにまったく邪気を感じられない。
むしろ頼もしさすら感じるほどだ。
近い時期に機動六課に攻め込んで来るもの達よ、後悔するがいい。
ここは悪魔の眷属が数多く住み着いている魔境なり、とな。



◆◇―――――――――◇◆



Side 八神士郎



それからいつものメンバーがいないので少し淋しさを感じる食堂で、通信スタッフのアルト嬢とルキノ嬢、そしてはやての指揮代行を任されているグリフィスが三人揃って食堂へとやってきた。

「士郎さん! いつものお願いします!」
「わかった、アルト。
しかし今日はスバルがいないから張り合う相手がいない事だし量は控えめにしておくぞ。
仮にも女性なのだから色々と気を付けたほうがいいぞ?」
「なにか微妙に失礼な発言にも聞こえなくもないですけど、心遣いありがとうございます、士郎さん」
「ルキノとグリフィスは同じのでいいですか~?」
「はい、キャスターさん」
「ありがとうございます」
「いいえー。それより二人とも最近仲は進展していますか?」
「そ、それは…!」
「は、話せませんよー!」

キャスターの言葉にグリフィスとルキノの二人は揃って顔を赤くして話すのを拒否している。
まぁ、アースラ時代からの付き合いらしく二人もなかなかに気が合っていてまだ付き合っていないのが不思議なくらいだと噂好きの女性局員達にはまことしやかに囁かれているらしい。
私も食堂という場所にいるからそんな噂話をよく聞くおかげでその事を知った口だ。
ちなみに一番色々な噂をするものは恥ずかしがっている二人の隣でニヤニヤしているアルトと今はいないスバルの二人だったりする。

それからこれといって目立った客は来なかったので食堂は無事終了し私はアインスとツルギを迎えに正面玄関まで向かった。
そしてやってくるとそこにはちょうど受け付けでチェックしている二人の姿があった。

「あ! パパだ!」

ツルギは私を見つけた途端に笑みをこぼし私のところまで駆けてきた。
私もそれを両手で受けとめ思いっきり持ち上げる。

「私がいない間も元気だったか? ツルギ」
「うん!」

そこに遅れてアインスもやってきて、

「士郎、やって来たぞ」
「あぁ、アインス。久しぶりだな」
「そうだな。………それで久しぶりの再会なのだからなにかやることはないのか…?」

なにやら期待の眼差しを送ってくるアインス。
だから私はアインスの頭を撫でながらキスをするのだった。

「んっ………ふふふ、合格ですよ♪」
「ふっ…ならばよかった」

それでアインスと私の上で肩車しているツルギの三人で笑を零しながら隊舎内を歩く。

「今日は主はやて達は出張任務でいないとキャスターに聞いたのだが…」
「あぁ、だから今日は私の他にいるのはザフィーラくらいだろう」
「はやてお姉ちゃん達はいないけど、ザフィーラがいるの!? パパ!」
「あぁ。だからいっぱい遊んでもらおうな、ツルギ」
「うん! あ、それとパパ、ちょっといい?」
「どうした、ツルギ?」
「うん。シホお姉ちゃんに日課にしておきなさいって言われた魔力の制御ももうばっちしだよ。
もう前みたいに暴走しないようになった」
「そうか。成長したな」
「うん」

一年か二年くらい前までは何度も電撃やら炎でおもちゃをダメにしていたからなぁ…。
そのたびに叱っていた。
シホにも結構苦労かけさせたしな。

「今のツルギは本当に聞き分けがいいし、それにとてもいい子だから私は嬉しい…。
大好きだぞ、ツルギ」

アインスも嬉しそうにそう話す。

「ママ、僕もママとパパの事が大好きだよ!」

満面の笑みでそうツルギは返してくるので私も嬉しくなってくる。
元の世界では味わえなかった幸せを私は噛み締めている。
実にいいものだな。
他の平行世界でも私のような衛宮士郎が存在しているかは分からないが、こんな自分もいいものだぞ、と教えてやりたい。

「…パパ? どうしたの? なにか考え事?」

物思いに耽っているとツルギが心配そうに声をかけてきたので安心させるように笑みを浮かべて、

「…いや、アインスがいて、ツルギがいて、大勢の家族や仲間に囲まれていて私は幸せなんだな…と今一度噛み締めていたのだ」
「よくわからないけど…そっか!」

それでツルギと二人で笑い合う。
アインスも微笑んでいたのでよかった。
しかしそれをシャーリーがどこかで映像を録画していたみたいで、シホ達に内容をバラされたのでしばらくはそれをネタにからかわれることになるのは、別にいいか…。
逆に開き直って「いいだろう」と自慢してやったらみんなは「いいなぁ~…」と羨ましがっていた。
特にフィアット嬢なんかがまた暴走してシホに「早く私達も作りたいですね!」と堂々と言っていたので、シホはたまったものではなかったようで顔を真っ赤にしていたのが印象的だった。



◆◇―――――――――◇◆



今、ツルギはザフィーラの背中に乗ってポッポ遊びをしている。

「ザフィーラ、ゴー!」
「任された」

ズンズンと進んでいくザフィーラ。
それでツルギも楽しんでいる。

「士郎」
「どうした、ザフィーラ?」
「やはり子供とはいいものだな…」
「そうだな」

しみじみとそう語るザフィーラ。
それでザフィーラは将来子供好きがこうじて子供達とよく遊んだり鍛えたりするようになる。
これも性格が軟化してきたおかげだろう。

「あ、パパ!」
「なんだ?」
「組み手しよう!」
「わ、わかった」

ツルギも最近の子供の例に漏れず、大会まで開かれるミッドチルダの人気のスポーツの一つである『ストライク・アーツ』を学んでいたりする。
しかもツルギは少し特殊な技の数々を使用する。
まず魔術の方ではもうシホの教えの成果もあり身体強化魔術を使いこなし六歳の子供にしては動きも早いし拳や蹴りの威力も高い。
魔導も併用して防御魔法を常時同時展開しているので防御力はかなりある。
そして攻撃術。
そこはツルギオリジナル魔術が効果を発揮する。
ツルギは『概念抽出』という魔術を使える。
どういう効果かと言うと…しいて言えば投影魔術より燃費がはるかに良いものである。
宝具の効果“だけ”を抽出して体や拳、武器に宿らせるといったものである。
だから話は変わるがエリオやキャロと同じくらいの年頃になったらツルギにも適正が合ったデバイスを与えるつもりだが、生身でもかなりすごい。
どういう事かというと、

「いくよ、パパ!」

拳を構えるツルギ。
だが小さく「概念抽出、ゲイ・ジャルグ…」と、とんでもない事を呟いている。
瞬間、ツルギは私の魔法障壁を完全無視して拳を何度もぶつけてくる。

「くっ…! また、強くなったな、ツルギ」
「そうでしょう? パパ! 近所の同い年の子とやるといい勝負ができるんだよ!」

普通に笑っているがやっている事はとんでもない。
下手したらうちのフォワード最年少のエリオとやってみると十秒数限定でだが、同等に戦えるかもしれないな。
他にもよく使う抽出する宝具は雷神インドラの神格の象徴宝具である『猛り狂う雷神の鉄槌(ヴァジュラ)』等があげられる。
ヴァジュラは射出特化型の宝具である。
だから概念を抽出したら雷を体に纏ってまさに射出されるように高速移動ができるようになる。
私達はそれを『雷速歩法』と名付けている。
それで雷も纏っているから拳に雷の威力もプラスされるので中々にエグイ。
他にもゲイ・ボルクの概念を抽出すると概念は『必ず心臓を貫く』なので、それが非殺傷で『魔法の核を貫く』に改変されて、組み手をしている相手が遠距離から放ってきた魔法の核を貫く拳を放てる。
ゆえに初見でも必ず打ち破れる。
ツルギは天然で賢い…いや、ある意味ずる賢いとも言うので初めて戦う相手とは必ずゲイ・ボルクの概念を体に纏って戦っている。
これ、もう普通にレアスキルじゃね…?というツッコミは無しの方向で頼む。



閑話休題



それから本気を出してこちらも反撃するわけにもいかないので全部受けでツルギの拳を耐える。
少しして組み手は終了し、

「パパ、僕強くなった…?」
「あぁ。おまえは将来大物になるかもしれないな」
「やった! パパに褒められたよ、ママ!」
「よかったな、ツルギ」
「うん!」

褒められて素直に喜んでいるツルギを傍目に私は思う。
まだまだ私も現役のつもりだが、それでも多少疲れた。
やっぱりツルギはすごいな…。
将来が色々な意味で楽しみだよ。

「ザフィーラ、私が相手をしてやれない時は、頼むぞ…?」
「了解した。だが、ツルギは成長したら私もそのうち本気でやらねばいかんな…才能に満ち満ちているからな。
まだ救いがあるとすれば同時に概念抽出できる数が今のところは二個というところか…?
これで三種類以上の概念抽出を同時展開できるようになったらと思うと、想像しただけで怖いな…」
「確かにな…。
後は私とシホのように属性が“剣”だけに特化しているわけではないから投影魔術は使えるがそう何度も連続でできないし、真名解放も当然できないからそこが救いか。
もしこれも私達と同等にできるとしたらと思っただけでとんでもないからな」
「あぁ、それは想像だけで恐ろしいな…」

それでザフィーラと二人で「ツルギがそこまでチートな子になんなくてよかった…」と安堵の息をつくのだった。



それからキャスター、ヴァイスやアルト、シャーリーなどとも仕事の合間にツルギは遊んで時間はあっという間に過ぎてゆき、遊び疲れたのか眠ってしまった。

「遊び疲れて寝てしまったか…」
「あぁ。ツルギも楽しんだようでよかった。
士郎、私はこのままツルギと一緒に帰る。
だから主はやて達が帰ってきたら『お仕事、頑張ってください』と伝えておいてくれ」
「了解した」
「それじゃ私達は帰るとするが、たまには帰ってきてくれ…」
「あぁ、努力する」

それで別れ際、またアインスとキスをして、私達は別れてアインス達は帰っていった。
さて、それでは夜食も気合いをいれて頑張るとするか。
明日からはまたにぎやかな食堂になるだろうからな。
頑張っていくとしようかね。
これは私こと八神士郎のある一日を描いた話である。
なのは嬢達のように続きで、マル!などとは決して言わんぞ?


 
 

 
後書き
士郎に某師匠がご降臨していました。
キャス狐はキャラが難しいですからこんな感じで合っていますでしょうか? 少し不安です。
グリフィスとルキノのネタはリリカル歳時記で判明した事ですので今回入れてみました。
そしてツルギですが、使うオリジナル魔術はワインレッド様のアイデアで『概念抽出魔術』に決定しました! 
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