魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜
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第30話『帰って来た男達……』
前書き
誤字修正 2013/8/8 23:00
~ツバサ~
なんか昨日アリサとテストで勝負する事になった
まぁこれはどうでもいいとして
今は勉強会の次の日の日曜日の朝だ
そして今ボクの家にはユーノがいる
ユーノはジュエルシードを届ける為に
管理局本部のあるミッドチルダまで行っていて
今さっき地球に戻って来たらしい
「帰ってくるの遅かったね。何かあったの?」
対面のソファに座っているユーノに聞いてみると
「うん………
ジュエルシードを渡すのはすんなり行ったんだけど
リーフの事を管理局の人が調べようとて機能停止させて
さらに内部システムに数千のロックが掛かってるのを見て
技術部の人が絶対に解除してやるって言って
返して貰うのに時間が掛かったんだ
まぁロックの解除は出来なかったみたいだけどね」
そう言いながらユーノは機能停止したリーフを取り出した
リーフは元々緑色何だけど今は灰色になっていた
「あーなるほど
まぁそのロックの解除はボクでも無駄に時間かかるからね
6千のロックに全て8桁のパスワードが設定されていて
1度でも間違えると解除したロックがパスワードを変えてロックし直すから
8桁のパスワードを6000回連続で成功させないと解除不可って言う」
「それって直ぐにはロックの解除は出来ないって事?」
ユーノがそう言ってリーフを渡して来たので
リーフを受け取りながら
「大丈夫だよ。ボクだけにしか出来ない解除方法があるから」
そう言ってボクはリーフに妖力を流し込んだ
すると灰色だったリーフが茶色になった
次に霊力を流し込むと茶色から赤色へと変わり
さらに気力を流し込むと赤色から黄色に変わった
そして黄色の状態のリーフをユーノに渡して
「リーフに魔力を流してみて、それで再起動するから」
そう言うと
「わかったよ」
ユーノはボクからリーフを受け取って魔力を流し込んだ
すると黄色から縁に変わっていき
『再起動確認……お久しぶりですマスターそれにツバサ』
「リーフ直ったんだね。よかった~」
「リーフ久しぶり。ユーノとは仲良くやってる?」
『マスター、私は壊れたわけでは無いから問題ないですよ
マスターとは仲良くやってますよツバサ』
少し気になっていた事の一つ
リーフとユーノの相性は問題ないようだった
「それじゃ何か改善点や追加して欲しい機能ある?」
そうリーフに聞いてみると
『マスターの魔力総量がそこまで大きくないので
カートリッジシステムの導入を希望します』
ベルカのカートリッジシステムを希望してきた
するとユーノが
「でもカートリッジシステムって体への負担が大きいんじゃ……」
カートリッジシステムの問題点を指摘してきたが
『ツバサならその辺りも改善してるので問題無いですよ』
ボクよりも先にリーフが答えた
「リーフの言う通りそれは大丈夫だから任せといてよ」
リーフとボクの言葉を聞いて
「それじゃお願いするよ」
ユーノがリーフを渡しながらそう言った
「じゃーユーノちょっとリーフ借りるねー」
ボクはユーノからリーフを受け取って
「今から開発室行くけどユーノも来る?」
ユーノに聞いてみると
「リーフがどんな所で造られたかも気になるし僕も行くよ」
そう言ってボクとユーノは立ち上がり
書庫まで歩いて行った
「ここは…書庫だね。幾つか読ませて貰ってもいいかな?」
ユーノは書庫にある本が気になるのか
そうお願いしてきたので
「いいよ。でもその前地下に行くよ」
「地下?」
ユーノの疑問は置いといて
ボクは床に手を付けて4つの力を流した
すると床がスライドして地下へと続く階段が現れた
ユーノは驚いていたけど
『行こうか』と言ってボクが下りていくと
ユーノもボクの後ろをついてきた
そして10分ほど階段を下りて行って
地下の訓練場に到着した
全面真っ白な此処を見てユーノは驚いていたけど
ボクはこの訓練場の端まで行って扉を開けて
ユーノにこっちに来るように言った
するとユーノは周りをキョロキョロと見ながらこっちに来た
そして開発室に入ると
ユーノはただ一言『凄い…』そう言っただけだった
その後はボクがリーフの調整をしているのを眺めていたり
地下に魔法関連の書庫が有る事を教えると
『是非見たい』と言って来たので
案内してあげると
書庫の大きさに驚いた後
何冊かの本を取って一心不乱に読み始めた
その間にボクはリーフの調整をする事にして開発室に戻った
そしてリーフの調整は終わったんだけど……
「リーフの調整終わったし戻るよー」
「ごめん後少し…これが読み終わるまで待って……」
ユーノは本を読むのに夢中だった……
どうしようかと考えた後
待ってる間暇だったので
リーフの不具合が無いか
訓練場でカートリッジを使用して
色々な魔法を使ったりして時間を潰した
そして何時間か経ったけど
ユーノが書庫から出てこないので書庫に行って見ると
ユーノは黙々と本を読み続けていた……
そんなユーノに
「ユーノ、なのは達に帰って来たこと伝えた?」
そう聞いてみると
「うん伝えたよ…リーフ見て貰うから昼頃に翠屋で…って」
「さぁユーノに問題です。今何時でしょう?」
ボクがそう言うとユーノの顔が少し青くなり
「えっと…12時ぐらいだったら良いなぁ…って」
ユーノはそんな希望を言ったけど
「残念。現在の時刻は18時でしたー」
ボクはそう言ってユーノにリーフを渡した
「えっと…リーフ本当に今18時?」
青ざめながらリーフに確認するユーノ
『正確には18時25分32秒ですね』
それを無情にも肯定するリーフ
ユーノは慌てて念話でなのはに連絡しようとするけど
「あっここって結界あるからなのは達に念話は届かないよ」
その辺はボクが結界の設定を変えれば良いだけなんだけどね
するとユーノは『直ぐに戻ろう』と言って立ち上がり
階段の方へと走って行ったけど
「あれ!?扉が開かない!?」
階段と訓練場を繋ぐ扉が開かずに焦っていた
そんなユーノに
「その扉は一方通行だから
地上に戻る時は転移魔法を使わないとダメだよ」
ボクがそう伝えると
「リーフお願い!!」
直ぐにリーフを使って転移した
「せっかちだなぁ~」
ボクはそう呟いてから自分も転移魔法を発動した
そして家に戻ると
ユーノが念話で謝りまくっていた
そしてなのはの怒りがボクにも飛び火してきた
《ツバサちゃん!! 何で連絡くれなかったの!!》
多分これはユーノが連絡し無かったから
一緒に居たボクが代わりに
連絡しなかった事に対してだと思うけど
《ユーノがしてると思ったんだー》
そうなのはに返事すると
《それじゃ仕方ないの》
なのはは簡単に矛先をユーノに戻してくれた
その後
ユーノは念話でなのはにコッテリ絞られた後
フェレット状態になってなのはの家へと帰って行った……
その1時間後ぐらいに
ユーノから助けを求めるような念話がきたけど無視しといた
次の日学校でなのはが
みんなにユーノが戻って来たこと伝えたが
怪我をしているらしく何日かは絶対安静らしい
どんまいユーノ……
数日後ユーノから念話で
また書庫の本を見せて欲しいとお願いされて
特に問題も無いのでボクはそれを了承した
~side out~
~霧島白亜~
中間テストの1週間前に俺は海鳴市へと戻ってきた
そして学校に行き教室に入ると
なのは達の所にフェイトとアリシアがいるのを発見した
しかし前回のフェイト達との会合でわかったのだが
フェイトの生まれ方やプレシアの性格が
俺が前世で見たアニメの設定と違っているのだ
さらにあのルナと言う魔導師は原作に出てきてさえ無かった
それにクロノは原作ではただのKY野郎だと思っていたんだが
アースラで一緒に生活してる内に結構良い奴だとわかり
しかも色々と意見が合う為かなり仲良くなり
アースラ内で一緒によく模擬戦をしたりした
魔力は俺が圧倒的に高いのだが
クロノは魔法の使い方が上手くて中々良い勝負をしていた
まぁ俺が全力で無限の剣製を使ったら瞬殺だったけどな
1度使った時は『訓練にならない』と言われ
それからは模擬戦では使わないようにした
そして最近わかったのだが
俺が神様に貰った特典の1つ『ニコポ』と『ナデポ』が
この世界だと効果が無いかもしれないと言う事がわかった
これはエイミィに初めてあった時に『ニコポ』を発動したのに
この前エイミィに『俺の事好き?』と真正面から聞いたら
『私が白亜君の事を好き? あははっそれは無いよ』
普通にそう返してきたからだ
俺がエイミィに『好きか』と聞いたのは
クロノの奥さんを奪うのはどうかと思ったからだ
でもその心配は無さそうで残念なようなホッとしたような……
それで俺は考えた
もし『ニコポ』と『ナデポ』が無いのだとしたら
なのは達が俺を避けていたのは
恥ずかしかったからではなく
普通に俺の事が好きでは無いからなのかもしれないと……
そして今、教室に入ってなのは達と目が合うと
なのは達はとても嫌そうな顔をしていた
今までは
俺に惚れている事を前提で考えていたから気付かなかっただけで
その考えを取り除いて見てみれば良くわかった……
そして俺は無言で自分の席へと座った……
~side out~
~なのは~
教室でいつものメンバーでお話ししていると
教室の扉が開いてアイツが来たの……
私が入口の方を見ていたからか
他の皆も入口の方を向いてアイツと目が合った
いつものように絡んでくるのかと思っていたら
アイツは何も言わずに自分の席へと座ったの
私達は目を合わせて『どうしたのだろう』と思ったけど
別に絡んでこないのは良いことなので無視する事にしたの
そしてチャイムが鳴って先生がきたの
先生はアイツが登校してきた事を喜び
休んでいた事情を聴くために
1時間目を自習にしてアイツと共に教室から出て行ったの
2時間目からアイツも教室に戻って来て
いつも通りの授業だったの
そして全ての授業が終わって放課後になっても
アイツは私達に絡むことも無く直ぐに帰って行き
私達はアイツの事で少し話していたの
「アイツどうしたのかしら?」
「さぁ?でも良いんじゃないかな?」
「そうなの」
私はすずかちゃんとアリサちゃんと
そんな会話をしながら
《アレって前管理局の人と一緒にいた人だよね?》
《そうなの》
《あの時はうるさかったのに今日は静かだったね》
《まぁ別に良いんじゃない? 銀髪君が絡んでこない方が平和だし》
念話でフェイトちゃんとアリシアちゃんとツバサちゃんと話していた
とりあえず結論としては
『絡んで来ないなら別に良いんじゃないかな』となった
次の日からもアイツは私達に話しかける事はしなくて
クラスの人達もアイツの変化に
『何があったんだ?』と不思議そうにしていた
~side out~
~霧島白亜~
事実に気付いた俺は
なのは達にどう接すれば良いのかがわからなかった
この事は今、俺が抱えている問題の1つなのだが
それよりも大きな問題があった……
それは闇の書の事である
あれは下手に関与したら
地球が無くなる可能性があるほど危険な物だ
そしてそれは原作だとリィンフォースは居なくなってしまうけど
守護騎士達は残り、はやての足も時間が経てば治るという
一応ハッピーエンドになるはず何だが……
フェイトやプレシアが原作と違っていたり
ルナと言うイレギュラーが居たりで
原作と違う流れになるかもしれない……
だからと言ってはやてに関わるのはリスクが大きすぎる
何故なら俺は管理局の嘱託魔導師だからだ
あの事件の後に
丁度試験が近日にあるとリンディに勧められて
クロノと訓練をして無事受かる事が出来たのだ
まぁ人手不足の管理局が
俺みたいに強力な魔力を持った人間を
試験で落とす何て事はしないと思っていたが……
よって俺がはやてやヴォルケンリッターの面々と面識を持つと
闇の書及びその主の発見を報告しなければアウト
シグナム達に管理局員とバレればアウト
グレアム提督やリーゼ姉妹に見つかってもアウトと
俺の立場が危ぶまれる又は死亡フラグが立ちそうなのだ
だから俺は闇の書に関しての原作の事は誰にも言わず
ただのアースラの一員として闇の書に関しての報告があるまでは放置し
この世界でも同じようにシグナム達が蒐集活動をするかはわからないが
もしするようならばその時に管理局員として全力で捕獲する事にした
もし俺がシグナム達を捕まえた事により原作が変わる事になろうとも……
後書き
さぁAs開始が近づいて来ました^^
まぁそれでも中々入らないのがこの作者w
次回はテストです。
まぁ短めです。
次回『中間テスト! 結果は……』
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