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魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜

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第29話『勉強会』

 
前書き
誤字修正 2013/8/7 19:00 

 
~なのは~

今日は朝からツバサちゃんの家で勉強会なの
教えて貰う側は私とフェイトちゃんとアリシアちゃん
教える側はツバサちゃんとすずかちゃんとアリサちゃんなの
今日は各自でツバサちゃんのお家に集合だったから
私は1人でツバサちゃんの家に向かったの

ツバサちゃんの家に着いてインターホンを押そうとすると

《上がって来ていいよー》

ツバサちゃんからそう念話が来たので

《わかったの》

私も念話でツバサちゃんに返事をして
ツバサちゃんのお家へと入って行ったの


玄関のドアを開けると

「いらっしゃいませなのは様
本日はようこそおいで下さいました」

ネオさんが深々と頭を下げて言って来たの
それに対して私は

「おじゃましますネオさん」

そう言って頭を下げた後

「あと『様』は要らないの、と言うか今まで付けてなかったですよね?」

私が聞いてみると

「気分的に付けただけなので気にしないでいいですよ
さぁツバサが待ってますし、どうぞ中へ入って下さい」

「はい。お邪魔しまーす」

私はネオさんに一言言って
ツバサちゃんが居るだろうリビングに入ると

「おはよう……」

ツバサちゃんは床に転がりながら私を見上げていたの

「おはようツバサちゃん、今日は喋り方そっちなの?」

私は物静かなツバサちゃんに聞いてみると

「うん……」

ツバサちゃんは頷いた

その後

「あ……フェイトとアリシアだ………」

ツバサちゃんがそう呟いたら
直ぐにインターホンが鳴って
ネオさんが応対していたの
玄関の方から聞こえてくる声から
フェイトちゃんとアリシアちゃんみたいなの

少しするとリビングの扉を開けて
フェイトちゃんとアリシアちゃんが入って来たの

「あっなのはもう来てたんだね。おはようツバサ・なのは」

「ツバサー来たよー今日はよろしくー」

そして2人に対してツバサちゃんは

「おはよう……」

そう言って起き上がったの

「フェイトちゃんアリシアちゃんおはようなの」

私も2人に挨拶をしたの


そしてアリサちゃんとすずかちゃんが来る前に
アリシアちゃんのデバイスについてお話ししたの

「アリシアちゃん、もう体大丈夫なの?」

「なんとか慣れてきたよ」

「慣れるよう姉さん頑張ったもんね」

「アテネ……魔力負荷強化…する……?」

『希望……』

「わかった……」

「姉さん……」

「うん…なんか聞いちゃいけない言葉を聞いたような……」

「えっと……アリシアちゃん頑張ってね?」

その後アリシアちゃんは『orz』状態になっちゃったの……

~side out~


~アリサ~

今日はツバサの家で
フェイトとアリシア…あとついでになのはの
勉強の手伝いで勉強会をする事になったわ
それで今私の家の車ですずかと一緒に向かっているのだけど

「道混んでるね……」

「そうね…少し遅れそうだわ」

道が混んでて到着が予定よりも少し遅れてしまった

その後ツバサの家に到着して
インターホンを鳴らすと
ネオさんが出てきて

「いらっしゃい、アリサさんにすずかさん
リビングにみんな居るのでどうぞ中へ御上がり下さい」

少し遅れた分やはり私達が最後みたいだった


とりあえず……

「「ネオさんおはようございます」」

すずかと一緒に挨拶をして

「今日は1日お邪魔させてもらいます」

「これ良かったら食べて下さい」

すずかは忍さんから渡されていたお土産を渡して

「「お邪魔しまーす」」

私達はツバサの家の中に入って行った

リビングの扉を開けると
テーブルの所にツバサとなのはとフェイトが居て
その近くでアリシアが『orz』ってた

「みんなおはよう…アリシアはどうしたのよ……?」

私が疑問に思った事を聞いてみると

「「えっと……」」

なのはとフェイトは言葉を詰まらせていて

「おはよう……」

ツバサは挨拶を返しただけだった

するとすずかがアリシアの所に行って

「どうしたのアリシアちゃん?」

アリシアに事情を聴いていたけど

「大丈夫…まだ大丈夫……」

アリシアはぶつぶつと呟いているだけだった

するとなのはが

「みんな集まった事だし勉強会するの!!」

『全員集まったから勉強会を始めよう』と言い

「そ、そうだね!! 勉強会始めようか
ほら姉さん勉強会始まるよ?」

それにフェイトが賛成して
フェイトはアリシアの肩を叩いて
アリシアに勉強会を始める事を告げた
するとアリシアは

「うん……うん!! 今は勉強を頑張る!!」

そう言っていつもの明るい状態へと復活したわ……


その後テーブルを囲って
各々が勉強道具を取り出してテーブルに並べた
とりあえずは
月曜日に提出する分の宿題をみんなでやる事にしたんだけど

「それ…終わってる……」

ツバサは昨日の内に全部終わらせていたみたいだった

「じゃーツバサは誰かがわからない所があったら教えてあげて」

私がそう言うと

「わかった……」

ツバサは納得して適当に本を読み始めた
するとすずかが

「ツバサちゃんそれ何読んでるの?」

ツバサの読んでいる本に興味を持ち

「推理小説……」

ツバサはそれに受け答えしていた

「ちょっとすずか!! あんたはまだ宿題残ってるでしょ!!」

私は宿題そっちのけでツバサと
本について会話していたすずかを元の席に戻したわ

そして少しすると

「えっと…ここってどういう意味かな?」

フェイトがツバサに国語の問題について質問していた
するとツバサは一言二言ヒントを言って
それを聞いたフェイトは納得したのか
ツバサにお礼を言ってまだ続きをやり始めた

それを見た私は

「そう言えば気になってたんだけど
ツバサって前のテスト何点だったの?
学年の上位には居なかったと思うのだけれど…?」

私達の学校では学年ごとにテストの総合点数の上位10名が
学校の掲示板に点数と名前が貼り出されるシステム何だけど
前回のTOP10のはツバサの名前は無かった
さっきのフェイトとのやり取りや授業中のツバサの凄さから
普通にテストで私と同じぐらいは出来そうなのにだ
するとツバサではなくなのはが

「前のテストはツバサちゃん全部88点だったの」

ツバサの前回のテストの点数を教えてくれた
私はそれを聞いてツバサに

「ちょっと前のテスト見せてみなさいよ」

そう言うと
ツバサは立ち上がって部屋から出ていき
3枚のテスト用紙を持ってきた
それは前回のテスト用紙で
なのはの言う通り全て88点だった

そして私はテストの間違ってる箇所を見て

「凡ミスが多いわね……」

そう呟いて

「次は凡ミスが無いよう私が教えて上げるわ」

ツバサにそう言うと

「わざとだから問題ない……」

ツバサから衝撃の事実を告げられた

「えぇ!? ツバサちゃんわざと間違ってたの!?」

「確かにツバサちゃんがあんな凡ミスするとは思えないし……」

「ってか何でそんな事したのよ!!」

私がツバサに問い詰めると

「目立つの嫌い……」

ツバサはそう言った

「次のテストでは全力でやりなさい!! 勝負よツバサ!!」

私がそう言うと

「勝負にならないよ……?」

私相手じゃ勝負にならないとツバサが言ったので

「私は前回のテストで3教科全部100点よ
それでも勝負にならないって言うの?」

私が前回全て100点だった事を伝えると

「知ってる……満点同士だと勝負にならない……」

ツバサがそんな事を言って

「って事はツバサも私と同じように全部100点取れるって事かしら?」

私が挑発気味にそう言うと

「普通に取れる……」

ツバサは無表情でそう断言した

「なら次のテストで勝負よ!
次は全教科テストがあるから全部で9教科!
これなら少しは間違いがあるだろうから勝負になるはずよ!」

私がもう一度ツバサに宣戦布告をすると

「なら次は全部99点……合計891点取る……
それ以上取ったら私の負け……」

ツバサは次のテストの目標点数を言った
もしツバサが本当に次のテストで
全部99点取ったら私は勝てないと思う……

いくら私でも9教科ともなると全部100点を取る事は厳しいからだ
それに学年が上がってすぐの実力テストなら
前の復習的な問題ばかりで簡単なのに対して
次の中間テストでは
応用問題や新しく習った問題などが加わる為
最初のテストよりも難しくなる……
100点は取れたとしても2教科~4教科ぐらいで
その他は90以上は取れると思うけど
100点は厳しいと言うのが私の考えだ
だから私は……

「取れるものなら取ってみなさい」

ツバサにそう挑発した

「わかった……」

するとツバサは軽く頷いてそれを了承した


その後は全員の宿題が終わった後に
フェイトとアリシアとなのはの勉強を見てあげて
今日の勉強会は終わったわ…… 
 

 
後書き
さてテスト開始は9日後ぐらいなんで
次回は勉強会の次の日の話しです

次回『帰って来た男達……』 
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