ソードアート・オンライン ~人形使いの集い~ フェアリーダンス
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金だよ、金持ってきな
今日も仕事、JR大森駅から無料送迎バスに乗って大井埠頭の倉庫へGo!
いつもと同じように1台40キロのレーザープリンターを担いで梱包して出荷
17:30に無料送迎バスに乗って帰る
帰宅してALOに「リンクスタート」
スパイキャラを疑われないようにしようという事で、ここ最近はスパイダーマンでのログインに専念している
なんとなくわかったのはMOE内部でもチビやルチーナ、スピカといった面々は浮いてるというか
単独行動が多いようなので元々コミュ障気味なパーソナリティなのであろう
敵の親分、キバキングは最初のトッポイ奴といったイメージとは違い、なかなかカリスマ性のある人物だった
確かに考えてみればタイカー率いる「アルヴフェイム解放軍」を脱退してついて来ようという
多数のメンバーが存在したという事実、そして今も3つのギルドを纏め上げ、我々を含む70名近い有象無象のTOPを
仕切っているあたりからして対人コミュニケーションスキルはかなり高い人物なのだろう
そして俺はというと本来は敵対組織に潜入してるスパイキャラのはずなのに
それなりに仲の良いメンバーがでてくる程度にはコミュ力はあったりする
そんなわけで仲良くなった「街の警備兵」「トゥルーマンショー」「スパイダーマン」のスリーマンセルで
敵対探しの巡回パトロールに出発進行
この場合、敵対というのはMBZとDIなのだが、事実上DI探しって事になるんだよねw
そして中立地帯の草原でDIメンバー「黒騎士ガッツ」を発見、どうやら野良PTらしきものに入っているようだ
遮るものの無い草原なので先方もこちらを視認したらしく逃走を図るが
「街の警備兵」が弓を構え、麻痺効果の有るスキルショットを発射して命中
身体が固まって動けなくなったところを3人で取り囲み殴る蹴るの暴行を加えアバターが砕け散って死亡
さて、問題は他の野良PTの連中だな
メンバーは「猫耳娘」「レイブン」「君が代」「グルッポ」「ウナウナ」「ルーマニア」の6人
野良PTのリーダーは誰か問い詰めるとケットシーの「猫耳娘」なるキャラが手を挙げた
「DIが俺達MOEと抗争中だったのは知ってるよな?」
こんだけ大規模にドンパチやってる中で知らないってのはありえない事だが
一応、言い訳だけは聞いてみるようだ
「あぅ~、知らなかったんだニャン」と猫耳娘
「本当だろうな!」と街の警備兵が恫喝する
トゥルーマンショーがギルドチャットで報告を上げる
「野良PTに混ざってた黒騎士ガッツをKill、PTリーダーだった猫耳娘に警告を与えました」
すると「あ~、またそいつか」という返事が来た
どうやら猫耳娘がDIメンバーをPTに入れてるのは初では無いらしい
以前にも黒騎士ガッツと遊んでる所を発見されてKillされているようだ
随分と舐めた奴だな、とはいえ中身がMBZな俺的にはGJと賞賛してやりたいところだがw
「テメー、知らなかったとかウソいってんじゃねーよ」と怒声をあげるトゥルーマンショー
「本当だニャン、信じて欲しいニャン」と語尾に変な文言をつけて話す猫耳娘
そのやり取りに切れた街の警備兵が殴る蹴るの暴行を加え猫耳娘のアバターが砕け散って死亡
リメインライトがユラユラと燃えている
異種族なのでカオティックにはならない
さて、残る「レイブン」「君が代」「グルッポ」「ウナウナ」「ルーマニア」の5人はどうするのかな?
「おまえらも知らなかったとか抜かすんじゃねーだろーな」とトゥルーマンショー
「いや、俺達は・・・」
「俺達は何なんだ!」
「いや、あの、その・・・」
「もっとハッキリ喋れ!」
するとギルドチャットで「とりあえず所属してるギルド名と盟主の名前を聞いてくれ」との指示が来たので
全員分を確認し「テメーら今度見かけたら宣戦布告するからな」と伝えて撤収する
なんだ俺達と同じ事しかしてないんだなと
その後、各ギルドの盟主にウィスパーを飛ばして苦情言って終わりかなと思ったら違った
各ギルドの盟主と連絡を取り「罰金として1人1万ユルドを徴収する」のだそうな
Oh! 恐喝キタコレ
どうやら脅しではなく本当に徴収するらしい
まずはレイブンの所属するギルド「タレイランズ」の盟主「ファンタジースター」を呼び出す
「アンタのところのメンバーがDIとPT組んでいたので罰金1万ユルドね」
「持ってないです」
「バカヤロウ、おまえ個人じゃなくギルド全体で用意しろってんだよ!」
「そんな、まだ作ったばかりでそんなにギルド資産は無いですよ」
「装備品を売れば用意できるだろうが、それが嫌ならロマンでも何でもして用意しろ!」
「ロマンなんて規約違反じゃないですか」
「規約違反とか俺たちには関係ない、やるのはお前の勝手だし強制もしない」
「こちらは罰金を徴収できればそれでいいんだ」
「そんな無茶苦茶じゃないですか」
「払いたくないなら宣戦布告だ、ALOのサービス終了するまでギルド戦だからな!」
「酷いですよ」
「酷いのはどっちだ、俺達の敵と仲良くしてただろうが!」
「遊んでいただけじゃないですか」
「じゃあ俺達ともギルド戦で遊んでくれよ、それでもいいんだぜ!」
「え~、そんな~」
「嫌なら引退するなりキャラ作り直して逃亡するなり好きにしろ」
「但し、おまえのギルドメンバーも永久PK対象だからな」
散々脅しつけて後日、持って来る事を約束させる
引き続いて君が代のギルド「ペンティアム」の盟主「プレスコット」
グルッポのギルド「午後の紅茶」の盟主「xルフィx」
ウナウナのギルド「パーシオン共和国」の盟主「エグザス」
ルーマニアのギルド「スキャナーズ」の盟主「ドン・ドラキュラ」
これらを順番に呼び出して同じように脅しつける
う~む、あのアジトなるプレイヤーホーム
ロマンチックで購入したのかと思ってたけど、もしかしたら違うのかもね
しっかし知らないうちに思いっきり害ギルドになってたみたいだな
なんか面白かったのでウィスパーを飛ばしてモサド(=シャルル)に教えてやると
「うん、なんかだいぶ前からそんな事やってたみたいだね」との事
なんだ知ってたのかyo
さらに「でもDIも同じような事やってるみたいだよ」とかなんとか
ちょwwww
いつの間にかALOは無法地帯になっていたようだ
ちと面白かったのでGMコールで問い合わせてみる
「プレイヤー間で恐喝行為が行われているようですが運営的にはどのように考えているのでしょうか?」と
すると予想通りの回答で
1.お客様同士のトラブルについて運営は関与いたしません
2.ALOはモンスターの狩りやプレイヤー間での戦いだけではなく
ロールプレイングとして善人や悪人を演じる事も遊び方や楽しみ方の1つです
よっしゃ、運営のお墨付きですねw
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