星河の覇皇
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第八十七部第四章 首相官邸にてその三十九
「必死になり優っているなら」
「それなら落ち着きますね」
「油断する傾向が強いです」
「日本と比べてどうかですね」
「そうした国ですから」
それ故にというのだ。
「日本に対して強く出る」
「そうした政治家が好まれますね」
「国益とは何か」
国家として求めるべきそれはというと。
「韓国ではです」
「日本に勝つかどうかですね」
「実際に国益になっているかはです」
このことはというと。
「実はです」
「問題ではないですね」
「はい」
実際にというのだ。
「そうしたことではなく」
「日本に優るのが国益で」
「そして日本よりも上位である」
このことこそがというのだ。
「韓国の望みで日本に友好的であるなら」
「日本に媚びている、ですね」
「そう認識されて」
韓国の有権者からそうされてというのだ。
「どれだけ有力な議員でも」
「落選もですね」
「します、そして」
それにと言うのだった。
「親日派というのは」
「それだけで政治家失格ですね」
「今お話した通りです」
どれだけ有力な政治家でも失脚するというのだ。
「そうなります」
「それが韓国ですね」
「我が国の実情で」
それでというのだ。
「今もです」
「続いていますね」
「はい」
そうだというのだ。
「残念ですが」
「では内相は」
「祖国で政治家は出来ないです」
小柳に対して断言で述べた。
「私はそう考えています」
「親日派だからですか」
「韓国でそれはエウロパに好意的である以上によくないことなので」
連合の全市民共通の敵であるこの国に対してよりもというのだ。
「ですから」
「それで、ですね」
「はい」
まさにというのだ。
「これまで新日とみなされた多くの政治家もっと言えば他の分野の優秀な人達が追われ」
「その居場所をですね」
「そして対日強硬策が続き」
「今に至りますね」
「そうなっています」
金はその流麗な眉を曇らせて述べた。
「ですから私もです」
「お国ではですか」
「今不評で」
それでというのだ。
「色々批判されています」
「中央政府内相としては素晴らしいと思いますが」
「素晴らしくともです」
「連合全体の評価はそうでもですか」
「要点は日本に対してどうか」
強硬かどうかというのだ。
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