スーパー戦隊超決戦
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第三十三話 回り道を終えてその十一
「借りを返すのだ」
「そうしてだな」
「俺達の豊かな国を築いていくのだ」
「そうするな」
「是非な」
エンドルフに強い声で話した。
「俺達はな」
「そうするな、しかしな」
エンドルフはギルの言葉を受けて言った。
「正直勝っても負けても」
「もういいな」
「戦隊の連中と」
「そうだ、これで終わりにするな」
「そうした戦いだな」
「そうだ、負けてもだ」
そうなろうともというのだ。
「これでだ」
「終わりだな」
「完全にな」
こう言うのだった。
「そうする」
「あいつ等も戦わないならな」
「それでいいという連中だしな」
戦隊の面々が守る為に戦っていることも話した、好戦的な者達では決してないこともわかっているのだ。
「いい、問題は勝敗よりもだ」
「生き残ることかと」
バリゾーグが言ってきた。
「まずは」
「その通りだ、兵達もだ」
彼等もというのだ。
「同じだ」
「死なないことですね」
「誰もな」
全員がというのだ。
「そうあることだ」
「ではそのことを」
「兵達にも伝えるのだ」
「全ての組織の全ての兵が」
「決戦を行うがな」
それでもというのだ。
「何があろうともだ」
「生き残る」
「そうすることだ」
こう言うのだった。
「いいな」
「それでは」
「事実豊かな国を作るにも人手が必要です」
マッジョが言ってきた。
「私もそれはわかります」
「その通りですね」
ナリアも頷いた。
「まさにです」
「一人でもです」
「ですから」
「兵達も失う訳にはいきませんね」
「絶対に」
「では彼等と戦おうとも」
「一人もです」
マッジョに確かな声で話した。
「死ぬべきではありません」
「左様ですね」
「大事なのは」
それはというと。
「人材です」
「そうですね、では」
「決戦が行われても」
「誰も死なない様にしましょう」
「勝敗に関わらず」
「そうだな、あいつ等とも今後は別にな」
ゼットも考える顔で述べた。
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