オズのエマおばさん
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第九幕その九
「れっきとしただよ」
「餅ですね」
「そうなのだよ」
「だから月餅はお餅ですね」
「お菓子のね、そして麦を練ったものを蒸すと」
そうすると、といいますと。
「包それにお饅頭になるよ」
「これもだね」
モジャボロは桃饅頭を出して言ってきました。
「お饅頭だね」
「そうだよ、包はね」
「中に何も入っていなくてね」
「ハンバーガーやサンドイッチの様にだよ」
「何かを挟んで食べるね」
「豚腹煮込みもそうして食べて」
このお料理もというにです。
「生地は薄くなるけれど北京ダッグもだよ」
「同じだね」
「そう、本当にね」
まさにというのです。
「中国ではお餅は二種類あって」
「麦を練ったものをどうお料理するか」
「そちらは色々あるのだよ」
「そうだね」
「そしてこれがまた美味しくて」
教授はあん饅を食べて言いました。
「私も大好きだよ」
「確かに美味しいよね」
モジャボロの弟さんはお兄さんと同じく桃饅頭を持っていました、そちらを食べた後で言うのです。
「こちらも」
「そうだね」
「満足出来るよ」
「中華料理といえばお茶だけれど」
ドロシーはこう言いました。
「お茶はお菓子には欠かせないわね」
「それかコーヒーですね」
カルロスが応えました。
「もうです」
「どちらかがあるとね」
「最高ですね」
「ミルクやジュースもね」
「ここの泉達から出る」
「そういったものがあってもね」
お茶やコーヒーでなくともというのです。
「いいわね」
「そうですよね」
「ええ、それでお茶はね」
ドロシーはあらためて言いました。
「飲んでいるとね」
「お菓子が欲しくなりますね」
「そしてお菓子を食べていてもね」
「お茶がありますと」
「そちらもいいわね」
「はい」
カルロスはまさにと答えました。
「僕達は今は飲んでいませんが」
「いいのよね」
「そうよね、今はね」
おばさんはミルクを飲みながら言ってきました。
「紅茶もコーヒーもね」
「好きなだけ飲めるよ」
おじさんも言ってきました。
「それも井戸じゃなくて水道ですぐに幾らでも出る奇麗なお水でね」
「ポットで沸かして」
「すぐに飲めるよ」
「パックもあるし」
「コーヒーなんてインスタントもあるし」
「すぐに飲めるわ」
おばさんは嬉しそうに言いました。
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