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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第七幕その十一

「数字だけ見ても」
「全然違うね」
「北朝鮮なんて有り得ないよね」
「それだけの人口で百万以上の軍隊って」
「滅茶苦茶よ」
「だから財政が破綻しているんだ」
 北朝鮮はというのです。
「軍事費が多過ぎてね」
「あの国はないですよね」
 トミーもそれはと言いました。
「流石に」
「トミーもそう思うね」
「はい、軍隊が大き過ぎて」
 国家の規模と比較してです。
「そしてです」
「軍事費が多過ぎてね」
「あれじゃあ駄目ですよね」
「そうした状況がずっと続いているからね」
 その為にというのです。
「ああなっているよ、しかも軍人さんばかり多くてもね」
「他の分野の働き手も足りなくなるので」
「産業に力を入れようにもね」
 そうしてもというのです。
「予算も人手もね」
「なくて」
「上手くいかないよ」
「だからあの国は余計に駄目なんですね」
「そうだよ、本当に軍隊は大き過ぎてもね」
「北朝鮮を見てもわわかりますね」
「よくないよ」
「そうですね」
「あくまでね」
 それこそというのです。
「バランスよくだよ」
「軍隊はあるべきですね」
「自衛隊は人手不足でもね」
「北朝鮮軍みたいになったら駄目ですね」
「流石に今の日本の人の殆どは頭がよくて物事もわかっているから」
 だからだというのです。
「北朝鮮みたいな政治をしろとはね」
「言わないですね」
「あんな政治をしたら」
「絶対に駄目ですね」
「うん、戦前の日本なんて何でもないよ」
 それこそというのです。
「あの国と比べたら」
「あの国は酷過ぎますね」
「そうだよ、しかし戦前の日本は全否定して」 
 先生は焼きそばを食べつつ首を傾げさせます、ソースと紅生姜や鰹節の濃厚な味を楽しみながらです。
「北朝鮮は全肯定なのはね」
「おかしいですね」
「今の日本も否定してだよ」
「あの国には変な擁護もしますね」
「そうすることはね」
 どうしてもというのです。
「おかしいよ」
「あんなおかしな国ないですからね」
「無法の限りを尽くしてね」
「個人崇拝で」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「軍隊もああだからね」
「それじゃあですね」
「もうどっちがおかしいか」
「一目瞭然ですね」
「僕はこうした考えの人は絶対に信用出来ないよ」
 それこそというのです。
「日本を否定して北朝鮮を肯定する人は」
「どっちがおかしいか一目瞭然ですからね」
「だからね」
 その為にというのです。 
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