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夢幻水滸伝

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第三百十八話 もう一人の覇者を見てその七

「やっぱりな」
「視野に入れますね」
「ああ、相手次第やが」
「それでもですね」
「トウェインの性格やとな」
「戦になりますね」
「あいつはこうした時明るくな」
 そうした状況でというのだ。
「戦を選ぶわ」
「どちらが勝つか決めますね」
「あいつは何かあるとスポーツの勝負でな」
 それで以てというのだ。
「決めようってな」
「言いますからね」
「バスケのシュートどっちが多く入れるかとかな」
「野球のバッターとピッチャーで勝負したり」
「そういう奴やからな」
 だからだというのだ。
「ほんまな」
「こうした場合は」
「ああ、戦でな」
 それで以てというのだ。
「決めようってな」
「言いますね」
「ああ、そしてわしもそれに乗る方でな」
 それでというのだ。
「民に迷惑かけへんのなら」
「戦ですね」
「それを選ぶわ、兎に角な」
「彼等とですね」
「これからどないするか」
 真面目に考える顔で言うのだった。
「考えてくか」
「その時が来ましたね」
「アメリカの統一はな」 
「絶対にせんとあきませんね」
「そや」
 何があってもというのだった。
「そやからな」
「トウェイン君達とどないしてくか」
「考えてくか」
「ほなです」
 エミリーがここで言って来た。
「まずはです」
「西部の情報収集か」
「そうしますか」
「まずは相手を知らんとな」
「そうですね」
「頼めるか」
「その為に言いました」 
 エミリーは微笑んで答えた。
「敢えて」
「そやな、ほなな」
「これよりですね」
「情報収集を頼むわ」
 西部の方をというのだ。
「宜しゅうな」
「そうさせてもらいます」
「トウェインも他の奴も知ってるけどな」
 それでもとだ、メルヴィルは言うのだった。
「西部の連中も」
「悪い人はおらへんですね」 
 ジェーンは腕を組んで言ったメルヴィルに述べた。
「そうですね」
「ああ、しかしええ連中でもな」
 それでもとだ、メルヴィルはジェーンに話した。
「立場がちゃうとな」
「それで、ですね」
「敵対するもんや」
「それが世の中ですね」
「敵やから悪やなくてな」
「その行いでどうかですよね」
「ほんまもんの悪ってな」
 それはというと。 
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