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星河の覇皇

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第八十四部第三章 円明園の会議その十九

「喜んで、です」
「左様ですか」
「強敵は味方になれば頼もしい」
「だからですか」
「そして貴女何よりも今の日本はです」
「味方だとですか」
「はっきりしましたので」
 それ故にというのだ。
「少なくとも私はです」
「今の私はですね」
「そして日本政府もです」
「信用出来ますか」
「今の貴女のお話で確信しました」
「左様ですか」
「はい」
 まさにというのだ。
「私としては」
「私もです」
 ここで李、ホスト役の彼も言ってきた。
「今のお話で」
「確信されましたか」
「今の日本は味方だと」
「左様ですか」
「日本はわからない」
 マックリーフも言ってきた。
「よく言われますね」
「貴国とはお付き合いが深いと思いますが」 
 しかしというのだ。
「それでもですか」
「そう答えれば」
「心外です」
「そうですか」
「日本は信義を忘れない国なので」
「礼儀、仁義等もですね」
「ですから」
「ではそうしたものの外は」
 マックリーフは伊東にあえて問うた。
「どうでしょうか」
「さて」
 伊東は笑って答えた。
「それは」
「返答と捉えていいでしょうか」
「どうとも」
「そうでしょうか」
「まあいいかと」
 ここでまた李が言ってきた。
「そのことは」
「それでは」
「ではですな」
 グリーニスキーはまた言ってきた。
「これより」
「はい、この六ヶ国で、です」
 李はグリーニスキーにもすぐに答えた。
「会談を行い」
「そのうえで」
「各国の権限の確認とです」
「維持、そしてですね」
「さらなる発展を表明しましょう」
「そうするのですね」
「是非」
 まさにというのだ。
「そうしていきましょう」
「それでは」
「これより」
「さて、ではこれより非公式のお話を終えて」 
 そしてとだ、マックリーフも言ってきた。
「そしてです」
「そのうえで、ですね」
「あの国にです」
「行くのですね」
「そうしていきましょう」
 こう言ってだ、そしてだった。 
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