ハッピークローバー
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第六十九話 かき氷の美味しさその二
「こっちもね」
「そうですか」
「前から卓球好きだったけれどね」
「部活でやってみてもですか」
「面白かったわ、うちの学校顧問の先生達もいいでしょ」
「そうですね、何でもです」
理虹は先輩に汗をかきつつ話した。
「公立とか酷いらしいですから」
「先生がね」
「もう人間失格レベルの人が多いらしいですね」
「みたいね、公立だと特にね」
こちらの学校ではというのだ。
「公務員だけれど」
「公務員にはとても思えない人ばかりらしいですね」
「何しろ日教組があってね」
正式名称を日本教職員組合という、公務員は労働組合を組織してはならない筈だが存在しかつ北朝鮮の教育を理想としている組織である。
「そこが酷いから」
「あの日教組ですね」
理虹も日教組のことは知っていて頷いて応えた。
「あそこはかなり、ですよね」
「問題あるの知ってるわね」
「はい、酷いところですね」
「あそこにいる先生が多いから」
その為にというのだ。
「先生の質も悪いのよ」
「そういうことですね」
「だから暴力も蔓延しているのよ」
学校ではというのだ。
「先生が悪事働いても庇って隠したりする人もから」
「それじゃあ悪い先生が残りますね」
「先生の問題行為ってよく出るけれど」
それでもというのだ。
「実は出て来るのは僅かで」
「氷山の一角ですね」
「実際は遥かに多くて」
表に出て問題になるケースよりもというのだ。
「それでよ」
「問題なんですね」
「そうよ、もうね」
それこそというのだ。
「部活でもね」
「問題のある先生が顧問だったりして」
「楽しく出来ないですね」
「何かあると暴力振るう先生が顧問で楽しい筈ないでしょ」
「ですね、罵ったりする先生も」
「普通の職場だとクビになる人が顧問だったら」
暴力が犯罪であることは言うまでもない、だがその暴力を振るっても学校では問題が表に出ないケースが多いのだ。
「例えそれだけ好きなことの部活でも」
「卓球でもですね」
「楽しい筈がないから」
「うちの学校はですね」
「いい先生ばかりでね」
「いいですね」
「流石に中川みたいなのもいるけれどね」
先輩は実名も出して話した。
「あの人はただ教え方が最悪なだけで」
「人間としてはですね」
「まあまともって言えるから」
「暴力とか振るわないので」
「実際部活だと何も言わなくてコーチの人もいてね」
それでというのだ。
「そうした人が取り仕切ってもいて」
「何もないんですね」
「教師として問題でも」
それでもというのだ。
「人間としてはね」
「まだましってことですね」
「というか公立の学校があんまり過ぎるのよね」
「先生が酷過ぎるんですね」
「ええ、中川より遥かに教えるの下手な先生いるらしいし」
「中川以上ですか」
「みたいよ」
「想像つかないですね」
理虹は今自分達の間で実名で話されている教師の授業を思い出しつつ話した。
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