イベリス
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第七十九話 アイスティーその七
「私ここにいますし」
「そこに座ったままなのね」
「そうしますので」
「だからソファーはなのね」
「使って下さい」
先輩がというのだ。
「そうして下さい」
「そう言ってくれるならね」
「寝ないとよくないですしね」
「それね、寝不足ってね」
どうしてもとだ、先輩も言った。
「身体にきますしね」
「そうでしょ」
「私も寝不足ですと」
咲にしてもというのだ。
「翌日本調子出ないです」
「そうでしょ」
「はい、だからですね」
「よく寝ることもね」
このこともというのだ。
「大事よ、だから休憩の時にね」
「今みたいに」
「ゲームをやり過ぎて」
そうしてというのだ。
「寝不足ならね」
「ソファーで、ですか」
「よく寝てるのよ、あとお家に帰ったら」
「もうですか」
「今日はすぐに寝るわ」
「ゲームをされないで」
「そうするわ、眠いし結構疲れも感じるから」
だからだというのだ。
「そうするわ」
「そうですね」
「牛乳飲んで」
「牛乳ですか」
「牛乳飲むとよく寝られるのよ」
先輩は咲に笑って話した。
「良質の蛋白質が沢山入っていて」
「それで、ですか」
「だから飲むとね」
牛乳、それをというのだ。
「よくね」
「寝られるんですか」
「そうなのよ、小山さんも覚えておいてね」
「牛乳を飲むとよく寝られるんですね」
「そうよ」
実際にという言葉だった。
「だからね」
「私もよく寝たい時は」
「牛乳飲んでね」
「そうします」
「逆に起きたい時は」
先輩はこの場合も話した。
「コーヒーとか濃いお茶をね」
「飲むといいんですよね」
「そうよ、カフェインが入ってるから」
だからだというのだ。
「飲むと目が冴えて」
「目が醒めて」
「頑張れるのよ」
「よく言われていますね」
「だからよ」
それでとだ、先輩は咲にさらに話した。
「勉強とかゲームとかで」
「起きる時は」
「そうしたのを飲んで」
コーヒーや濃いお茶をというのだ。
「頑張ってね」
「そうします」
咲はこちらのことにも答えた。
「とはいっても私コーヒーはです」
「起きたい時になのね」
「飲んでますけれど」
それでもというのだ。
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