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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第九話 子育てしたい奴らは自分たちの血筋にこだわらずに両親のいない子供たちを優先して施設から引き取り養子にするべきだ。将来大人になって貧困に苦しむ孤児を減らせば、その数だけ自殺者が減るかもしれないからである。とりあえず自分のことを男より頭がいいと思ってる女は生ユッケ食いながら北朝鮮でラジオ体操でも踊ってろ!

俺は終末黙示録から得た知識を使い、人間のまま空間に異次元へと繋がる穴を両手で開けた。
俺は右人差し指で石川タカユキの右目を串刺しにしたまま、異次元に放り込んだ。
 そして石川タカユキに続いて異次元へと侵入しようとする俺のあとに続いてカズキもついてきた。
 「なぁ冷静沈着の石川タカユキちゃんよぉ…お前どうして俺を作ったんだ…」
 「め…目がぁぁぁぁぁぁぁッ!痛い痛い痛い痛いーッ!フミコママッー助けてぇーッ!」
 「俺の質問にとっとと答えろ!じゃないと左目もぶっ潰すぞぉコラッ!」
 石川タカユキを罵倒する俺の横でカズキは巨大なサンゴ礁になり、つくば市内のありとあらゆる生命体を人面恐竜に進化させている母親の姿を俺が異次元にわざわざ創造してやったテレビを通して見ていた。
 やさしい。
 「どうだ!自分の母親が世界を終わらせようとしている、この光景を!見てて苦しいだろ?」
 俺の挑発にカズキは何も答えない。
 ただ黙々と異次元内に俺が作ってやったテレビの画面を見て沈黙しているだけだ。
 「けっ…母親が化けものになって気でも狂ったか…おい!石川タカユキ!どうして俺を作ったんだ!教えろ!」
 俺は右目から滝のように血を流す石川タカユキの顔を何度も踏みつける。
 「俺はもう終末黙示録を通して全部知ってるんだぞ!お前には兄ノブタカがいた。一家の長男だった兄ノブタカはお前の母親フミコと父親ケンタロウの期待を一身受けて受験勉強にのめり込み最終的には夜中に自室のラジカセから洋楽を大音量で流しながら木刀を振り回す気狂いになってしまった。
 そしてその半面、両親であるフミコとケンタロウから特に何の期待もされていなかったノブタカの弟、石川タカユキは両親への愛に飢えていた。そして両親への愛に飢えていたお前は俺の母親や愛人たちに自分の母親の影を投影して交尾を繰り返すことでそのマザーコンプレックスと体内回帰願望を満たそうとした。
 そして光のある場所に闇が生まれるのと同じで俺はお前のマザーコンプレックスと体内回帰願望を満たす課程で俺の母親の体内に宿った。
 しかしだ!俺は別に誰に作ってくれとも産んでくれとも望んでもいない!頼んでもいない!なのに!母親、父親の子どもが欲しいという人の命の重さと尊厳を無視した極限に無神経な自己満足欲求を満たしたいがためにこの糞みたいな世の中に俺は!産み落とされた!
 その糞みたいな世の中で死の恐怖に怯えながら生きていかなくてはならない地獄の日々を強制されたッ!父は自分の性的欲求を満たすため、だそれだけのために、そして母は母性欲求を満たすただそれだけのために本来何の罪もない俺はこの地獄で生きていかなくてはならなくなった。
 だから俺は自分達の邪〈よこしま〉な願いを成就させるためだけに俺を作ったお前ら両親が許せない!なのにお前たち両親はその地獄みたいな現代社会に適応できず自宅に引きこもる俺をまるで人間の出来損ないであるかのように侮辱した!
 自分たちの身勝手な欲求を満たすためだけに俺を作ったくせに、このイカれた現代社会という地獄を無理矢理俺に押し付けたくせに、あたかもセッ●スしてやった、産んでやった、育ててやったことに感謝しろと恩着せがましく説教をしてきた!
 そして石川タカユキ!お前は俺をさんざん馬鹿にしておいて、裏で若い女キンカイと不倫の限りを尽くしていた!俺はお前が憎い!どうしてよりによってお前達みたいな失敗作から誕生してしまったのだろうか?俺には!子供には!これから生まれてくる命には!一体こんな地獄を体験する義務が本当にあるのだろうか?死ね」 
 「マサヒロ、それが自然の摂理なんだよ…それがこの現代社会の常識なんだよ。この社会は大多数の価値観を受け入れることができない人間は必ず不幸になるように出来ている。だからみんな大多数の価値観に疑問を抱きつつも自分が幸福に生きるために仕方なく大多数の価値観に魂を蝕まれることを受け入れる。石川マサヒロよ、お前が何度、断罪王で地球上のあらゆる命を滅ぼそうと地球はまた何度も新しい命を創造するだろう。そこには倫理も道徳もなくあらゆる生命が自然の摂理に基づいて生殖行為を行い続ける。つまり不倫セッ●スは自然の摂理だ。お前に言っていることはただの子供の屁理屈だ。お前が新世界の神なら時間なんて簡単に巻き戻せるのだろう?なら、今すぐ愛する妻、キンカイを世界をすべてを元通りにしておくれ!」
 「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇッ!死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇぇぇぇッ!わかった…終末黙示録を見た俺はお前の言う通り新世界の神だ。時間を巻き戻すなんてお茶の子さいさいだ。でも一つ条件がある。石川タカユキ!お前がカズキと殺し合うことだ!」
 「お、おかしな話だ…い、いったいどういうつもりなんだ!時間を巻き戻してくれるならわざわざ殺し合う必要はないだろ?」 
 あのなぁ…貴様ごときただの現代人類の願いを新世界の神であるこの俺が聞き入れること自体がまずおかしな話なんだよ!わかるか?とにかく意味があるとかないとかじゃねぇんだよ!いいからとっとと殺し合えやぁ!愛するキンカイを生き返らせたいんだろう?このエロ糞ジジイ!ホイッ!早くする」 
 「カズキ、さっきの話聞いていただろう?悪いが俺はたとえ時間が巻き戻ることがわかっていても死ぬのは痛いし怖いし嫌なんだよ!お前の母さんのために一度俺に殺されてくれぇ!」        
 石川タカユキの両手がカズキの首に回されようとする。
 石川タカユキの接近に気づいたカズキは正面から石川タカユキの頬を右手でぶん殴った。
 き…貴様ぁ!血は繋がらずとも、育て親に向かって拳を振るうなど、この身の程知らずが!いったい誰の金で学校に通えると思ってるんだ!おとなしく俺に殺されればお前の母親も平和な生活ももとに戻るんだぞ!」
 「うるせぇエロジジイッ!俺はママにもおめぇみたいなエロジジイにも学校に行きたいなんて頼んでないよ!学校なんかにいくより俺は家でずっとゲームしていたんだ!」
 「なにをバカげたことを言ってるんだ!学校にいかなきゃ、お前はこの社会では生きていけない!学校に行かないということはこの社会では生きる権利がないのと同じなんだ!」
 「じゃあ聞くけど、四捨五入!みはじ!方程式!平方根!歴史人物の名前が社会に出て一体何の役に立つんだ!いつどの場面で役に立つというんだ!勉強は学校の先生になりたい奴だけすればいいんだ!俺は勉強が大嫌いだ!自分の好きなことだけずっとできればそれで満足なんだ!エロジジイはパソコン見ながら自分の右手でチ●コシコってればそれでいいんだ!」 
 「貴様ァッ!こっちはもともと好きでお前の面倒を見ているわけじゃないんだぞ!俺はお前の母親に騙されたんだ!お前の母親キンカイは最初、子供はいないと言っていたんだ!それがどうだ、婚姻届けに判を押してお前の母親のために二千万もする家を買ってやったとたんに実は子供がいると言ってきやがった!だからあえて俺はお前を人質にとってやったのさ、お前の母親に俺の言うこと全てを聞かなければカズキの面倒も学費も払わないと言ってな!」
 「そもそもお前みたいなエロジジイに俺のママみたいな若い女が金目当ての目的以外に近づくわけがないんだ!お前はただのエロバカジジイだ!」
 「うるせぇクソガキ!俺はこう見えても会社では冷静沈着の石川さんって言われてるんだよ!俺は馬鹿じゃねぇッ!」
 「若い女の色仕掛けに騙されて二千万の家買わされてるエロジジイの一体どこが冷静沈着なんだ!いいからエロジジイは死ね」 
 「くくく…それにしてもお前の母ちゃんの体はとても産経婦とは思えないほどなかなか味わい深かったぜぇ…」
 「貴様ァァァァァァァッ!俺のママを侮辱するなァーッ!」 
 「うるせぇ!ガキがいるくせに金目当てに俺に近づいてきたお前の母ちゃんのほうがよっぽど俺のことを侮辱してるぜ!とっとと中国に帰れこのクソガキ!ロクな貯金もなしに作られ産まれたおめえは所詮誰にも望まれてねぇ命なんだよ!」
 石川タカユキの両手が異次元を駆け回るカズキの首を捕らえ締め上げる。
 そしてカズキは石川マサヒロが窓ガラスを割った時にたまたまズボンのポケットに入ってしまった窓ガラスの破片を右手で取り出して石川タカユキの喉を切り裂いた。
石川タカユキの首からまるで噴水のように血液が飛びだし新世界の神であるこの俺が作りだした異次元の床を汚した。
 「い、いやだ…このあと時間が巻き戻ることがわかっていても俺は死にたくない!フミコママ助けてぇぇぇぇぇッ!」
 「おい!石川マサヒロ二十二歳無職童貞!お前の言う通りに石川タカユキを殺したぞ!だから時間を巻き戻してママとつくば市を元通りにしてくれ!」
 「ダメだ」
 「え?」
 「俺は最初から時間を巻き戻す約束を守るつもりはなかった。俺はただお前と石川タカユキが本音をぶつけあって殺し合うのを見たかっただけだ。カズキ…お前はもう用済みだ…死ねバーカ死ねぇぇぇッ!バーカ!死ねぇぇぇぇッ!」
 神世界の神である俺の念力によってカズキの体は粉々になった。
 「でも…なかなか面白かったぜ…お前たちの限界バトル」
次回予告
第十話 断罪王 対 銀装天使バササエル!ベガ!ダネル!アラキバ! アイドル、女優の妊娠・出産を世間に発表するということは、そのアイドル、女優がセッ●スしたことを全国に広めることと同じである! 
 

 
後書き
次回もお楽しみに! 
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