| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

レーヴァティン

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二百五十三話 蝦夷が収まりその十四

「そして測りもであります」
「違っていたりしたな」
「それで統一もです」
 東西のそれもだ。
「遅れたであります」
「別という認識が強くな」
「そうだったであります」
「豊臣秀吉がそうするまでな」
「そして江戸幕府が確かにしたであります」
「時間がかかった」
 それも数百年もの長きにだ。
「東西の統一はな、だが」
「わし等はであります」
「それが比較的楽にな」
「出来たであります」
「有り難いことにな」
 まさにというのだ。
「それが達成出来た」
「蝦夷も含めて」
「ならだ」
 それならと言うのだった。
「このままだ」
「治めていくわね」
「そうする、では落ち着いたらな」
「大坂に戻りますな」
「そうする、あと少しだが」
 それでもというのだ。
「収まるまではな」
「留まるでありますな」
「そうしていく」
 こう言ってだった。
 英雄は仲間達と共に蝦夷にまだ少し留まり。
 刻が来たところで術で大坂に戻った、ここでこう言った。
「さて、ではな」
「ここで、でありますな」
「浮島全体の政を行い」
「朝廷に神託も伺うでありますな」
「そうする」
 こう言ってだった。
 英雄は次の動きにかかった、浮島全体の政に入りそのうえで朝廷に神託も伺うのだった。いよいよ魔神との対峙に入ろうとしていた。


第二百五十三話   完


                   2022・4・8 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧