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レーヴァティン

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第二百三十九話 北への集結その九

「俺達は」
「左様でござるな」
「ああ、それじゃあな」
「今よりでござるな」
「半島の王国の領土に入って」
 主力はそうしてというのだ。
「そしてな」
「スカパフローから北の島等を攻め取って」
「そのうえでな」
 さらにというのだ。
「俺達はな」
「兵を十三に分け」
「そうするな」
 こう進太に言った、そしてだった。
 久志は実際にその様にしてバイキング達を攻めていった、四十万の兵をそうして彼もまた兵を率いて進撃したが。
 バルト湖を艦隊を率いて攻めつつだ、彼は兵達に話した。
「この季節は凍ってないな」
「左様ですね」
「これは何よりです」
「こうして船で進めるので」
「有り難いです」
 兵達もこう応えた。
「凍っていますと」
「こうして船では進めません」
「それこそ氷の上を歩いて進みますが」
「そうですと」
「結構な」 
 氷の上を進む場合はというのだ。
「難しいからな」
「左様ですね」
「滑りますし」
「それに冷えます」
「雪も積もりますね」
「下手に薄い場所の上に進んで」
 そうなってというのだ。
「そしてな」
「はい、氷は割れて落ちれば」
「それは厄介なことです」
「湖の中のモンスターにも襲われます」
「そうなるので」
「だからな」
 そうしたことも考えられるからだというのだ。
「凍ってるとな」
「厄介でした」
「ですがこの季節はまだ凍りません」
「寒くとも」
「そこまでは至っていません」
「だからよかったな、本当に湖は船で進むことだ」 
 これが一番だというのだ。
「そうした場所だ」
「左様ですね」
「それではですね」
「このまま船で進んでいきますね」
「艦隊を率いて」
「ああ、そうしてな」
 そのうえでというのだ。
「上陸してな」
「そうしてですね」
「バイキング達を制圧していきますね」
「村の一つ一つを」
「そうしていきますね」
「ああ、そして使者も送ってな」
 そうしたことも行ってというのだ。 
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