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レーヴァティン

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第二百三十九話 北への集結その八

「そうするな」
「左様でござるな」
「ああ、いいことだ」
「足掛かりが無傷で手に入ったことも」
「このこともな」 
 まさにと言うのだった。
「本当にな」
「まことにそうでござるな」
「だからな」 
 それでというのだ。
「今から主力はあちらに移動させる」
「そうしてバイキングの半島を攻める」
「それでスカパフローからはステーファノとモナコに任せる」 
 提督である彼等にというのだ。
「北の島、そして緑の島はな」
「彼等に任せて」
「攻めてもらう、どっちの島も寒いし波も荒いが」
 それでもというのだ。
「攻めてもらうな」
「そうして占領するでござるな」
「それで俺達はな」
「バイキング達のいる北の半島を攻める」
「大軍と多くの船を使ってな」
 そのうえでというのだ。
「攻めるな」
「それでは」
「ああ、四十万の兵を十三に分けてな」 
 そうしてというのだ。
「お前等は三万ずつ率いてな」
「そうしてでござるな」
「それぞれ攻めて、俺は四万を率いてな」 
 そのうえでというのだ。
「攻めるな」
「そうするでござるな」
「そして一気にだ」
「北の半島を制圧する」
「それでそれぞれの村への使者もな」
「十三に分けたうえで」
「バイキングの村に一度に送る」
 十三に兵を分けてそれぞれの軍勢がそうしてというのだ。
「そうしてな」
「村々を帝国に入れる」
「人口は少ないが村の数は多い」
 そうした状況だからだというのだ。
「だからな」
「そうしてでござるな」
「勢力を拡大させていくな」
 そうするというのだ。
「頭は時として多い方がいい」
「多くのことが同時に出来るでござる」
「だからな」
「ここは十三に分けるでござるな」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「勢力を拡大するな、攻めもして」
「村に使者を送り」
「そうしていくな」
 まさにというのだ。 
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