八条学園騒動記
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第六百十九話 レモンティーその九
「それで逆にね」
「刑務所に行って」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「僕の知り合いみたいにね」
「強制労働ね」
「それを課せられてね」
「死んでいくわね」
「消耗品扱いでね」
「そうよね」
「まあそうなっていってね」
菅はレモンティーを飲みつつ述べた。
「当然だね」
「自業自得よね」
「だってね」
それこそとだ、菅はこうも述べた。
「連合に害になることばかりしてね」
「のうのうと生きているとかね」
「寄生虫だから」
「本当に寄生虫よね」
「悪事や税金で生きていて」
そしてというのだ。
「連合の害にしかならないことばかりしてるから」
「デモっていってもね」
「プロ市民のデモってね」
それこそというのだ。
「よく見たらね」
「エウロパの為になる様なね」
「それで自分達に都合の悪い」
プロ市民達にというのだ。
「そうした政策に対してばかりで」
「すぐわかるのよね」
「権利の主張も」
連合市民のそれであるというそれもというのだ。
「よく聞くとね」
「自分達の権利ばかりでね」
「それでね」
「本当にわかりやすいのよね、ああした人達」
七海はメニューを見つつ述べた、メニューはテーブルの上にあった。
「恰好もそうで」
「主張もね」
「自分達の主張ばかりでね」
「他の人のものは認めないから」
「その言い方もね」
これもというのだ。
「本当にね」
「そうだよね」
「もう中学生ならよ」
それならというのだ。
「わかる位よ」
「それ位だね」
「そう、本当に」
まさにとだ、七海は述べた。
「丸わかりよ」
「自然と人相にも出るよね」
「何か卑しいのよね」
「うん、文句ばかり言ってるから」
それでとだ、管は述べた。
「そのせいでね」
「人相もね」
「卑しくて行いもね」
「そうよね」
「結局真っ当に生きるのが一番で」
「ああした生活をしてると」
「自然と卑しくなっていくよ」
人間としてそうなるというのだ。
「それでね」
「最後は逮捕されて」
「強制労働で死んで」
酷使された末にというのだ。
「後はね」
「無縁仏ね」
「それで捨てられるよ」
その亡骸をというのだ。
「ゴミみたいにまとめてね」
「確か実際ゴミと一緒に捨てられるのよね」
彰子も言ってきた。
「ああした人達って死んだら」
「うん、凶悪犯はね」
菅は彰子にも答えた。
「実際にね」
「死んでもね」
「ゴミを捨てる穴とかにね」
「死体を放り込まれて」
「誰かが念仏を唱えてね」
それでというのだ。
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