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レーヴァティン

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第百三十八話 湖沿岸部その七

「実にな」
「そうだよな」
「甘くて美味いだけでなく」
 それに加えてというのだ。
「水分補給にもなってだ」
「身体にもいいんだよな」
「天然のスポーツドリンクともな」
 その様にもというのだ。
「言われている」
「そうだよな」
「だからだ」
「西瓜もいいんだな」
「むしろこれまで食っていなかったか」
「何か色々食っていてな」
 この世界にも西瓜があることは知っていた、だがそれでもというのだ。
「それでな」
「そうか、だがな」
「これからは、だよな」
「西瓜もだ」
 今自分達が話しているこの野菜もとだ、正は話した。
「食っていくといい」
「そうだよな」
「俺も西瓜は好きだ」
 かく言う正自身もだった。
「メロンも好きだが」
「西瓜もか」
「むしろメロン以上にだ」 
 西瓜の方がというのだ。
「好きな位だ」
「そこまでか」
「だから明日お前が食うならな」
「お前もか」
「食う」
 その西瓜をというのだ。
「そうしたい」
「そうか、じゃあ皆で食おうな」
「是非な」
 こうした話をしてだった、その次の日に。
 美奈代は会議の場で連合王国そして諸都市群のことを話した、このと美奈代は自分達の前にそれぞれあるものを見て言った。
「西瓜かいな」
「ああ、昨日話してただろ」
「飲んでた時にか」
「それでだよ」
「今ここでか」
「食おうな、おかわりもあるからな」
 それでとだ、久志は美奈代に笑って話した。
「好きなだけ食ってくれよ」
「ほな遠慮なくな」
「そうしていこうな、それでな」
 久志はさらに言った。
「メロンもあるからな」
「そっちもかいな」
「ああ、献上品があってな」
「そっちでか」
「メロンも貰ったからな」
「だからだというのだ。
「よかったらそっちもか」
「食えばええか」
「そうしながら軍議やっていこうか」
「ほなな」
 美奈代は久志の言葉に頷いた、そしてだった。
 その話をしてからだ、いよいよ連合王国と諸都市群の話をはじめた。まずは連合王国のことを話した。
「どっちも半島国家やが連合王国はな」
「ああ、どんな国かな」
「これから話すな、人口はな」
 まずはこちらから話した。
「一千万程や」
「それ位か」
「三方が湖に囲まれてて川も結構でかいのが複数全土に流れてる」
「水運はいいんだな」
「ただ全体的に高原が多い」
 美奈代はこのことも話した。
「そして木は少ない」
「荒れ地が多いか」
「そうした国土や、モンスターはあまり多くない」
「そうなんだな」
「そして東西の王国が合併してな」 
 そうなってというのだ。 
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