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ドリトル先生の林檎園

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第一幕その二

「美味しい林檎を売り出しているよ」
「それじゃあこの林檎もだね」
「青森県か長野県だね」
「どちらかの県の林檎だね」
「そうだね」
「そう、これは長野県の林檎だよ」
 そちらの産だというのです。
「日本の真ん中辺りにあるね」
「ええと、海がない県だったね」
「奈良県や滋賀県や岐阜県と同じで」
「あと群馬県や茨木県も海ないね」
「あと埼玉県と山梨県もね」
「そう、長野県も海がないんだ」
 そうした県だというのです。
「そうした県で面積は大きくて」
「日本の都道府県じゃかなり大きかったね」
「北海道の次位かな」
「結構な大きさでね」
「日本の地図じゃかなり目立つね」
「そうした県だよ、林檎以外には」 
 先生は林檎をもう一切れ取ってから言いました。
「お蕎麦が有名だね」
「あっ、それも有名なんだ」
「お蕎麦も」
「そうなんだ」
「そうだよ、長野のお蕎麦は信州そばと言われて」 
 それでというのです。
「こちらも有名なんだ」
「そっちも美味しそうだね」
「お蕎麦も美味しい食べものだしね」
「日本は麺類も豊富だし」
「そちらも美味しそうだね」
「というかね」
 ここで言ったのは食いしん坊のダブダブでした。
「お蕎麦って蕎麦粉から作るよね」
「そうよ、お蕎麦の実を粉にしてね」
 ダブダブにガブガブがお話します。
「そこから作るのよ」
「それは欧州にもあるね」
 トートーはこのことを知っていました。
「クレープは高級だと生地は蕎麦粉だね」
「クレープといっても色々で」
「スイーツのもあれば普通のお料理に使うのもあるから」
 チープサイドの家族もお話します。
「色々ね」
「あの生地を使ったお料理も」
「スイーツの場合が多いけれど」
 ポリネシアは先生も好きなそちらを思い出しています。
「普通のお料理にも使うのよね」
「そしてクレープの生地にも蕎麦粉を使う」
「このことも覚えておかないとね」 
 ここで言ったのはオシツオサレツでした。
「そして日本じゃね」
「麺になってるんだね」
「東北の方じゃ蕎麦がきとかあったね」
 チーチーはこの食べものを出しました。
「あとお菓子でそばぼうろがあったね」
「けれどメインは麺だね」
 ジップが指摘します。
「日本だとね」
「関西でもあるしね」
 勿論ホワイティも知っています。
「僕達もよく食べてるし」
「じゃあまた今度ね」
 最後に言ったのは老馬でした。
「お蕎麦食べようね」
「そうだね、林檎だけじゃなくて」
 先生も皆のお話を聞いて言います。
「お蕎麦もいいね」
「じゃあ今度食べよう」
「そうしましょう」
「明日にでも大学の食堂に行って」
「そうしてお蕎麦食べようね」
「いいね」
 先生は皆に笑顔で答えました。 
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