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仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
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第1部~崩壊する楽園~
  第13話『幻想の森』

これまでの、仮面ライダーディロードは─
『GX-05をアクティブ!』
「いい加減にしろ!」
「あまりにも身勝手じゃないか!」
「城戸、死ぬな!」
「望み求めし鏡の戦士の世界、捕まえた…」

装填の守護者、ディロード。幾多もの世界を救い、その心は何を思う─

「雅君、そこまでだ!ここで雅君を食い止める!」
仮面ライダーZXはディロードと交戦状態に入ろうとしていた。
「あなた一人で、何が出来るのですか、村雨さん?」
ディロードはロードスラスターを構える。
「もう、残っている仲間達は少ない。だが、たとえ俺一人となっても、先輩達の仇はとらせてもらう!虚像投影装置!」
ZXはベルトの虚像投影装置を起動させて十人に分身する。
「これならどうだ!」
ZXはそれぞれ、マイクロチェーン、十字手裏剣、衝撃集中爆弾、電磁ナイフを構える。
「やはり虚像も別の武器を持つか。」
【ATTACK RIDE-BLAST-】
ディロードはロードスラスターにブラストをスキャンさせる。
「ZX陽炎崩し!」
電磁ナイフを持ったZXが三人、ディロードに接近する。
「全員虚像か。」
ディロードはロードスラスターから散弾を放ち、ZXの虚像を消す。
「十字手裏剣!」
「衝撃集中爆弾!」
今度は、投擲武器が飛んでくる。
「そこが本物か!」
【-BLAST-】
ディロードはブラストを再装填し、弾種をガトリングに変えて投げられた武器と虚像のZXを消して、本物のZXを撃ち、マイクロチェーンを構えていた虚像のZXを消滅させる。
【ATTACK RIDE-SLASH-】
ディロードはディロードライバーにスラッシュをスキャンする。
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DELOAD-】
ディロードは必殺技を発動する。
「しまった!こちらも行くぞ!ZXイナズマキック!」
ZXは赤い電撃エネルギーを発生させて最強のキックをディロードに放つが、
「ライダーチョップ!」
ディロードはキックが当たる前の若干の隙を狙って手刀を放ち、ZXをライダーカードに変える。
「あとはあなた達だけですね、そこに隠れている海堂博士に一条さん。」
ディロードはZXの恩師と知り合いの少女にロードスラスターを向けて、そのまま切り裂き、ライダーカードに変える。
「完全なる、サイボーグ忍者の世界、捕まえた。」
雅は変身を解除してライダーカードを拾いあげる。すると、
「一足遅かったですか…」
ニャル子達が現れる。
「ちょうどよかった。次はあなた達を倒すつもりでしたので。」
【FIELD RIDE-KOUMAKAN-】
雅はロードスラスターにフィールドライドのカードをスキャンして、その地形を『東方紅魔郷』に登場する屋敷、紅魔館を出現させて内部に入る。
「私達に来いと言っていますね。」
ニャル子は警戒する。
「確実に罠だろ!」
真尋は言う。
「たとえ罠でも、行かないといけないでしょう。真尋さん、ここで待っていて下さい!なぁに、ちゃちゃっと片付けて、すぐ迎えにいきますから。」
ニャル子達は真尋を置いて紅魔館に入る。

「本物は随分と広いんですね。」
「ねえ、ここの本を借りていってもいいかな?お父さんの図書館に寄贈したいの。」
「ハスター君、それはダメでしょう。」
ニャル子とハス太が話していると、
「ここの本は貸し出し禁止だ。」
雅が現れる。
「雅さん。珠緒さん達は返してもらいますよ!」
「国家反逆の罪で、デリート許可。」
ニャル子とクー子が雅に話すと、
「郷に入りては郷に従え。この幻想郷のルールに従ってもらいましょう。」
雅は弾魔法の弾幕を展開する。
「うおっと!」
ニャル子達は雅が放つ弾幕を抜いながら、遠距離での攻撃を少しずつ雅に当てる。すると、
「さて、僕が幻想郷に居る時の能力『見たものを再現出来る程度の能力』でも使うか。」
雅はライダーカードとは違うカードを取り出す。
「あれは、スペルカード!?」
クー子は驚く。
「行くぞ。『欲符・パワー・トゥ・テラー』!」
雅はロードスラスターから赤、黄、緑が一体化したエネルギーの刃を放つ。
「やばい!」
ニャル子達は必死に避ける。
「そぅら!」
雅は更に緑の刃を複数放つ。
「私の宇宙CQC、裏百式。」
クー子がビットを展開すると、エネルギーの刃は炎に変わり、クー子のエネルギーに変わり、ビットから放たれる火球が雅に直撃する。
「くっ、もう効果が切れたか。なら、『炎符・夜明け生まれる少女』!」
雅の背中に炎の翼が生える。
「ハスター君、ちょっとくすぐったいですよ。痛みは一瞬です!」
ニャル子はハス太を黄昏の王形態に変える。
「喜べ、絶滅タイムだ。」
ハス太は突風を巻き起こして雅が放つ炎の弾幕をエネルギーに変えて雅にダメージを与えるが、その突風が消えると、雅の弾幕は再び精製され、避け損ねたニャル子は大ダメージを受ける。
「くっ、雅さんの弾魔法の攻撃性能は低いはず。」
ニャル子がダメージに疑問をもっていると、
「おそらく、幻想郷のルールである、一発で一点減点が適用されているのだろう。」
ハス太が考察する。
「迂闊に当たることも出来ませんね。」
二人が話している間にも、弾幕の展開は止まらない。
「ぐっ、がぁっ!」
必死に弾幕を回避していたが、ハス太は被弾してしまう。
「これで。」
クー子の一撃によって、スペルカードの効果が切れる。
「次のカードを使うには、少し時間がかかるな。」
雅は再び弾魔法の弾幕を展開する。
「さっきより速度が速いですね!」
ニャル子とハス太は避けるのに必死な中、クー子は余裕な顔をして避けつつ、雅にダメージを与えていたが、
「さて、次はこれだ!『速符・ロードオブザスピード』!」
雅はロードスラスターの刃先から黄色いエネルギーの針を弾幕にして射出する。
「ぬゎっ!」
素早い弾速にニャル子は反応が遅れてダメージを受ける。
「やばいですね。私はもうあとがありません。」
ニャル子は避けることに徹する。
「どうだ!」
雅はロードスラスターの刃先から青いビームを放つ。
「ぐっ!?」
ハス太は避ける範囲を見誤りダメージを受ける。
「それっ!」
雅はロードスラスターから紫のエネルギーの刃を飛ばす。
「それは避けるのは簡単。」
クー子は軽やかに避ける。
「これなら、どうですか!」
紅魔館の通路を埋め尽くすほどの極太のビームがロードスラスターから放たれる。
「クー子、あとはまかせましたよ!」
「我らの分まで、正義と、平和を、守ってな。」
ビームに巻き込まれ、クー子はダメージを受け、ニャル子とハス太はそれがトドメとなり、ライダーカードに変わる。
「ここまで弾幕を避けきるとは、流石はプロゲーマーだな。」
雅はクー子に感心する。
「伊達にルナティックをノーコンティニューでクリアしていない。」
「威張る内容ではないだろ。次元保護国の警察庁に所属しておきながら、出勤せずに家にこもってゲーム三昧していた身分で。」
「私が行かなかったのは自主規制。私が行ってもニャル子との愛の巣になるだけ。それに、私が出る必要のある事件が今までなかった。私はまだ本気を出していないだけ。明日から頑張る。」
「そういう戯言を言う人は、大抵何も行動しない奴の言う言い訳だ。」
「バレていた…」
雅は弾幕を展開し、クー子はそれを避けながら会話をする。
「これならどうだ。『命符・アイズグレイジングオーバー』!」
雅はロードスラスターの銃口からエネルギー弾の弾幕を展開する。
「仕方がない。私の宇宙CQC、クトゥグァトマホーク。」
クー子は雅が放った弾幕をエネルギーに変えて炎を纏わせたバールを出現させ、
「トマホーク、ブーメラン。」
クー子は全力でバールをブーメランのように投げ、雅にダメージを与える。
「くっ!まだだ!」
雅はクー子の攻撃を受けてもなおロードスラスターからエネルギー弾を放つ。
「しまった。」
クー子は弾幕を避け損ね、ダメージを受ける。しかし、ダメージを受けながらもクー子は雅を攻撃し、雅のスペルカードの効果が切れる。
「切れたか。それなら、これで終わらせる。『継承・スノーレイン』!」
雅は自身の用意した最後のスペルカードを発動する。
「…これは。」
クー子は驚く。何故なら、先程まで透明な魔力弾であった雅の弾幕が白く輝く雪のような弾幕に変わったからだ。
「行くぞ。」
雅はロードスラスターの構えを下ろし、右手の掌から氷柱型の魔力弾を複数展開する。
「…危ない。」
クー子はその弾幕を避ける。すると、氷柱が直撃した場所が凍りつく。
「…これは、絶対零度…」
クー子はその危機を見て身構える。
「先程までの威勢はどこに行ったのやら。」
雅は弾幕を展開し続ける。
「このままじゃ、ニャル子を取り返せない。それなら、必殺、私の宇宙CQC。108式。」
クー子は雅の弾幕のエネルギーを吸収して大量のビットを出現させて雅を撃ち抜く。
「これだけ攻撃すれば…」
クー子は攻撃に神経を集中していたため、その場に立ち止まる。しかし、
「これでフィニッシュだ。」
雅はスペルカードの最後に放つ三本のビーム状の攻撃をクー子に放ち、クー子をライダーカードに放つ。
「ここはゲームとは違うんだ。コンティニューは、出来ないんだ…」
雅はライダーカードを拾いあげる。

「ニャル子達、大丈夫かな…」
紅魔館の外で待っていた真尋は心配している。すると、紅魔館から一人の物影が見える。
「もしかして、雅か!?」
真尋は構える。
【ATTACK RIDE-SONIC-】
その影は真尋の予想通り雅であり、雅はソニックのカードを使って高速で真尋に近づく。
「よくわかったな。」
雅はそのままロードスラスターで真尋を切り裂き、ライダーカードに変える。
「宇宙を守る、名状しがたい邪神達の世界、捕まえた。」
こうして、また世界は雅に敗れる。
to be continued.

次回、仮面ライダーディロード
「その命、神に返しなさい!」
「その程度で勝てるとでも?」
「兄さんを返して!」
「貴様、まさか既に恵も!?」
「ここは、これの出番か。」
次回『英雄♭さらば愛しきヒーロー』希望を紡いで、全てを救え! 
 

 
後書き
新カード紹介
紅魔館:雅の居る地形の一部に紅魔館を配置して、雅が幻想郷に居る時の力を発揮させるフィールドライド。

撃破世界一覧
生徒会役員共
変身忍者嵐
仮面ライダーオーズ
人造人間キカイダー the animation
仮面ライダー 剣
仮面ライダー555
仮面ライダーBLACK RX
仮面ライダーアマゾン
生徒会の一存
仮面ライダー響鬼
仮面ライダーX
仮面ライダーストロンガー
仮面ライダーV3
仮面ライダー
仮面ライダーカブト
仮面ライダー(スカイライダー)
仮面ライダースーパー1
真・仮面ライダー~ 序章プロローグ~
キノの旅~the Beautiful world~
灼眼のシャナ
仮面ライダー電王
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スクライド
仮面ライダー龍騎
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