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GSネギま

作者:星 ハヤト
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何かと起こるのが運命

 
前書き
山で修行します 

 
横島、ネギは楓と山での中で修行することになった
『まずは川で岩魚をとるでござる』
『はい!』『俺は見学で·····』
『横島殿もやるでござる!!』
次は分身により両腕に楓が絡み着いてきた
『わかった、わかったから離れてくれ!!』
『嫌でござるか?!顔は嬉しそうに見えるが』
『嬉しいけど、あかん!俺のジャスティスがそう叫んでいるんだ、ここで負けたら何かが終わってしまう』
壮絶な心の戦いの中で譲れぬものがあると
するとネギは岩魚をとるために苦無を借りたが
全く刺さることはなかった
一方の横島はやはり器用に魚を取る
もちろん楓も当たり前のように苦無で取る
『さすがは忍者!!』
『いやいや横島殿もサバイバル技術でござる』
『俺はいろいろと器用なだけだよ』
『二人とも凄いです!』
『ネギ先生はもう少し勉強だな』
横島に苦無を投げるコツを伝授してもらい
少しは取れるようになった
その後は山菜採りなど
時給自足を体験
その後は川で遊んだりして
気持ちは随分と回復できたようだった
『ネギ先生、さっきのことなんだけど』
『横島さんの言う通りだと思います、実際に魔法は戻しましたが間に合ってなかったらと思うと·····』
『そうだな、俺は誰かが悲しんだり傷ついたりすることに臆病なんだよ、もちろんネギ先生にもそういうことが起こらないようにして欲しいって思う!時と場合にもよるけどな』
『やっぱり過去の自分が関係してるんですか?』
『過去は過去、もうどうしようもない!だからこそこの先の未来ではみんなを守りたい、もちろん小竜先生は俺が守るって思ってるよ!』
『カッコいいです!横島さんならきっとやれます』
横島は決意していた
誰かを守るために頑張れることが嬉しい
守られてばかりいた過去とは違い
今は力も能力もある
『ネギ坊主、お風呂に入るでござるよ』
『は、はい』
『俺も後で入らせてもらうぜ』
そこに用意させれていたのはドラム缶の風呂だった
ネギはお風呂は嫌いだが髪を洗ったりしなくていいのが
気にいったようだ
『ようやく笑ったでござるな、なにやら深刻そうな顔だったから心配したでござるよ』
『あっ、そんなことはないんですが·····』
『では、拙者も入らせてもらうとするでござるか』
『あ、あの!ちょっと!』
ネギが恥ずかしがっているが楓は気にせずに入ってきた
『ネギ先生め!羨ましいぞ、いやいや楓ちゃんがいくらスタイルが良くても中学生·····』
人知れず戦っている横島だった
ちゃっかり覗いている所が横島らしい
『横島殿、覗いてないで次は一緒に入るでござるか?』
『しまった!久しぶりの覗きでついつい気配を消すのを忘れてしまった·····いやいや入らんでいいわ!』
そういうと横島は走ってどこかは行ってしまった
『元気があるでござるな、横島殿は』
『はい、それに物凄く強くて』
『あの若さであの強さ、何かあるでござるな』
楓は横島の力に興味を持った
(全力に近い攻撃を1発も喰らうこともなく、拙者の本体に話し掛けてくるなんて、次は必ず!)
密かに再戦を楽しみにする楓であった
『長瀬さんは凄いですね、まだ中3なのに落ち着きがあって、常に余裕を持って行動してる。それなのに、担任の僕はまだまだ·····』
『ネギ坊主も頑張っておるでござらんか?10歳で先生なんて普通は出来ぬものよ』
『い、いえ·····僕は全然駄目です。取り返しの付かない失敗をしてしまって·····横島さんがいなかったらって思うと、今日も故郷に逃げ帰ろうと思っていたし·····』
『おやおや·····また、落ち込むでござるか』
ネギはまた暗い感じになった
『そうでござるな·····ネギ坊主は初めて、壁にぶつかったんでござるな。そして、その時の選択が間違っていたと後悔している·····と言った所でござるか』
『えっ!?そ、その通りです!!さすがニンジャ』
驚き素直に感心するネギを楓はギュッと後ろから抱きしめたのであった
『まだネギ坊主は10歳でござるから、失敗はつきものでござるよ。そんな壁は一つ二つは当たり前、逃げ出したくもなるし情けなくないでござる』
『っ!!でも、僕は·····』
『バカ、そういう所がネギ先生の悪いところじゃないのか?たまには周りの人間に甘えてもいいんだぞ!まだまだ子供なんだからよ』
『横島さん·····でも』
『今は焦って全部悪い方向に考えているだけござる。辛くなってまたここに来れば、こうしてお風呂くらいは入れさせてあげるでござる。今日はゆっくりと休んで、それからまた考えるでござる』
『楓ちゃんの言う通りだぞ、たまにはゆっくり休め』
『ニンニン!ところで横島殿も一緒に入るでござるか?』
ネギの様子をみてついつい会話に参加してしまい
楓の裸をモロに見てしまった横島は
すかさず逃げて行った
『本当に面白い御仁でござるな』
『長瀬さん·····』
2人がお風呂を終えて
テントで休むのを見届けると
横島は1人お風呂に入り空を眺めていた
『綺麗な星だな、久しぶりに見た気がするよ』
つい最近までは命を狙われていたために
ゆっくりお風呂に入ることなど数少なかったからだ
(みんなは元気にしてるかな?裏切った俺を恨んでいるかもしれないな)
少し寂しい思いを抱いていた
『何か訳ありでござるか?』
『楓ちゃんか?!まあ俺にもそれなりにいろいろとあったんだよ』
『そのようでござるな』
いつの間にか横島の近くに楓がやってきた
特に嫌がる様子もなく会話をしていた
『ネギ坊主のことありがとうでござる』
『俺としては無理はして欲しくないってのが本音!まだネギは10歳だし、先生をしていること自体が驚きだわ』
『そうでござるな、世の中不思議なこともあるんでござるよ』
『確かにな、俺もどちらかと言えばそっち派だな』
横島は小さな声で呟いた
楓は不思議そうに首を傾げていた
『さて俺もそろそろ出るからあっちに行ってくれ』
『おろ、手伝ってあげるでござるよ』
『いらん!早く寝ろ!!』
楓はしぶしぶテントへと帰っていった
『最近の中学生ときたら!』
なんて文句を言いながらも笑みを浮かべている
横島は平和な日常に喜びを感じていた
再び眠りに入った楓だったが
やはり横島のことが気になる様子だった
横島は1人森を離れて家に帰ることにしたのだ
『楓ちゃん、後は頼むな』
『帰るでござるか?』
『まあもう大丈夫そうだしな』
『了解したでござる、そのかわり·····』
『いや、断る!それじゃあ、アディオス!!』
横島は素早くその場から走りさった
少し残念そうに楓は思ったが
ネギのこともあったので大人しくテントへと帰った
その帰り道
横島はふと足を止めたのだ
『おーい、そこの隠れている2人!出てきたらどうだ?』
少し警戒心を抱き
相手に声をかけたのだ
すると2人の女子が現れた
『楓を子供扱いしただけのことはあるみたいだな』
『お前は何者だ!?』
『俺は横島忠夫、とりあえずは職業は便利屋と言ったところかな』
少し距離を取り警戒する
暗闇の中現れたのは
剣を持つ少女と銃を持つ少女だった
(おいおい!銃刀法違反やろ!!)
激しくツッコミを入れたくなる横島だった
 
 

 
後書き
原作からは脱線してしまいました
読んでくれてありがとうございます 
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