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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話

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第百七十五話

目が覚めたら姉さんがめっちゃ俺の匂いを嗅いでた。

「なにしてんの?」

「ん? ああ。できるかどうか気になったからめいぷるを憑けてみた」

どうやら一度起きてまたベッドに潜り込んだらしい。

見れば姉さんの頭にケモミミが…。

うん。犬耳の姉さん、アリだ。

俺に抱きついたまま首筋の匂いを嗅がれる。

「くすぐったいんだけど…」

「もうちょっと…このまま」

十分くらいしたら解放してくれた。

サイコシャード製の手足を嵌めてベッドから出る。

「一夏、着替えだ」

姉さんに渡されたのは綺麗に畳まれたカッターシャツだ。

ひろげるとかなり大きい。

姉さんのやつだ。

最近箒のシャツを着ることが多いけど…

なんだろう姉さんも俺に自分の服を着せて征服欲を満たしたいのだろうか。



リビングに出ると、キッチンで姉さんが朝食を作ってた。

「姉さん、自炊してるの?」

「ああ。こっちではな」

ちょっと覗いてみると、尻尾がパタパタ揺れてた。

可愛い。

あとで触らせてもらおう。

姉さんが作ったのは焼き魚と味噌汁だった。

炊飯器のご飯をよそって、朝食だ。

「そうそう。ラウラの件どうにかなりそうだぞ」

「マジで?」

姉さんは原作の大まかな流れを知っている。

もちろんラウラの事も。

「ああ。まずは軍以外の事を知るべきだと思ってな。休暇の度に連れ出したり料理を教えている」

「なるほどねぇ」

それなら安心かなぁ。

「ラウラって素直な子?」

「ああ。ただ、目の事は気にしていた。その前までは訓練でもトップだったらしい。
今では隊の妹という位置だが本人はそれが気にくわないようだ」

「幾つなの?」

「報告書ではお前と同い年だが、恐らくは10歳程だと思うぞ。あれは円香と同じで私のデッドコピーだろうからな」

へぇ。姉さんが気にかけてる理由はそういうのもあるのか。

じゃぁラウラって俺にとっても妹になるのかな?

「それと身長や体力を気にしていたから気功をすこし」

oh…マジかよ姉さん。

「ん? どうした?」

「こないだエレンとリムに身長抜かれたんだよ」

「なるほど」

まさかすでに2センチ抜かれているとは…。

子供の成長は早いよなぁ。

気功の影響もあるし、箒よりでかくなるんじゃね?

そのあとはシィヴァルツェアハーゼがどうとか基地司令が無気力なおっさんだとかいろんな愚痴を聞いた。

俺も腕の事やら文化祭の事やら例の反応炉の事を話した。

「ふむ…サイコマテリアルの暴走か…」

「うん。何の意志も籠めてなかったのに、いきなりサイコシャードが発生したんだ。
だからシステムは凍結中」

「ふむ…エネルギーの物質への転化…あ」

姉さんが何かを思い付いたようだ。

「どうしたの?」

「零落白夜」

「え?」

「エネルギーを対消滅させる零落白夜ならば暴走したエネルギーを抑え込めるのではないか?」

その手があったか!?

「ありがとう姉さん。帰ったらやってみるよ」

ご飯を食べ終わると二人で食器を洗う。

ふよふよ浮きながら洗っている。

「そういえばラウラって身長どのくらいなの?」

「円香よりは小さかったと思うぞ」

ふーん。

食器を洗い終えると、姉さんは俺を抱いて炬燵に入った。

めちゃくちゃ匂い嗅がれてる。

「一夏」

「なにー」

「舐めていいか」

「いーよー」

ん? 舐める?

止めようと思った時には姉さんが俺のほっぺたをペロペロしてた。

「んぅっ…!」

くすぐったい…!

一通りほっぺたを舐めると、耳たぶを甘噛みしていた。

はぷはぷ言ってる。

頭の後ろの方がゾクゾクする。

気付けば、押し倒されていた。






「…………………一夏❤」 
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