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ヴァンガードG ネクステージジェネレーション Re:start

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Turn:42 next step

 
前書き
一勝一敗で迎えた大将戦
ケントとの決戦に挑むミライ
スキルを駆使するケントに追い詰められる
新しいカードを手にミライもまた必死に立ち向かう 

 
勝利したチヅルは後方へと戻っていく
「よくやってくれた」
そんなチヅルに声をかけるケント
「油断しない方がいいわ、あの子たちは強い」
「そんなのわかっているさ………だからこそ、全力で潰しに行く」

Turn:42 next step

「すまねぇ、負けちまった」
「気にしないでください、まだ1勝1敗、ここは信じましょう、私たちの頼れるリーダーを」
ミツキの言葉と共に真剣な面持ちでミライが立ち上がる
ゆっくりとコンソールに向かう中タツマの肩を優しく叩いた

「さあ、始めようか、もっとも結果は見えているだろうけどね」
「そんなのやってみなきゃわからないわ」
「わかるさ、この大会に賭ける俺たちの想い、それは誰にも負けないつもりだからね」
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」

クロノ・ドラン・Gとディレンジ・シンギュラーが対峙する惑星クレイ、ダークゾーンの月夜の城
「(ダークイレギュラーズ………)ライド!クロノエトス・ジャッカル!」
「リスティヒ・ヴァンピーアにライド!ディレンジのブーストでヴァンガードにアタック」
「ノーガード」
【ヒステリック・シャーリー】ドロートリガー
「ゲット、1枚ドローしてパワーはヴァンガードに」
リスティヒの放った黒い魔術がクロノエトス・ジャッカルに襲い掛かる
【刻獣使い ルガル・ウレ】トリガーなし
「ライド!クロノビート・バッファロー!リスティヒ・ヴァンピーアにアタック!」
【クロノファング・タイガー・G】トリガーなし
クロノビート・バッファローが勢い良く腕を振り上げリスティヒ・ヴァンピーアを殴り飛ばした
【愛着のサキュバス】トリガーなし
ふっ飛ばされたリスティヒの体に闇が集まっていきその姿を変えていった
「ライド!ブレンネン・ヴァンピーア!ヴァンガードにアタック」
【愛着のサキュバス】トリガーなし
ブレンネンの放った魔術はクロノビートの巨体を後ろに後退させた

「静かだな………」
「お互いに序盤は様子見………でも、次はミライさんがグレード3」
きっとここからファイトが動く
ミツキはそんな予感がしていた

「駆け抜けろ!共に進む新たな世界!ライド!クロノジェット・ドラゴン・G!」
クロノジェット・ドラゴン・Gは滑るように地面を移動しながらブレンネンに向かっていった
「ツインドライブ」
【クロノエトス・ジャッカル】トリガーなし
【スチームテイマー アルカ】トリガーなし
クロノジェットの拳がブレンネンの鳩尾を直撃する
空中で何とか立て直したブレンネンは真っ直ぐクロノジェットを見据えた
【悪夢の国のダークナイト】クリティカルトリガー
「こちらの様子を窺っているのか、だが………そんな暇あるかな!ライド!」
赤い光がケントのヴァンガードサークルを照らし翼が広がった
「罪を灌ぐ者 シャルハロート!」

「シャルハロート………深闇を中心にしたデッキ」
シャルハロートがもつ深闇能力
ソウルにカードが置かれることで発動できるダークイレギュラーズの特殊能力

「ストライドジェネレーション、悲哀の斬撃 ルジェイラス」
その腕に刃を携えたGユニットがクロノジェットを見下ろしていた
「ディレンジ・シンギュラーのスキル、自身とグレード1以上のリアガード全てをソウルに置き、2枚ドロー、シャルハロートのストライドスキルでソウルチャージ」
【罪を灌ぐ者 シャルハロート】【独眼のサキュバス】
「純愛のサキュバスをコール、その効果でグレンツェント・ヴァンピーアを公開し罪を灌ぐ者 シャルハロートを手札に、ヒステリック・シャーリーをドロップ、グレンツェントをコール、カウンターブラスト、山札の上から5枚確認しその中の深闇能力を持つカードを好きな枚数ソウルに、僕はこの4枚をソウルに」
【クローゼット・バルーン】【愛着のサキュバス】【愛着のサキュバス】【デモンテッド・エクセキューショナー】

「あれ全部深闇持ってんのかよ!?」
「持ってますよ、しかもグレンツェント・ヴァンピーアはソウルに入れた枚数1枚につきパワー+1000」

「愛着のサキュバスをコール、深闇、ソウルチャージ1枚、更にソウルが6枚以上なのでカウンターチャージ、10枚以上なので2枚ドロー、その代わり手札から1枚捨てる」
【グレンツェント・ヴァンピーア】
スキルを駆使してどんどんソウルを増やしていくケント
その勢いは止まらない
「さらにルジェイラスのスキル、3枚ソウルチャージしそのカードのグレード1種類につきリアガード一体選んでパワー+5000」
【多感のサキュバス】【悪夢の国のダークナイト】【ブレンネン・ヴァンピーア】
「グレンツェント・ヴァンピーアと愛着のサキュバスにパワー、さらに深闇能力を持つカードがソウルに置かれたのでソウルのシャルハロートを手札に」
「(ソウル12枚に手札9枚………最初から飛ばすわね)」
「グレンツェントでアタック」
グレンツェントの攻撃でクロノジェットが切り裂かれる
【クロノクロウ・モンキー】トリガーなし
「ルジェイラスでヴァンガードにアタック」
「完全ガード、アルカのコストにラッシュ・ボアを捨てるわ」

「トリガーのラッシュ・ボアをなんでわざわざ」
「あっ!もしかしてミライさん………」

「トリプルドライブ」
【リスティヒ・ヴァンピーア】トリガーなし
【リスティヒ・ヴァンピーア】トリガーなし
【デモンテッド・エクセキューショナー】トリガーなし
アルカがルジェイラスの攻撃を受け止め弾き返した
「愛着のサキュバス」
「ジェネレーションガード!遡る時乙女 ウルル!スキルでラッシュ・ボアとアルカを山札に」
「(なるほど、クリティカルトリガーを山札に戻すために敢えてコストに使ったのか)ターンエンド」
シャルハロートが元の姿に戻ると雷鳴と共にミライのGユニットも姿を現した
「ストライドジェネレーション!クロノドラゴン・ネクステージ!」

「いきなりネクステージか、こっちもしょっぱなから飛ばすな」
「手を緩めて勝てるような相手じゃないってことですよ」

「ストライドスキル!手札からクロノエトス・ジャッカルをコール!タイムリープしてコール!刻獣 スピアヘッド・ユニコーン!」
今までに使っているところを見ない新しいユニット
このファイトミライは全力だった
「更にクロノ・ドラン・Gのスキルで山札からクロノビート・バッファローをスペリオルコール!ネクステージでヴァンガードにアタック!」
ネクステージの砲門が開き光線がシャルハロートに向かっていく
「ノーガードだ」
【クロノジェット・ドラゴン・G】トリガーなし
【スチームテイマー アルカ】トリガーなし
【ドキドキ・ワーカー】クリティカルトリガー
「パワーはクロノビート!クリティカルはネクステージに」
ネクステージの放った攻撃がシャルハロートを飲み込む
【グレンツェント・ヴァンピーア】トリガーなし
【ヴェアティーゲル・イェーガー】トリガーなし
「スピアヘッドでヴァンガードにアタック!スキル発動!山札の上から場の自身を含む十二支刻獣と同じ枚数を確認し、その中の十二支刻獣をスペリオルコール!リボルバー・ドラコキッド」
角を稲妻で光らせながらスピアヘッドがヴァンガードに向かっていく
「愛着のサキュバスでインターセプト」
愛着のサキュバスがその角に突き刺され退却する
「クロノジェット・Gでヴァンガードにアタック!」
クロノジェットの効果でクロノビートとリボルバー・ドラコキッド、更にクロノジェット自身もパワーアップするが
「甘いな、ジェネレーションガード!幻獣咬爵 サブナック!そのスキルでシールド+5,000、更にターン中ヴァンガードのパワー、+5000」
ヴァンガードがパワーアップしたことで後続のアタックにも影響が出る
「ツインドライブ!」
【刻獣 スピアヘッド・ユニコーン】トリガーなし
【クロノクロウ・モンキー】トリガーなし
「クロノビートでアタック!」
「ガード」
ブレンネンとヒステリック・シャーリーに阻まれクロノビートの攻撃も届かない
「(!?2枚切った?ひょっとしたら………)」
「今度はこちらの番だ………一気に決めさせてもらう!ストライドジェネレーション!常闇を裂くもの ブレダマオス、ストライドスキル、ソウルチャージ」
【純愛のサキュバス】【ヒステリック・シャーリー】
「さらにソウルの深闇能力を持つカードが4枚以上なので相手はリアガードを1枚選び退却」
ミライはクロノビートをドロップゾーンに送るとケントの6枚の手札を見た
「(あの手札………なら勝機はある!)」
「コール、シャルハロート、グレンツェントでヴァンガードにアタック」
「クロノクロウでガード!」
「ブレダマオスでヴァンガードにアタック、そのスキルで手札のブレンネンとデモンテッドをソウルへ、シャルハロートとサキュバスにパワー+5000、更にソウルとリアガードのグレード0を山札に戻しシャッフル、バトルの終了時このユニットをスタンドする」
「(これは危険な賭け………でも)ノーガード!」
「トリプルドライブ」
【ヴェアティーゲル・イェーガー】トリガーなし
【リスティヒ・ヴァンピーア】トリガーなし
【ディレンジ・シンギュラー】トリガーなし
3枚ともにトリガーはない
ブレダマオスの鎌がクロノジェットを切り裂く
【刻獣 ラッシュ・ボア】クリティカルトリガー
「くっ、このタイミングでダメージトリガー」
「いける、これならチャンスがある」
「チャンスなどやるものか!ブレダマオスでもう一度攻撃!」
「クロノボレーでガード!」
2体のクロノボレーがブレダマオスの前に立ちはだかる
ブレダマオスはスタンドするとドライブマイナス2
ダメージトリガーと合わせてクロノジェットのパワーは36000
この攻撃は通らない
「だがまだこいつがある!ドライブチェック!」
【独眼のサキュバス】クリティカルトリガー
「効果はすべてシャルハロートに!純愛のサキュバスがブーストしたシャルハロートでアタック!深闇でパワー+5000、グレード0ではガードできない!………はっ!」
攻撃宣言したケントは思い出した、前のターンのネクステージのアタック
「アルカで完全ガード!」
ラスト1枚の手札を残して完璧にケントの攻撃を防ぎ切って見せたミライ
「なぜだ………この強さはどこから」
戸惑うケントだったが偶然ミライと目が合ったことでその答えが見えた気がした
「どうやら僕はとんだ思い違いをしていたようだな………だが!だからと言って負けるつもりはない!」
「私も進む、この先の道へ、次の一歩を踏み出して見せる」
カードをドローしたミライはクロノジェット・ドラゴン・Gのカードを見て笑みを零した
「ストライドジェネレーション!クロノドラゴン・ギアネクスト!」
次なる世界への道を切り開くミライの新たなGユニット
力強い咆哮と共にシャルハロートを見据える
「ストライドスキル!クロノジェット・ドラゴン・Gをコール!ジャッカルをタイムリープ!スピアヘッド・ユニコーン!」
再び現れたスピアヘッドは今度はリボルバー・ドラコキッドの前にいた
「ソウルブラスト!ギアネクストはスキルを獲得!スピアヘッドでアタック!スペリオルコール!クロノエトス・ジャッカル!」
更なるリアガードの登場でミライの盤面が強化されていく
「独眼のサキュバスでガード!」
「次はクロノジェット・ドラゴン・G!」
「ディレンジでガードだ!」
迫りくるミライの猛攻を次々ガードしていくケント
「ギアネクストでアタック!獲得したスキルによりバトル終了時、3体の十二支刻獣を山札に戻すことでこのユニットはスタンドする!」
「くっ!ジェネレーションガード!夜陰の紳士 サンジェルマン(これ以上はシールドを切れない!だが、ここを凌げば………)」
手札に残っている完全ガード能力を持つクローゼット・バルーンを見るケント
このユニットを使えばスタンドしたギアネクストの攻撃を防ぐことができる
運命を分けるのは、このタイミングのドライブチェック
【クロノボレー・ラビット】クリティカルトリガー
「効果はすべてギアネクストに!」
【スチームテイマー アルカ】トリガーなし
「(問題は次だ)」
「サードチェック!」
【時を刻む乙女 ウルル】ヒールトリガー
「しまった!」
「ダメージ1枚回復!パワーはギアネクストに!」
ギアネクストの放った攻撃がサンジェルマン諸共シャルハロートを飲み込んだ
【罪を灌ぐ者 シャルハロート】
【ヒステリック・シャーリー】

「決まったー!最初に決勝進出を決めたのはチームフォーチュンライトだー!」
実況の声と共にミライは両手を大きく上げ喜びを表現した
タツマとミツキも駆け寄るとケントたちがこちらに歩いてくるのが見えた
「まだなんか用か」
それに真っ先に気付いたタツマが啖呵を切るが
「今までの無礼は詫びよう、次は必ず僕たちが勝つ、それまで腕を磨いていてくれ」
そう言ってケントは去っていきチームメイトの二人も礼をして去っていった
彼の伝えたいことが分かったミライたちは3人で笑いあう
「腕を磨いて………か、俺ももっと強くなんなきゃな」 
 

 
後書き
次回予告
「さすがミライさんです」
「そんなことないわ、こっちも必死だったもの」
「俺も負けてられないな」

turn:43 挫けぬ勇気

「でも、セカンドステージではタツマに助けられたわ」
「それでも、今の俺じゃ………」 
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