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ジオン公国転生記

作者:正博
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第48話 スーパーロボット大戦OG2.5外伝編

 テスラ研を防衛していた部隊が、ラージとミズホを誘拐した現場を押さえ、修羅アルゴを倒しラージ達を救い出したとか、原作ブレイクオンパレードだな。
 翌日俺はテスラ研向かう準備をしていた。

 ギレン「ラル隊ぐらいは連れて行かんのか」
 ユーリ「狭い空間での戦いになるからいい」
 ギレン「気を付けろよ」
 ユーリ「うん。行って来る」

 
 俺は『マサムネ』をテスラ研に向けた。
 今頃テスラ研では、ソーディアンのフィールドを飛び越える作戦を練っている筈。

 ユーリ「お邪魔します。転移の押し売りに来ました」
 レーツェル「ユーリ君! そうか君は転移の魔法が使えるんだったな」
 ユーリ「無料でソーディアンの内部へお送りしますよ」

 
 みんなはすぐさま行動に出た。
 俺は仲間になった修羅のフォルカから詳しい内部構造を聞いていた。

 ユーリ「機体は全部出しておいてください。そのままフォルカに聞いた広間に出ますから」
 オノデラ「分かった。すぐ始めてくれ、こちらは準備が出来ている」
 ユーリ「それでは行きますよ。転移!」


 俺は予定していた通りに転移した。
 大広間には待ち構えていたかのように修羅達が大勢集まっていた。

 ユーリ「着きましたよ。大勢お出迎えがいますね」

 修羅王「何者だ」
 
 ユーリ「通りすがりのユーリ君」

 修羅王「フォルカそちらにいると言う事は敵で良いのだな」

 フォルカ「アルカイド様、残念ですが、お手向かいさせていただきます」

 フェルナンド「アルカイド様。フォルカとは俺に戦わせてください」
 修羅王「好きにするがいい」


 フォルカとフェルナンドが戦いを始めると『マサムネ』が機神拳を覚えた・・・空気読んでね『マサムネ』。


 鋼龍戦隊も各自が修羅神と戦っていた。
 俺は大広間の中心に転移すると攻撃を開始した。

 ユーリ「『サイフラッシュ』」


 修羅神達にかなりのダメージを与えた。

 マサキ「てめえいい加減自分の技を使え!」
 ユーリ「じゃあ『サイコブラスター』」
 リューネ「それは私の技!」


 修羅神達にかなりのダメージが重なった・・・『マサムネ』俺の精神にもダメージ来るから違う技で行こうね。。
 
 『マサムネ』キャノン砲を構える。

 ユーリ「まずい・・・火の鳥!」


 火炎放射器の様にどう見てもアカシックバスターが大量に撃ち出され修羅神達を薙ぎ払う。

 マサキ「てめえ何が火の鳥だ。まんまアカシックバスターだろうが」
 シュウ「面白い事をしますねあなた」


 うわ来ちゃったよラスボス最強が来なくていいのに。
 そこには青い魔神グランゾンがいた。
 
 ユーリ「マサキ誰あれ?」
 マサキ「シュウ・シラカワで乗ってるのがアーマード・モジュール『グランゾン』だよ」
 ユーリ「初めまして、通りすがりのユーリ君です」
 シュウ「こちらこそ。あなたはいったい」


 俺は『マサムネ』からグランゾン・対消滅エンジン・ブラックホール機関・カバラプログラム・重力制御・ワ-ムホール・ワームスマッシャー・グラビトロンカノン・ワームソ-ド・ブラックホールクラスター・歪曲フィールド・ビーム吸収を覚え対応が完了したと連絡を貰った。

 ユーリ「ところでネオ・グランゾンにはいつ変わるのですか」
 マサキ「ネオ・グランゾン?」
 ユーリ「バリオン創出ヘイロウに興味があるんですが」

 シュウ「! あなた何者です」

 ユーリ「自由を愛し、何者にも縛られない、敵対する者には容赦ない、以前の貴方と同じ者ですよ」

 シュウ「・・・・・・クククククハハハハハ流石は『大魔王の転生者』」

 ユーリ「やはりね。憑依しているヴォルクルスに転生とは『神の転生者』」
 マサキ「ヴォルクルスだと」
 ユーリ「マサキ。こいつは偽物です。アルカイドを倒す方にまわってください。こいつは俺の敵」
 マサキ「だが・・・・任せていいんだな」
 ユーリ「大丈夫。どのみち手は出させないけどね。俺の敵だから」
 マサキ「分かった。死ぬんじゃねえぞ」


 サイバスターはアルカイドと激戦を繰り広げるみんなの所に行った。

 シュウ「見たいなら見せて上げますよ。カバラプログラム『オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ』」


 バリオン創出ヘイロウが天より降りて来て、グランゾンの背部に取り付いた瞬間、光で目が眩み視界が元に戻るとそこにはネオ・グランゾンがいた。
 『マサムネ』からバリオン創出ヘイロウ準備完了と言ってきた。


 シュウ「どうですこの圧倒的なパワーは」

 ユーリ「すごいすごい。パクリでそこまで出来れば充分だよ」

 シュウ「なぶり殺しは止めだ。一瞬で灰にしてやる『縮退砲・・・発射』」


 ネオ・グランゾンの胸のパーツが開き巨大な閃光が迫って来た。・・・『マサムネ』縮退砲完了。

 ユーリ「『ワームホール』」


 縮退砲の閃光はすべてワームホールの中に入った。
 そしてネオ・グランゾンの背後にワームホールが開き、そこから出てネオ・グランゾンに直撃した。

 シュウ「何!うぐおおおおお・・・・・・・・やってくれたな!」

 ユーリ「本当のシュウが泣いているぞ。カバラプログラム『オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ』」


 小型のバリオン創出ヘイロウが天より降りて来て、『マサムネ』の背部に取り付いた瞬間、光で目が眩み視界が元に戻るとそこにはネオ・ヅダがいた。
 形状は変わっていないが俺は中身の違いに気が付いた。


 シュウ「馬鹿にしやがって、何のまねだ」

 ユーリ「折角だから最後に見せてやったんだよ」

 シュウ「最後だと馬鹿がネオ・グランゾンには自己再生機能が付いている」

 ユーリ「知ってるよ。ゲームで苦労させられたからな。だから何だ」

 シュウ「もうすでに再生完了だ。今度こそ始末してやる」

 ユーリ「馬鹿はてめえだ。さっきのでバリオン創出ヘイロウが吹き飛んでグランゾンに戻っている事にも気が付かないとはな」

 シュウ「えっ・・・・・そんな馬鹿な!」

 ユーリ「後が控えているんだ。退場してもらおう斬艦刀・ワームホール死ね」


 ネオ・ズダの斬艦刀が半分ワームホールに入り、グランゾンのコックピット前ワームホールが開き斬艦刀が突き出されコックピットを貫いた。
 グランゾンは爆散し消滅した。

 ユーリ「やっとボス1体、後3体・・・・ユーリ君帰りたい」


 1番奥にいる修羅王アルカイドは、天級修羅神エクスティムと言う巨大な足6本を持つ修羅神に乗っているが1番厄介な事は1度倒してもラハ・エクスティムと言う2本足の修羅神に復活する事だ。
 鋼龍戦隊が何とか天級修羅神エクスティムは倒した様で、天級修羅神ラハ・エクスティムに変わっていた。
 しかしいつの間にかデュミナスの部下のティスとラリアーが参戦していた。
 俺はネオ・ヅダをヅダに戻すとみんなの所へ飛んで行った。

 ユーリ「ユーリ君! 参上って終わり?」


 俺が到着した調度その時神化したフォルカの機神拳が決まり修羅王アルカイドはフォルカに言葉をかけ死んでいった。
 デュミナスの部下のティスとラリアーも機体をやられ気を失って倒れていた。

 ユーリ「ラウル! その2人を確保しろ。デュミナスが取り込んでパワーアップする急げ」
 ラウル「分かった。フィオナも1人は頼む」


 その時、奥からデュミナスがが姿を現した。

 デュミナス「私の物を返しなさい!」

 ユーリ「ご遠慮いたします。パワーアップの元を返すか。欲しいならこれでも食らえ。ワームスマッシャー」


 デュミナスの周囲にワームホールが無数に開き、そこからビームの嵐が降り注いだ。
 鋼龍戦隊も攻撃を始め30分した頃には、デュミナスはボロボロになっていた。
 デュミナスは奥の間に逃げて行って不吉な言葉を残して。


 デュミナス「ダ・ダークブレイン・様・・・」

 ロア「ダークブレインだと!」
 コウタ「生きてやがるのか、ロア」
 ユーリ「ああそう言えば、奥の間にソーディアンの転移装置があって、それで次元の扉を開ける気なんじゃないかな」
 マサキ「馬鹿先にそれを言え、みんな追うぞ」


 鋼龍戦隊は急いで奥の間に急いだがロアが言った。

 ロア「まずい! ゲートが開く奴が出て来るぞ」
 

 ダークブレインは100m大きさで白い鎧をつけた姿をしていた。
 そしてそれを守護する様に60mの機体が6機周りを囲んでいた。
 鋼龍戦隊は戦闘態勢を入った。

 コウタ「あれがダークブレインなのか、でけぇな」
 ユーリ「一体一体相手にするの面倒だ。カバラプログラム『オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ』」


 ネオ・ヅダが現れた。

 ユーリ「全機でかい花火を打ち上げるから前に出ないでね。縮退砲・・・発射!」


 周囲が真っ白な光で覆われたしばらくすると視界が元に戻った。
 ダークブレインを守護していた6機が消え、その上ダークブレインも右半分が消失していた。
 しかしもう再生が始まっていた。

 ユーリ「ボケっとするな! 再生より早く消滅させるんだ」
 ロア「コウタ!」
 コウタ「分かってる。カイザーバースト」
 マサキ「アカシックバスター」
 リューネ「クロスマッシャー」
 キョウスケ「アバランチクレイモア」
 ユーリ「ワームスマシャー」


 攻撃が当たる度に悲鳴・怒号・罵声・苦痛・非難色々な声が聞こえ消えて行った。
 そしてようやくダークブレインは爆炎の中に倒れ伏した。
 鋼龍戦隊から歓喜の声が上がったが。

 ロア「まだだみんな戦闘態勢を崩すな」
 コウタ「あれだけやってまだ生きてるのかよ」


 そうなんだよねこいつ変化して復活するんだよね。
 爆煙が晴れてくると悪魔の様な翼と手足そして1回り大きくなったダークブレインが見えて来た。
 
 コウタ「変化しただと」
 ロア「奴はこちらの能力に合わせて変化し復活する」
 マサキ「再生だけじゃ無く進化までするのかよ」
 ユーリ「それじゃあ、再生できなくまで潰すしかないね」


 ハガネとヒリュウ改から同時にトロニウムバスターキャノンと艦首超重力衝撃砲が発射された。
 『マサムネ』トロニウムバスターキャノンを覚えた。

 リュウセイ「食らえ、バスターキャノン!」


 『マサムネ』バスターキャノンを覚えた。


 ダークブレインは3割程が無くなってもエネルギー波の攻撃を仕掛けて来た。

 ユーリ「『輝くゼウスの名の下に』縮退砲・トロニウムバスターキャノン・超重力衝撃砲連続発射」


 次々強力な攻撃を受けるダークブレインはそれでもエネルギー波の攻撃を続けて来る。

 マサキ「コスモ・ノヴァ」
 リューネ「クロスマッシャー」
 ユーリ「ワームホール・縮退砲連続発射」


 俺はダークブレインの真上にワームホールを開き、縮退砲を連続で撃ち込んだ。
 鋼龍戦隊からもありったけの攻撃が続いた。

 ユーリ「ロアまだか?」
 ロア「まだかすかに生命反応がある」
 コウタ「くそったれ。カイザーバースト!」
 レフィーナ「でもこちらでは反応がありません」
 ユーリ「長年戦って来て1番奴の事を知っているのはロアだ信じて続けるんだ」


 鋼龍戦隊も攻撃を続けたが弾切れ、エネルギー不足で補給する機体が出始めた。
 その為攻撃力が落ち再生速度が上がって行った。
 まずいな完全再生されてしまう、あの頭の脳の集合体切り離したらどうなるダメ元でやってみる。

 ユーリ「斬艦刀、ワームホール突入」


 俺は斬艦刀を持つとワームホールをダークブレインの後頭部付近につなぎそこからでた。

 ユーリ「『マサムネ』フルパワー斬艦刀。ぶった切れ!!」


 ダークブレインの脳の集合体が斬艦刀のフルスイングで綺麗に切り離された。

 ユーリ「そいつを潰すんだ!」


 鋼龍戦隊の攻撃が脳の集合体を潰し始めるとそうはさせないと体の部分が拾い上げに来た。
 手を伸ばし拾い上げようとした瞬間2機の武人が同時に動いた。

 ゼンガー「チェストゥゥゥゥゥゥゥーーーー」
 リシュウ「チェストゥゥゥゥゥゥゥーーーー」


 ダイゼンガーが右腕を、グルンガスト零式が左腕を斬り落とした。
 ダークブレインの脳の集合体が攻撃が当たる度に悲鳴・怒号・罵声・苦痛・非難色々な声が再び聞こえ始め消えて行った。
 もうほとんど声がしなくなった時、体の部分は消え脳も数えるほどしかなく再生ももう出来ない様だった。
 鋼龍戦隊と俺は攻撃を止めた、止めを撃つのはやはりコウタとロアが相応しいと誰もが感じたからだ。

 ロア「感謝する。コウタやってくれ」
 コウタ「カイザーバースト!!」

 
 ダークブレインは完全に消滅した。


 レフィーナ「これでようやく終わりました」
 ユーリ「味方に付いた修羅達はどうなるの」
 レフィーナ「それは上層部と話し合って」
 レーツェル「それは止めた方がいいな。碌な結論になる。ユーリ君の転移で何とか出来ないか?」
 ユーリ「まあやってみるよ。居住可能な星に転移してみる」
 レーツェル「頼む」


 俺はフォルカと話て居住可能な星に連れて行くと約束した。
 まあペンダントに頼んで誰もいない修羅達にとって住みやすい環境の星に転移しただけど。
 フォルカ達に礼を言われたので、ソーディアンの装置を見せて貰って覚えて来た。
 エネルギー吸収フィールドは役立つもんね、ついでにソーディアンを修理してきた。
 俺はジオン公国機動船団へ帰って行った。


 ユーリ「ギレン兄帰って来たよ」
 ギレン「何だ無事に帰って来たのか。葬式をキャンセルせんとな」
 ユーリ「酷い! まじで死ぬ目にあってきたのに」
 ギレン「半分冗談だ。『神の転生者』は倒して来たか」
 ユーリ「もちろん。後『イレギュラー』2人で終わりだよ」
 ギレン「格上はたぶんUC決戦にいる」
 ユーリ「次はどうするの?」
 ギレン「初代マクロス劇場版だ。そこで兵士達の最終訓練をする」


 ジオン公国機動船団は又この世界から旅立った。



 
 

 
後書き
 スーパーロボット大戦OG2、2.5外伝編終了です。 
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