ジオン公国転生記
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第49話 マクロス劇場版 愛おぼえていますか編
前書き
これはマクロス編と言うよりUC0079へのプロローグです。
次回から決戦編となります。
ジオン公国機動船団は劇場版マクロスの世界に着いた。
ギレン「ASRS展開。地球はどうだ」
観測員「すでに壊滅している様です」
ユーリ「まあこれは分かっていたんだけどね」
ギレン「劇場版だからな仕方あるまい」
ユーリ「これからどう動くの」
ギレン「マクロスが戻って来るまでに『ホワイトスター』を作る」
ユーリ「じゃあまり時間無いからペンダントで作るよ」
ギレン「仕方があるまい。あれだけの規模を作れる場所はない。クリスタルは出すなよ」
ユーリ「『ホワイトスター』よクリスタル無しで出てこい」
ジオン公国機動船団は『ホワイトスター』に入った。
流石人間家畜計画の為に作られただけあって、住居などのインフラは充実している。
ギレン「ここに市民全員を移す。ジオン公国機動船団は完全武装化する」
ユーリ「それじゃ俺は『ホワイトスター』のバリアと隠蔽装置に取り掛かるね」
ギレン「ガルマ、お前は市民の移動誘導だ。キシリアお前はここのインフラを完璧にするのと市民が要望する事への対処を任せる。サスロ、ジオン公国機動船団の完全武装化。ドズルはその間周囲の警戒に当たれ以上だ」
俺は神化したバリアの発生装置を既に完成しており、取り付け作業だけだった。
『ホワイトスター』が最初から持っていたバリアはそのまま使用した。
OG世界で取って来たASRSは量産されて艦艇、機動兵器等に取り付け済み残るは『ホワイトスター』に取り付けるだけもちろんミラージュコロイドも取り付ける。
ジオン公国機動船団は最終決戦時、前のサイド3状態に戻す為コロニー1基ごとに防衛装置を取り付ける。
増えたコロニーやサイド7のコロニー、ア・バオア・クー以外の要塞もペンダントに収容予定だ。
全ての準備が終わった頃、調度マクロスが地球に帰還した。
さあバジュラとガミラス以来の総力戦だ。
『ホワイトスター』に全市民とジオン公国機動船団を収容するとギレン兄のペンダントの入れた。
ギレン兄・神化サザビー、ハマーン姉・神化キュベレイ、キシリア姉・神化ゲルググキャノン
ガルマ兄・神化ザクⅡFS、ドズル兄・神化ザクⅡFS・サスロ兄・イデオン
サスロ兄だけ神化しなかったか必要ないからである、イデの力がMAXになると宇宙が滅亡するので兄弟全員でイデのゲージにリミッターを掛けた。
後はゼントラーディ軍を待つだけなのでレウルーラ全艦隊はASRSをかけて待ち受けた。
ギレン「この決戦終了後我々は、UC0079に帰る。そうだ『神の転生者』との最終決戦に挑むためだ。バジュラ、ガミラス等を戦った者は良いが新しく入った者はこの戦いで覚えておくことだ。敵がいくらいるのか分からない状況は戦ってみなければ覚えられない。体力では無い精神力が必要なのだ。『神の転生者』との戦いもそうなると思っているだからこの世界に介入した。健闘を祈る」
ユーリ「この世界に格下の『イレギュラー』がいる。これでUC0079にいる格上を倒せば最後だよ」
ギレン「格上はまだやはり格上なのか?」
ユーリ「大丈夫。俺と『マサムネ』を信じて。それですべてが終わり兄達は好きな事をすればいい」
ギレン「お前はどうするのだ」
ユーリ「・・・・まだ検討中です」
索敵員「デ・フォールド反応検知物凄い数です」
ギレン「全軍出撃。自由に戦え」
ユーリ「行って来る」
ジオン軍艦艇2万隻、機動兵器100万機がゼントラーディと真っ向勝負を挑んだ。
ユーリ「後2回『マサムネ』がんばろうな、ジオンの為に」
何故か寂しげにしているユーリだった。
ギレン「レウルーラ全艦撃てば当たる、沈む我々ジオンの力を見せてやるのだ」
ガルマ「リガード、グラージ、ヌージャデル・ガー色々来たな」
ドズル「艦等ガミラス艦がかわいく見えるぐらいでかいぞ」
ハマーン「神化していなければとても敵わなかったかもな」
サスロは既に敵の中央にいた。
サスロ「全方位ミサイル発射」
イデオンから全周囲にミサイルが放たれ、周囲の艦、ポッド群を問答無用で撃破していく。
ギレン「やはり外宇宙の戦いは違うな。これで1部隊それも1艦隊のそんなのがうようよいる」
ユーリ「おっリン・ミンメイの歌が聞こえて来た。マクロス登場だ」
その時マクロスでは混乱が起こっていた。
どう見ても地球人サイズの戦艦や機動兵器が、無数に戦っているのだ。
地球自体は滅びたと言うのにどこにこれだけの数が存在していたのだろう。
グローバル「早瀬君、あの艦隊と連絡を取ってみてくれ」
早瀬「前方で戦っている艦隊へそちらの所属を述べられたし」
しばらくすると通信が入って来た。
ギレン「マクロスの諸君こちらはジオン軍。地球人であるが残念ながらこの世界と別の地球人である。しかし同じ地球人だこの状況を見過ごす事は出来ん。よって微力ながら力を貸そう」
グローバル「別の世界! 助けていただくのはありがたいですが宜しいのですか」
ギレン「我らは軍事国家でもある。戦闘大いに結構。又戦闘終了後、そちらに物資の援助と復興支援を約束しょう」
グローバル「そちらでも物資は必要なのでは」
ギレン「別に構わん些細な事だ。まあまず目の前の問題を片付けてからだ」
グローバル「分かりました。それでは」
戦闘が始まって既に8時間新兵に疲れが目立ち始めた。
ユーリ「新兵は1度休息に戻れ。まだまだこれからだ」
ドズル「底の見えない相手は精神に来る。バジュラやガミラスと戦った者はそこが違う。慣れるしかない」
ユーリは『マサムネ』で4000km級の艦を狙って沈めていた。
クロスマッシャーで穴を開け内部でアカシックバスターを撃ちまくり撃沈していた。
ネオ・ズダの縮退砲を使えばかなり楽なのだが混戦過ぎて使えない。
ジオン軍はバリアで大丈夫なのだがマクロスのバルキリーがそこらじゅうを飛んでいて撃てないのだ。
サスロ「流石に大きすぎる。ここはやはりイデオンガンで一掃しよう」
ギレン「サスロ。ギャレオンが呼んでるぞ」
サスロ「もう言いません」
サスロ兄はイデオンソードを振り回しながら逃げて行った。
あれ程リミッターが切れるかもしれないから、イデオンガンは使用禁止って言ったのに。
ギレン「又3部隊か艦隊か知らんがデ・フォールドしたそうだ」
ドズル「俺達は良くてもマクロスが持たんぞ」
ユーリ「要塞級が出れば終わりにしてやるのに。ああその3つ潰してくる」
ドズル「お前潰して来るってな」
ユーリ「カバラプログラム『オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ』」
俺はネオ・ヅダになると言った。
ユーリ「ちょっと潰して来るね。転移」
ギレン「成程あれがネオ・グランゾンから盗んだ。サザビーお前今のを覚えたのか。それならやってみるか。カバラプログラム『オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ』」
ギレンのサザビーは2回り大きくなり、背後にバリオン創出へイロウが付いた。
ギレン「すごいなこれは! ネオ・サザビーってところか。これならあいつの言った事も頷ける」
ドズル「お前も覚えたか。カバラプログラム『オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ』」
ドズルのザクⅡFSは同じく2回り大きくなり、背後にバリオン創出へイロウが付いた。
その上ドズルの象徴とも言えるトマホークが4倍になり機体よりでかくなった。
それを軽々振り回し4000km艦を叩き斬ってしまった。
ドズル「兄貴。これは凄過ぎじゃ敵艦が豆腐の様じゃ」
ギレン「他の連中にも覚えさせろ。これではいくら敵が来ようと暇潰しにしかならん」
ドズル「新兵に覚えさせあいつらにやらせるか」
ギレン「それも良かろう」
しかしMSは出来たが他の機動兵器では出来なかった。
ユーリ「ただいま潰して来たよ! おおみんな出来たんだ」
ドズル「いやそれが、MS以外はダメなんじゃ」
ユーリ「ああそれは機体とパイロットが拒否してるから無理。MSパイロットは状況に応じて機体を乗り換えるから乗り換えに拒否感がでない。スーパーロボットは乗り換える事がほぼないから無理、他の機体も似たようなものだよ」
新兵のMSもそれぞれ変化し軽々と敵を潰し始めた。
それから6時間新兵の無双は続いていた。
ユーリ「もういい加減出て来てもよさそうなのに」
俺の言葉がトリガーになったのか7体も要塞級が出て来た。
ユーリ「まあ格下になった途端、数で対抗か『イレギュラー』と『神の転生者』同時に出やがった」
ギレン「いいではないか。もう決着をつける。時間の無駄だ」
その時要塞のゴルク・ガンツ砲が7つ同時に発射体制に入った。
俺達も縮退砲を準備していたが、サスロ兄だけいない・・・まさかね。
先に要塞が撃って来たがほぼ同時にこちらも全火力で対抗威力が拮抗した。
しかしまさかと思った人がやってくれました。
サスロ「行くぞ! イデオンガン発射!」
拮抗していた力がイデオンガンの威力で一気に崩れ要塞を1つ撃ち抜きました。
サスロ「さあみんな行くぞ」
ギレン「お前は既に要塞を1つ潰した。ここで待機。それとイデオンガンを使った始末を後で考える今の内に最後の乗り心地を楽しんでおけ」
ユーリ「流石に弁護する気なし」
ドズル「調子に乗り過ぎだ」
ハマーン「馬鹿は放って置いてどうする」
ギレン「1つはマクロスに任せる後は新兵にやらせる」
ユーリ「さっき潰れたのが『イレギュラー』だからもう好きにしていいよ」
ドズル「新兵共マクロスの分は残し後はお前等が潰せ。早く行かんか!」
要塞は次々陥落し全滅した。
『神の転生者』はジオン軍の新兵に何か言う様子だったらしいが、みんな空気が読めず相手がセリフを言い終わる前に攻撃し『神の転生者』はいなくなった。
さて地球の復興である。
まず複数の都市をペンダントで作った。
緑と水と海と山環境の全てもペンダントで復元した。
出来ないのはそう命の復元は不可能だ。
動物はジオン公国機動船団でいたものを分けてあげた。
物資は何十年分備蓄してきた。
半年で最低限人が生活できる環境にしてきた。
グローバル「ありがとうございました。総帥」
ギレン「いや、これらの技術は将来あなた方が作る物だ。それから巣立ち用のデーターも用意した」
グローバル「巣立ちですか?」
ギレン「それは我らが干渉する事で無いので言わぬが考えておられるだろう。その時に役立つ」
グローバル「ありがとうございます。総帥」
俺達は遂にUC世紀に戻る事となった。
UC0078、1年早く戻ったのは色々準備があるからだ。
まず今まで世話になったジオン公国機動船団を分離し元のサイド3に戻す作業。
そしてコロニーの防御と迎撃能力向上、当然コロニー自体もフレームを超合金NZα、強化プラスチック部分を液体金属と防御シャッターに変えた。
コロニー内部も完全に空気を抜き内側もバリアを張った。
そんな準備をしている間にUC0079に入った。
作戦それは『神の転生者』も同じ事を考えているだろう、本拠地直接攻撃。
なにせジャブローかサイド3を落とした方が勝ちである。
1週間戦争なんか無視だ。
ギレン「サイド3は私が自ら指揮を執る。ハマーン、サスロ、キシリアで防衛をする。ドズルお前がジャブロー攻略司令官だ、ガルマ、ユーリで何とか落としてくれ」
そしてUC0079年1月3日形通りジオン公国は地球連邦に宣戦布告した。
『神の転生者』と『大魔王の転生者』の最後の戦いが始まった。
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