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仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
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序章~全ての始まり、守護者の刃~
第2章融合世界!昭和ライダー
  第31話『GOD機関の最後』

巨大な悪の組織GODに父と共に殺された神敬介は、瀕死の父の手によって仮面ライダーXとして甦った。
その使命は、世界の平和と正義を守る為、敢然と謎のGOD機関を相手に戦うのである─

「Xライダーの世界は、まだ無事なのか。」
雅は状況を確認すると、顔色を曇らせる。
「どうしたの?」
「Xライダーの世界には凄まじい力を秘めたRS装置というものがあるんだが、もしかしたら海東大樹が狙ってくる。早くGOD機関の基地に向かって、海東がいつ来ても対処出来るようにしないといけない。」
雅は準備を整えて出て行ってしまう。

雅がGOD機関の基地に着くと、雅の予想通り海東はいた。
「せっかくいい所だったんだ。もう少しでこの世界のお宝、RS装置が手に入るところだったんだ。邪魔はさせないよ。変身!」
【KAMEN RIDE-DEEND-】
海東はディエンドに変身する。
「この世界を崩壊させたりさせない!」
【FINAL KAMEN RIDE-DELOAD SIDE LIGHT-】
「変身!」
雅は、早くもディロード コンプリートフォームサイドライトに変身する。
「君もその力を手に入れたんだぁ。でも、それで僕に勝てるかな?」
ディエンドもケータッチを取り出す。
【G4 RYUGA ORGA GLAIVE KABUKI CAUCASUS ARC SKULL FINAL KAMEN RIDE-DEEND-】
ディエンドもコンプリートフォームにパワーアップする。
「これならどうかな?」
【ATTACK RIDE-GEKIJOBAN-】
ディエンドは劇場版のアタックライドで劇場版ライダーを召喚する。
「なれば!」
ディロードはライトケータッチの自身のアイコンを一度クリックする。
【DOUBLE KAMEN RIDE-CYCLONE
JOKER GOLD EXTREME-】
ディロードはライトケータッチの力で、仮面ライダーダブル サイクロンジョーカーゴールドエクストリームを召喚する。
「行こうぜ、雅。さあ、お前達の罪を数えろ!」
「こちらには君たちの師匠がいるんだ。」
ダブルを前にディエンドはそう言うが、
「翔太郎、検索は済んだ。あの仮面ライダースカルは、僕達と同様に召喚された偽物だ。」
「オッケー、フィリップ。それなら、手加減する必要はないな!」
ダブルはその解決策を見出してしまう。
「だが、この数を前にどうするのかな?」
「なら、こうするだけだ!」
【KAMEN RIDE-AXEL ETERNAL-】
ディロードは、仮面ライダーアクセル、エターナルの2人を召喚する。
「照井、それに大道。」
「左、フィリップ。奴を倒さない限り、世界の危機は去らない。さあ、振り切るぜ!」
「仮面ライダー、お前達を倒すのは俺だ。奴らにはやらせない。さあ、死神のパーティータイムだ。」
アクセルとエターナルはそう言うと、劇場版ライダーに向かってゆく。
「そこだ!」
〈エンジン!エレクトリック!〉
アクセルはエンジンブレードにエンジンメモリをセット。電撃のエネルギーでG4、オーガ、グレイブ、コーカサスといった装着型ライダーを攻撃してゆく。
「ガイアメモリ…お前も風都の仮面ライダーか。」
〈ダミー!マキシマムドライブ!〉
エターナルは分身してスカルを攻撃。更に、
〈ナスカ!マキシマムドライブ!〉
〈ウェザー!マキシマムドライブ!〉
分身したエターナルはそれぞれ別のガイアメモリを利用した必殺技を発動。ナスカの力でスカルは拘束され、ウェザーの力で雷と吹雪を受け、スカルは撃破される。
「やっぱ、3対1はキツイか!」
『翔太郎、照井竜を見習うんだ。彼は4人を相手にしている。』
「そうか!それなら!」
〈トリガー!マキシマムドライブ!〉
ダブルはトリガーメモリをプリズムビッカーにセットする。
「『トリガー、プリズムシューティング!』」
ダブルは必殺技を発動し、乱反射する光線を放つと、ベルトに攻撃が直撃し、リュウガとアーク、更に攻撃に巻き込まれてコーカサスが撃破される。
「こちらも行くか!」
〈エンジン!マキシマムドライブ!〉
アクセルもエンジンメモリの必殺技を発動。必殺の斬擊、エースラッシャーを放ち、オーガを撃破する。
「さて、一気に片付けるか!」
〈エクストリーム!マキシマムドライブ!〉
「ああ!」
〈アクセル!マキシマムドライブ!〉
「いいだろう!」
〈ユニコーン!マキシマムドライブ!〉
3人の仮面ライダーは必殺技を発動する。
「『ゴールデンエクストリーム!』」
「ハァッ!」
「フンッ!」
ダブルのゴールデンエクストリームがグレイブに、アクセルのアクセルグランツァーがG4に、エターナルのユニコーンストライクが歌舞鬼に当たり、劇場版ライダーは全滅する。
「これは、かなり厄介だね。」
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DEEND-】
ディエンドは必殺技を発動する。
「フィリップ、行くぞ!」
『ああ、翔太郎。』
〈プリズム!マキシマムドライブ!〉
「『ビッカー、ゴールデンチャージブレイク!』」
「決まりだ!」
ダブルの必殺技の発動に合わせてディエンドも必殺技のコンプリートディメンションシュートを放つが、ダブルは低空飛行しながら、ディエンドのコンプリートディメンションシュートをプリズムソードで切り裂き、その七色の光と金色の輝きが宿った刃でディエンドを切り裂き、ディエンドの変身を解除させる。
「参ったね。これじゃあ諦めるしかないか。でも、次の世界のお宝は、必ず僕が手に入れる!」
海東はそう言うと、次元のオーロラに逃げてゆく。
「さて、俺達の役目も終わりかな?頑張れよ、雅。」
ダブルはそう言うと、アクセル達と共にカードに戻る。

少し経ち、Xライダーに変身する青年、神敬介がやってくる。
「君が、一文字先輩と風見先輩が言っていた仮面ライダーディロード、凪風雅君だね?」
敬介は雅に尋ねる。
「はい、恐れながら、仮面ライダーディロードと名乗らせてもらっています、凪風雅です。」
雅と敬介は互いに握手を交わす。
「雅君、そんなに謙らなくていいよ。話は先輩達から聞いている。雅君も、やはりGOD機関を追ってここへ?」
「はい。調べたところ、ここがGOD機関の基地だと…」
雅が言いかけると、
『いかにも、そして、ここがお前達の死に場所だ!』
地中から声が聞こえたかと思うと地面が震動する。
「しまった!キングダークがついに!」
雅はそう言いながら回避すると、GOD機関の首領にして超巨大ロボット兵器、キングダークが出現する。
「馬鹿な!RS装置は完成していないはず!」
そう、キングダークの巨体を動かすには、RS装置という特殊な装置が必要だと、GOD機関の怪人は言っていた。しかし、
「馬鹿め、そんなもの、時間稼ぎの囮に過ぎない。さて、遺言はそれまでかな?」
キングダークはそう言うと、その巨腕を振りかざして2人を攻撃するが、すんでの所で回避し、
「行こう、雅君。大ぃぃ変身!トウッ!」
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
「変身!」
敬介はXライダーに、雅はディロードに変身する。
「しかし雅君、あのキングダークを相手に、どうやって戦う?」
「確かに、まともに戦えば確実に2人とも死ぬでしょう。なので!」
【ATTACK RIDE-BLAST-】
ディロードはロードスラスターにブラストのアタックライドをスキャン。更に、
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DELOAD-】
ファイナルアタックライドをロードスラスターにスキャンする。
「こうします!ディメンションヴォルケイノ!」
禍々しい火焔弾がロードスラスターから放たれ、キングダークの左足に直撃。その足に穴が空く。
「後は、内側から破壊するだけです!」
ディロードとXライダーは先ほど出来た穴からキングダークの内部へと侵入してゆく。

「やはり、構成員の数が多いですね!」
ディロードはロードスラスターでGOD機関構成員を切り裂きながら進んでゆく。
「雅君、上を狙って撃ち抜けないか?」
Xライダーはディロードに聞く。
「出来ます!」
ディロードはロードスラスターで天井を撃ち抜く。
「ライドロープ!」
Xライダーは自身が携帯している万能武器、ライドルをロープに変えて先ほど空けた天井へ投げ入れ引っ掛ける。
「こうして登ろう。」
Xライダーの提案に合わせて、ディロードも進み、2人はキングダークの管制室にたどり着く。
「ここが、キングダークの操縦者のいる部屋か。」
ディロードがロードスラスターで扉を破壊し内部に入ると、キングダークを操縦している真の首領、呪博士とそれを守るようにGOD機関の怪人、サソリジェロニモJr.がいた。
「よくぞここまでたどり着けたな、Xライダー。いや、神敬介!そして、未来から来た仮面ライダー!私は君たちを許さない。行くのだ!」
呪博士はサソリジェロニモJr.に指示を出す。狭い管制室においてサソリジェロニモJr.の槍術は脅威なり、Xライダーもディロードも間合いに入れなかった。
「神先輩、ライドルをロングポールに!」
しかし、ディロードは咄嗟に判断した戦術をXライダーに話す。
「わかった。ライドルロングポール!」
XライダーはサソリジェロニモJr.の心臓部に合わせてライドルを構え、ライドルを長さ6mのロングポールに変化させる。本来ならそのような持ち方では体制を崩してロングポールは地面に落ちるが、ディロードが下で支えることで位置を維持したまま凄まじい速度で伸びてゆき、サソリジェロニモJr.の心臓部を打ち貫いてしまい、サソリジェロニモJr.は呆気なく倒されてしまう。
「おのれ!やはり仮面ライダーは我々GOD機関最大の壁!こうなれば!」
呪博士が何かの装置を弄ろうとしたその時、
【WORLD HOPE-KAMEN RIDER X-】
ディロードはXライダーの世界のワールドホープを発動。呪博士は装置のボタンを弄るが一向に反応が無い。
「神先輩、今です!」
「ああ!ライドルホイップ!」
Xライダーはライドルをサーベルに変えて呪博士を一突きで突き刺す。
「おのれ、あの時、お前達親子をしっかり殺しておけば─」
呪博士はそう言い残して死ぬ。すると、
“爆発まで、二分”
そうアナウンスされる。
「雅君、あと二分しかない。どうする!」
「神先輩、しっかりつかまっていてもらえますか?」
ディロードがそう言うと、Xライダーはディロードの肩につかまる。そして、
【ATTACK RIDE-WRAP-】
ワープのアタックライドを使って脱出。キングダークは崩れるように爆発し、謎のGOD機関はついに壊滅。雅と敬介は互いの次の旅に幸運があることを祈りあい、別れていった。

「次の世界は、やはり大ショッカーの手が進んでいるか。」
雅が絵巻を広げると、そこには十の顔を持つ鬼に向かう斑模様の異形の絵と、『団長』と書かれた腕章を着けた女子学生が正面に指を指している絵が描かれていた。
つづく

次回の仮面ライダーディロードは─
アマゾンライダーの世界に着いた雅に待ち受けていたものは、SOS団からの勧誘であった。そして、ゲドンを壊滅させる為に奔走する雅の運命やいかに?次回『ゲドン壊滅/ブレイクテンション』ご期待下さい。 
 

 
後書き
新カード紹介
仮面ライダーアクセル:仮面ライダーアクセルを召喚するためのカード。
仮面ライダーエターナル:仮面ライダーエターナルを召喚するためのカード。
仮面ライダーX(ワールドホープ):Xライダーの世界のワールドホープ。キングダークの機能が一瞬の間だけ麻痺する。 
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