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ソードアートオンライン~黒の流星~【リメイク版】

作者:叶愛
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始まりから2日目

 
前書き
大変、遅くなりましたーーー!m(__)m
受験や卒業式など、予定が重なり重なり…。
なかなか投稿することが出来ませんでした。
大変申し訳ありません。

これからは少しずつ投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
後書きは今回から予告を書く…予定であります(笑)
では、本編へ! 

 
俺は、あれから名前も知らない少女が落ち着くまで隣で座っていた。

これからどうするか、まずは武器を…など攻略に向けて考えを膨らませながら。

その時、肩に何かがぶつかった。

俺は少し驚き、ぶつかった所に視線を移動させた。

肩には茶髪の少女の頭がポンとあり、共に規則正しい吐息をたてていた。

「大丈夫…なんだよな…?」

全く人と関わっていなかった俺は、少女の顔をそーっと見て寝ている事を確認してから右手を上から下に振った。

「どうするべきなんだろ…。」

うーん…と悩んでいると眠気が襲ってきた。

今日は色々ありすぎたんだ、いつも以上に疲れるのも無理もないだろう。

俺は、その眠気に抵抗せず眠りに落ちた。

次の日、起きた少女に殴られかける事は今の俺には考えもつかなかった。








「ん……、え…?」

茶髪の少女は目を覚ました。

ここはいったい…、そして自分の視界に写る景色に戸惑う。

いつもなら真っ白な自室の天井に、頭上の台に乗っているアラームがなっている。

だが、天井は木で作られたような物で、アラーム音はなっていない。

少女は冷静になろうと辺りを見渡す。

すると、隣に一人の少年が座って寝ている事に気がついた。

綺麗な赤色の髪の毛に、そこそこ格好いい容姿で何処か幼さを残こす少年。

「え…!?」

「ん…。」

そのとき俺は目を覚まし、目の前の少女と目が合う。

その子は驚いたのか口をパクパクさせ、なかなか閉じない。

「あ、えっと…。」

俺はどう話せば良いのか迷っているのか、少し彼女から距離をとった。

「お、おはよう…?」

俺は疑問系で話しかけた。

だが、目の前の彼女はその言葉には反応せず顔を下に伏せながら呟いた。

「い…。」

「い?」

「いやーー!!」

「え、えー!?」

そして叫びながら、俺殴りかかった。

その行動に驚いたが何とか避ける。

「ちょ、落ち着いてくれ…!」

俺の言葉は冷静さを失った彼女には届かず、話を聞いてくれたのは約10分後だった。











「そう…だったんだ…。」

俺は、どうしてこの状況になったのかを説明した。

俺達がいる場所は現実世界ではなく、仮想世界"ソードアートオンライン"で俺達は昨日あったのだと。

冷静さを取り戻し、俺の話を話を聞いてくれた彼女はいきなり頭を下げてきた。

「ごめんなさい、私殴りかかっちゃって…。」

「あ、いや、別に大丈夫。誰でも知らない奴が近くにいたら驚くからさ…!」

俺は慣れない笑顔を作って、彼女に向けた。

「あ、そうだ君の名前は?」

「名前…?結城明日奈(ゆうきあすな)。」

目の前の彼女は平然と本名を口にした。

俺は「あ…、ゲームは初めてなのか。」と苦笑してから話した。

「プレーヤーネーム。この世界に来るとき入力した時のだよ。」

すると、俺の言葉の意味が分かったらしく納得したようで口を開いた。

「私の名前はアスナよ。」

「アスナ…、俺の名前はアキ。」

「アキ君ね。」

アスナは俺の名前を聞き覚えた!と言わんばかりに手をポンと叩いた。

「あ、アスナ。さっきはしょうがないけど、この世界では現実の名前、本名を言って駄目だ。これからは気をつけて。」

「うん、そうするよ。」

そうして俺達は宿で別れた。

俺は攻略へ。

アスナはまだ気持ちの整理が出来てなく、「アキ君に着いていきたいけど怖い…」と言い始まりの町に残った。

もちろん、一人で残す事に危ない気したため「何かあったらすぐに連絡しろよ?」と言ってフレンド登録も済ませた。

「そういえば、良く話せたな…。」

俺は昨日今日の己の行動に感心しながら、圏外に出た。 
 

 
後書き
短かった…。
次回は時間が変わって、一層の攻略する前日になります。
遂に主人公の名前が出ましたー!
では、予告です。

―――――――――――――――――――――

「今日、俺のパーティがボス部屋を見つけた!」

ある男の声と共に攻略の準備を進めるアキ。

そして当日、攻略メンバーのなかに見覚えのある人物と黒色の髪を持つ少年。

「アキ君?」

「アスナ?」



次回『再会』 
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