ソードアートオンライン~黒の流星~【リメイク版】
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再会
前書き
ふむ…、誰落ちにしようか(笑)
まさかの誰落ちにするかを、ちゃんと決めていないという事を今さら気付いた作者です。
大体は決まってるんですがね…ふむ…。
と、ちゃんと決めますよ!
では本編へ!
(福沢さんが欲しい…来てくれれば色々買えるのだ…!)
「ふぅ…。」
俺は左手に持つ今の愛剣"アニールブレード"を腰の鞘に入れながら、頭のなかで考えを巡らせていた。
明日は第1層ボス攻略。
ようやく、ディアベルという男の1つのパーティがボス部屋にたどり着いたという情報を手に入れたため、攻略に向けてレベリングをしていた。
もちろん、ソロで。
「そろそろタウンに戻るかな、確か攻略会議は15時からだから余裕もあるだろうし。」
俺は、右手を降りウィンドウを出して今の時刻を確認すると14時50分だった。
そして転移門までPOPしてくるモンスターを倒しながら進んだ。
「転移!」
次の瞬間、俺の視界は野原だった圏外から真っ白に変わり体を覆った。
「ここだな。」
ここは、集会場なような場所。
座ることが出来る場所の正面には、今回の攻略の指揮を務める水色の男らしき人物がいた。
「俺の名前はディアベル!気持ち的にナイトやってます!」
「おいおい、この世界にはジョブなんて無いだろー(笑)」
などと笑うものが現れてピリピリしていた雰囲気が一気に変わった。
「(凄いな…、これが上に立てる人か。)」
俺はディアベルの凄さを感じながら座った。
「皆、聞いてくれ。俺のパーティがボス部屋を見つけた!」
見つけた、その一言で再び場の雰囲気が変わる。
そして攻略にあたっての話が始まった。
途中、"キバオウ"と名のる男が乱入してきたが"エギル"という外人の男によって収まった。
キバオウという男は、βテストを受けた者"βテスター"に亡くなった約1000人に謝罪しろというものだった。
何故、謝罪しろと訴えたかと疑問に思うだろう。
このデスゲームが始まって1ヶ月。
この1ヶ月で約1000人ものプレイヤーが永久ログアウト、現実世界でも死んでいる。
その事実は全てβテスト時の情報を持っていながら、初心者に教えず独り占めしているβテスターのせいだと言っていた。
普通に考えてみれば、βテスターに悲しき真実を押し付けているだけに過ぎない。
それに永久ログアウトした約1000人の内50人がβテスターでもあるのだ。
だが、このデスゲームで冷静になどなれない。
そのため、キバオウの一言でざわめきが起きたが結果的には収まったワケだった。
そして今はパーティを組んでくれとの事だった。
ソロの俺にとっては最悪な事態。
「はぁ…、誰かいるかな。」
そう独り言を呟きながら、辺りを見渡す。
そして一人、黒髪で同い年ぐらいの少年と赤色のマントを着けて顔を隠しているため、性別の判断がつかない人物の二人組を見つけた。
俺は、その二人組にゆっくりと近づいた。
「(ど、どうする、話しかけるしか無いよな…。)」
俺は1つの深呼吸をしてから話しかけた。
「あ、あのさ…。」
「ん?」
黒髪の少年は少し驚きながらも、俺に反応した。
「俺、一人だからパーティに入れて貰えないかな…?」
少年は「あぁ、もちろん」と言いウィンドウを操作する。
すると、目の前には半透明でパーティ申請画面が出て参加しますか?の文字と下には『Yes』と『No』のボタン。
俺はもちろん『Yes』のボタンを押す。
その瞬間、右斜め上に『Aki』とHPゲージの下に『Kirito』『Asuna』の文字とHPゲージが現れる。
「キリト…と、アスナ…?」
「あぁ、あってるよ。アキ…だよな?」
「あぁ…え?」
「どうした?」
俺はキリトに名前を確認したあと、もう1つの名前に疑問を感じた。
アスナ、それはデスゲームが始まった日に出会った少女と同じ名前。
「君は…アスナなのか…?」
「え?」
赤色のマントを被った人物が顔をあげた。
そして、俺の顔を見てからポツリと呟いた。
「アキ…君…?」
その人物は、茶髪のロングで誰もが美人と声を揃って言うほどの綺麗な顔立ちの少女であり始まりの町であった、アスナだった。
「やっと…、やっと見つけた…!」
アスナが涙目でそう言った途端、俺に抱きついてきた。
「あ、アスナ!?」
「やっと君を見つけたよ…。」
アスナは震える声で何度も見つけたと言った。
俺は、ただただ黙って立っていることしか出来なかった。
因みにキリトは、俺の隣で状況に着いていけずにオロオロしていたのは言うまでもないだろう。
「アスナ、大丈夫か?」
俺はアスナの肩を優しく掴んで、ゆっくりと自分から離した。
「うん、ごめんね。取り乱しちゃって…。」
「いや大丈夫だよ、久しぶり。」
そう答えるとアスナも「久しぶりだね、アキ君。」と笑顔で返してきた。
すると今まで静かだったキリトが口を開いた。
「二人はその…知り合いなのか?」
「まあ知り合いだけど、リアルのではないよ。」
そう答えるとキリトはキョトンとした。
「そうだな…、じゃあ何処か宿で話そうか。」
二人は頷いて、俺達は宿屋に向かうためその場をあとにした。
後書き
上手く書けない…(笑)
アキのヒロインも候補が決まり始めました!!
では、予告です。
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「絶対に勝とうぜ!」
ディアベルが声をあげ攻略へ
「やめろー!」
様々な叫び声が飛ぶ
「そこら辺のβテスターと同じにしないで欲しいな。」
赤髪の少年は怒鳴る。
次回『第一層ボス攻略』
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