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ドリトル先生の名監督

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第十二幕その六

「けれど一番凄いかっていうと」
「それはだね」
「また議論が分かれて」
「答えは出ない」
「そういうものなんだ」
「野球もね」
 お相撲と同じくというのです。
「そこはね」
「どうしても答えは出ない」
「そしてこうしたお話をすること自体が楽しい」
「そうなんだね」
「その子も楽しんでるしね」
 昔の選手の人達と今の選手の人達をゲームの中で勝負させてです。
「これは野球だとチームでも出来るね」
「ああ、それぞれのチームの黄金時代」
「その時の選手の人達を入れて」
「それでだね」
「勝負してみるんだ」
「実際に」
「そうしてみると」
 これがというのです。
「また面白いみたいだよ」
「チームでも出来るんだね」
「そうみたいだね」
「それサッカーでも出来るね」
 皆はすぐにこのことに気付きました。
「ラグビーでもね」
「バスケでも出来るし」
「どんなスポーツでも出来るね」
「そうだよね」
「うん、それでね」
 そしてというのだ。
「その彼は野球チームでしてるんだ」
「それも楽しく」
「そうしてるんだ」
「それぞれのチームの黄金時代のチームを再現して」
「それで遊んでるんだね」
「何でも一番強いのはね」
 その人が言うにはです。
「昭和三十年代の南海ホークス、九十年代の西武らしいね」
「その二つなんだ」
「その二つのチームが最強?」
「あと昭和五十年代の阪急、近鉄も強いらしいよ」
「その二つのチームもだね」
「強いんだね」
「特に南海は強いって言ってたね」
 とりわけこのチームがというのです。
「エースが桁外れでね」
「そのエースって誰?」
「凄いエースっていうけれど」
「その人は」
「杉浦忠さんだよ」
 この人だというのです。
「さっきお話にも出てたけれどね」
「ああ、そういえばそうだね」
「さっき名前出たね」
「凄いピッチャーだってね」
「稲尾って人と一緒に」
「その人がエースで打線も強くて」
 それでというのです。
「凄く強かったらしいよ」
「ううん、そうなんだね」
「そこまで強いんだ」
「この頃の大毎も強かったっていうしあと昭和五十年代だと五十六年頃の日本ハムもね」
 先生はこの二つのチームもお話に出しました。 
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