目が覚めればそこは異世界
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第1話 胸ニヤワラカイモノガ
「知らない天井だ」
あ、ありのまま今起こった事を話すぜ。俺は昨日、確かに自分の家のベッドで寝ていた筈だ。しかし、目を覚ますと何故か自分は教会であろう場所のベッドで寝ていた。自分でも何を言っているのk(ry
…………一通りポルナレフして落ち着いた俺は状況を整理した…………………筈だったのだが、
「ナンカ、胸ニヤワラカイモノガアルジャナイデスカヤダー」
(…………とりあえず自分の姿を確認するために、鏡の前に行こう)
体を見た感じのスタイルの良さから、顔も綺麗だとは思うが、万一のことを思い顔を確認した。
その時だった。
マーサ
僧侶
女(中身は男)
Lv.99+99
全職業完全マスター
性格:
ゆとりはいじん
使える特技・呪文
知ってるものならなんでも
⇒
(何コレコワイ)
なんとじぶんのステータスがみれた!
(トンでもない特殊能力あることは一旦おいておこう)
(それよりも、この娘は俺がドラクエ9で頑張って育てた僧侶ちゃんじゃないか!)
(となると俺はドラクエ9の世界にトリップしたのか?自分の嫁に憑依して?
)
(つーか最後の呪文欄なんだ)
自分が知ってる呪文全部って一体……?
いろんな疑問が止まらん。
(とりあえず外に出てから考えよ)
外へ出ようとした俺はあることに気付く。
服着替えてねぇ!!!!
…………………………………ほんと、しんどい。
今は自分の体でも、元々は自分ではない人だ。
気を使ってしまう。
とりあえずドラクエ9で言うしんかんセットに、なんとか着替えた俺は今度こそ外に出ると、どうやらそこはドラクエ9の世界ではなく、ドラクエ3の世界だった。
ますます意味が分からん。あ、何でドラクエ3だと分かったのかは村人の服で判別したからね。伊達に廃人ではないからな。
そして俺の方に焦った様子で走ってくる、兄弟らしい男の子と幼jy女の子が口を揃えて言う。
「おねーさん!おとうさんがやねから落ちて、けがしちゃたの!」
自分を鏡で見た時と同じアレによると、女の子の方はカンナ。男の子はダイクというようだ。
(いかにも大工の子供です。って感じの名前だな)
(ほんと便利だなこれ)
そして俺もとい、私は言う。
「わかりました。そこまで案内してくれませんか?」
「おねーさんありがとう!」
女の子は嬉しそうな顔をしながら俺に言うのだった。
後書き
次回 第2話 「圧倒的なまでのチートは如何なる人間も止めることはできない」
ページ上へ戻る