サクラ大戦来訪者は私の幼馴染
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間章 1から2の間の物語 妹来襲篇
平穏の日々1 妹来襲
太正13年6月・・・大神が帝劇を去って、3ヶ月が経ち、並行世界から戻ってきて1週間が経ったある日の事・・・
食堂・・・
「ねえ、さくら最近直哉お兄ちゃんの様子変じゃない?」
「そうなのよね?何があったのかしら」
「そう言えば、さっき直哉が小声で言ってたぞ、奴が来るとか?」
「ええ、カンナさんそれ本当ですか?」
「ああ、手紙を見ながらだったぞ、さくら」
「手紙をですか?」
「ああ」
「でも変ですね、直哉さんが手紙を貰ったぐらいで、動揺するなんて」
「せやね、直哉君らしくないわな」
「・・・まさか、あの子が帝劇に来るの?」
「?さくらさんあの子とは、一体誰の事ですの?」
「えーと実は、直哉君には、2歳年下の妹がいるんですけど、その子が、直哉君にとって苦手なんですよ」
「苦手?どういうこと、さくら」
「直哉君にも、トラウマがあるんです。私が雷を怖がるのと同じで、直哉君は妹が怖いんです」
「「「「「ええーーー」」」」」
「兄妹なのに?どうしてそうなったの?」
「直哉君の妹は、小さい頃から霊力が強く、直哉君に相手して欲しくて、力を使い驚かせてたんですけど、余りに激しくて暫く直哉君私の家に泊まりに来てたんです」
「そんな事があったんだ」
そのころ直哉は・・・
支配人室で怯えていた。
「ヒイイ、怖いよ明日。白い悪魔が来る、僕の天敵である紫藤なのはがああああ」
「いやああああ殺される」
直哉は心底恐怖していた。
「愛するお兄ちゃんへ、明日帝都に行くから、BYなのは」
ぎゃああああああ」
余りに直哉の叫びが凄かった為、さくらたちが慌てて支配人室に入って来た。
「直哉君大丈夫?」
さくらが直哉に声をかけるが、直哉は、魂の抜けた抜け殻状態だった。
「本当に直哉は、妹が苦手なんだな」
カンナはしみじみに言う。
「そうですね、手紙でこの反応ですし」
そして運命の翌日・・・
「ここに直哉お兄ちゃんがいるのね、待っててねお兄ちゃん」
「私が、真宮寺さくらから助けてあげるからね」
「この私紫藤なのはが」
そう言って、紫藤直哉の妹であり、天敵でもある紫藤なのはの愛機レイジングハートと共に東京駅に降り立つ。
そのころ大帝国劇場では・・・
直哉が引きこもり状態になっていた。
「ねえ直哉君。食堂でご飯食べよう?」
「嫌だ今日はここから出たくない」
果たして直哉となのはは、無事再会できるのか?
そして、さくらは、なのはと闘うことになるのか?
こうして新たな、騒動が起きようとしていた。そして、その裏では、何者かが、黒乃巣会の脇時を使い、暗躍が進められていた。
その事実を、今は誰も知らない。
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