がっこうぐらし!The world in confusion
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プロローグ
chapter1
とある高層ビル内…いまビルは炎が立ち上っており床や天井も崩れ始めていた。
???「おい!しっかりしろ!雄也!待ってろ!今助けに…」
雄也「いや、俺は問題ない…それより早く…市民の救助を…」
???「大丈夫なわけあるか!お前身体中ボロボロじゃねえか!」
そんなビル内で市民の救助に立ち会っていた雄也は天井から落ちてきた瓦礫により足をやって身動きを動けなくなった。
雄也「俺のことより!市民を優先しろ!…大丈夫…絶対に生きてやる」
雄也のしたの床に罅がはいり…
そして遂に床が崩れた。
???「雄也!!」
雄也(これは不味いな…ごめん…なのは…フェイト…はやて…みんな…)
下へと落ちていく中、雄也の脳裏には親しい親友たちの姿が浮かんでいった。
……
そしてところ代わり一年中桜が咲き誇る初音島の海岸の道路では三人の少年、少女が歩いていた。
???「全くせっかくの休日だって言うのに…」
???「ふーん、両手に花だって言うのにそれでも満足じゃないんですか?兄さん」
???「そうだよ、弟くんのことだから家でのんびりしていたでしょ、それに男手が欲しかったし」
???「全く…ん?あれは?」
???「どうしたの?弟くん」
???「っ!!音姉!あそこ!人が倒れてる!」
???「っ!!」
海岸沿いを歩いていた三人は海岸の砂辺で倒れている少年の姿をみて血相を変えて少年に近づく。
???「おい!しっかりしろ!おい!」
???「酷い怪我…由夢ちゃん!急いで救急車を」
由夢「う、うん!」
それから数分後この場に救急車が来て少年は搬送された。
雄也「……うっ…こ、こは…」
少年…雄也が救急車に搬送されて数時間が経過して既に日がくれて夕方になっており、雄也は手を頭に当てて何があったかを思いだす。
雄也(俺は確か…休暇中に偶然居合わせた高層ビルの救助活動中に…)
雄也「此処は病院…俺はあのあと救助されたのか…アーク…アーク?」
現状の理解がわからない雄也は首に下げている自分のデバイスであるルミナスアークに状況を教えてもらおうと訪ねたが返答が帰ってこなかったために自分の胸を見るとルミナスアークはなかった。
雄也「……手元にないのか…」
相棒もいないことに寂しさを感じていると病室の扉が開いて外から金髪ツインテールの少女が入ってくる。
???「あっ!目が覚めたんだね」
雄也「えっと君は…それに此処は?」
???「僕は芳乃さくら、それと此処は初音島の病院だよ」
雄也「初音島?此処はクラナガンの病院じゃないのか?」
さくら「クラナガン?聞いたことない地名だね」
雄也(クラナガンを知らない?ということはまさか管理外世界に来てしまったのか)
さくら「そういえば、君の名前を聞いてなかったね、何て名前なの?」
雄也「あ、月宮雄也です」
さくら「雄也くんか…名前からして日本人だね」
雄也「日本!?」
さくらから出てきた言葉に目を開けて雄也はさくらに聞いてみる。
雄也「あの、神奈川の海鳴市という地名は知っていますか?」
さくら「海鳴市?うーんちょっと待ってね」
さくらは携帯を取り出してどうやら海鳴市を調べてくれているようだが
さくら「海鳴市なんていう地名はどこにも存在しないよ?」
雄也「……そう…ですか…」
雄也はさくらの話している間に何となく海鳴が存在していないのではと察していた、そこから推測して出された答えは…
雄也「……あそこから全くの別の地球に飛ばされた…か」
さくら「雄也くん?」
雄也「あのさくらさん…今からいうことは突拍子なことなんですけどすべて事実です」
雄也はさくらに自分の事やこうなる前のことを話した。
さくら「なるほど…つまり君は異世界から来たってことだね」
雄也「はい、原因は不明ですけど」
さくら「うーん、なるほどね、それじゃあこれからどうするの?」
雄也「…どうするも俺にはもう帰る手だてが…」
さくら「うーん、それじゃあ家にくる?」
雄也「え?」
さくら「だって、行く宛も帰る場所もないんでしょ?」
雄也「確かにそうですけど…家の人に迷惑が」
さくら「大丈夫!そこは僕がなんとかするから、それと怪我の方だけど大事じゃ無かったからこのまま退院することになってるから」
雄也「そうですか…お心ずかいありがとうございます、それじゃあお言葉に甘えさせていただきます」
そうして雄也は芳乃さくらの家に居候としてすむことになったのであった。
……
さくら「というわけで、今日から雄也くん家に預かることになったからみんなよろしくね 」
病院から退院してからさくらに連れられて芳乃家にたどり着き中にはいると中高学生の男女がいまにいて雄也をみると驚いたがさくらが説明(異世界等は省く)をした。
???「いくらなんでもいきなり過ぎますよ、さくらさん」
さくら「にゃはは♪ごめんね、義之くん、これついさっき病室で雄也くんと話し合ったからね」
雄也「すいません、こんなにも突然…迷惑きわまりないと思いますが」
???「ううん、別に迷惑じゃないよ」
???「それにさくらさんの突然は今からはじまったことではありませんから」
雄也「そ、そうなんですか…あ、そういえば名前をいってませんでしたね、俺は月宮雄也といいます、呼ぶときは名前で呼び捨てで構いません」
義之「雄也か…俺は桜内義之俺のことも名前で呼んでくれ」
音姫「朝倉音姫です、私と由夢ちゃんは隣の朝倉家に住んでいるけどよく芳乃家にお邪魔してるのでよろしくね雄也くん」
由夢「朝倉由夢です、これからよろしくお願いしますね雄也さん」
さくら「自己紹介もここまでにして雄也くんって何歳なのかな?」
雄也「?今年で15ですけど」
さくら「ってことは三年生か…うんそれじゃあ来週から風見学園の中等科に入学ってことで」
雄也「え?」
いきなり学校に入学すると言われて雄也は終始唖然とするのであった。
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