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リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~

作者:setuna
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ディアボロモンの逆襲

 
前書き
ディアボロモンの逆襲を書いときます。

tri大輔について。

もし大輔が仲間になるなら単体超進化、ワープ進化が見たいという友人の話を聞き、自分はどうなのだと聞かれましたので、ここに回答(?)。

大輔のブイモンに超進化とワープ進化って必要かな?
いや、確かに戦略の幅は広がるでしょうけど、ブイモンはデジメンタルとの相性が高いデジモンなんだから無理に超進化、ワープ進化するよりもアーマー進化の方がいいと思うんです。
実際ブイモンは成熟期、完全体、究極体とガチでやり合える経路が揃ってますし。
ギャグ描写でも究極体にもダメージを与えられるサジタリモン。
公式で完全体を超える強さのゴールドブイドラモン。
そしてロイヤルナイツのマグナモン。
大輔曰わくマグナモンは進化の時間が短いらしいけど、ロイヤルナイツとして出ているマグナモンにそんな様子は見られないということはクロスウォーズ時では優しさの紋章を使ったインスタントデジメンタルの可能性が高いし、最低でも運命とオリジナルの奇跡のデジメンタルがあればどうとでもなりそうです。
大輔のブイモンがエアロとアルフォースブイドラモンになったらって話もしましたけど、エアロとアルフォースブイドラモンはパラレルとは言え太一が出した物であり、何か進化経路まで太一のお下がりになるような気がして、あまり良いとは思えません。
結論、大輔のブイモンはアーマー進化とジョグレス進化で頑張って貰いたい。 

 
現在大輔は本宮家にてフェイト達と共にテレビを見ていた。

フェイト「あ、これ美味しそうだね」

テレビに映る大量に盛りつけられたモンスターハンバーグと言う名の料理をを見つめながらフェイトが呟く。

ブイモン[中々のモンスターだな…]

ワームモン[最近、こういうの多いよね…]

涎を垂らしながらテレビをガン見するブイモン達。

アリシア「あ、今度はモンスターデザート特集だって!モンスターチョコレートパフェ!!」

ブイモン[何だって!?モンスターチョコレートパフェだと!?そんな出鱈目な存在がこの世に存在するっていうのか…]

そしてデザート特集になり、ブイモンの好物のチョコレートがふんだんに使われた超特盛りチョコレートパフェがその姿を見せようとした瞬間。

ブツ☆

モンスターチョコレートパフェが途端にヤマトと空のデート写真に変わった。

全員【…………………】

ブイモン[……………………………ふざけた演出かましてんじゃねえぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっ!!!!!!]

ブイモンの魂の咆哮がお台場に響き渡ったのと、光子郎からメールが来たのはほぼ同時であった。










































ブイモン[…………]

太一「何でブイモンの奴、滅茶苦茶機嫌が悪いんだ?」

大輔「取り敢えずタイミングが最悪過ぎたとだけ言っておきます」

光子郎「……これで全員ですね」

照明が落とされ、薄暗いパソコンルームに選ばれし子供達が揃っていた。
光子郎が今回のためにセッティングしたのだろう。
はっきり言って狭い。

伊織「ミミさんや丈さん、空さんは?」

光子郎「ミミさんは、丁度アメリカから帰国する飛行機の中……丈さんは、高校の入学手続きに……空さんは……」

ヤマト「テニス部の合宿。今こっちに向かってる所だ」

空のことについては光子郎の代わりにヤマトが答える。

ブイモン[んで?何の用だ?下らない用事だったら許さないからな]

いいところを妨害されたブイモンの機嫌は絶不調であった。

光子郎「これを見て下さい」

光子郎はリモコンを操作し、教室の前部に掛けられていた大型スクリーンに1枚の映像を映し出した。

一輝「……これ、お前か?」

太一「……そうだよ」

大きな染みが出来た布団をバックに満面の笑みを浮かべていた幼い太一の姿。

ブイモン[あ、これ、俺がテレビを観てた時に出たくそったれ写真だ。]

ヤマト「流石にそれは酷くないか?」

次に映るのはブイモンからすれば忌々しいヤマトと空のデート写真。

なのは「これ、悪質な悪戯ですか?」

光子郎「いえ、これはディアボロモンの仕業です」

はやて「ディアボロモン?」

スバル「大輔さん達が倒したデジモンだよね」

大輔「同時に太一さん達が倒した敵でもある。どうやら倒し損ねたようですね」

光子郎「あの戦いで生き延びたデータが、増殖したんでしょう」

ディアボロモンは幼年期のクラモンをメールに添付し、現実世界に送り込んでいるらしい。
光子郎はパソコンの画面を子供達に向ける。

光子郎「このメールを開くと、クラゲのような変な生き物が出てくる仕組みです」

賢「へえ、よく考えてるな」

すずか「賢さん、感心してる場合じゃないですよ」

中々考えているディアボロモンに感心しているとすずかからのツッコミを頂戴した。

タケル「核ミサイルまで発射しようとした奴だ……」

パタモン[現実世界に現れたら、何を仕出かすか分からないよ!!]

3年前の戦いではまだ幼かったタケルとパタモンがそう言った。
あの時は足手まといになってしまったが、敵の恐ろしさはヤマト達と同じくらい知っている。

ブイモン[まさか、そんなことのために呼んだのか!?ふざけるな、俺は今日のモンスターグルメを観ている最中だったのに…オメガモンがいれば充分だろ、俺は帰る]

大輔「待てい」

さっさと帰ろうとするブイモンを抱える大輔。

ユーノ「一応世界の危機だよ?モンスターグルメと世界のどっちが大切なのさ?」

ブイモン[モンスターグルメ]

即答である。

一輝「ブイモン、これでどうだ?」

ブイモン[そ、それは…!?]

超特大の箱から姿を現したのはモンスター級の大きさのチョコレートケーキである。

一輝「今なら向こうで手に入れた新鮮な葡萄を使ったモンスター葡萄ゼリーもオマケで付く。どうだ?」

京「コンビニの余りのレーズンパンもあるけど?」

大輔「それ残り物押し付けてるだけじゃねえか」

ヒカリ「あ、私クッキーがあるけど…」

ブイモン[モンスターチョコレートケーキと葡萄ゼリー、レーズンパンにクッキーだと…ふむ、葡萄ゼリー、レーズンパン…か…手作りクッキーか…(一輝達がそのガルルキャノンを炸裂させるつもりなら、こちらもシャイニングゴールドソーラーストームとエクストリーム・ジハードで応戦せざる得ないようなそんな気がしてならない!!が、しかし!よーく考えろ俺!!俺の目の前にあるのはモンスターチョコレートケーキと葡萄ゼリー、そしてレーズンパンと手作りクッキーだ。その中でもゼリーに使われている葡萄は肥えた土地でたわわに実をつけて生えるというが!!(カーン!!)一輝とヒカリのお菓子は京の物と比べて美味そうだ…ついでに2人の髪もフサフサ…)」

脳内で奇妙な舞・ブイモンダンスをしながら思考が変な方向に爆走しているブイモン。
身体全体(特に腰)をくねらせながら腕を糸巻のようにグルグルと回し、思考を重ねていくごとにダンスのスピードを早めていく。
結論が出た瞬間に頭の中でいい音を鳴らした。

ブイモン「ハッ!?ということは!まさかあれか!!京の頭皮と言う名の土地は枯れ始めているのだろうか?]

京の頭皮と言う名の額が眩しい枯れ始めた土地をチラリ。

京「ぬわんですってえええええ!!!!?」

お台場中学校に京の怒りの咆哮が響き渡り、選ばれし子供達の腹筋を破壊したのであった。
こうしてディアボロモンとの戦いが幕を開く。 
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