リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
Another おまけ
前書き
最終回に使おうと思っていたネタですがあまりにもアレなので没に
一乗寺治の身体からヘルキメラモンに乗り移ったヴァンデモンを鋭く睨み据える大輔と賢。
大輔「ヴァンデモン、お前が一乗寺治さんを操っていたのか!!?」
ヴァンデモン[操るとは人聞きの悪い。私はデジタルワールドに行きたがっていた彼に救いの手を差し伸べただけだ。確かに知識は提供したが、後は彼が自分の意志でやったことだ。愚かな男だよ一乗寺治は、デジタルワールドに着いた瞬間、ほぼ八つ当たりするかのように自分の欲を満たして行き、そして自分の能力に酔いしれている滑稽な姿は笑いを堪えるのに必死だった]
大輔「ヴァンデモン…この人も最初はただデジタルワールドに行きたかっただけさ。何にも縛られない世界で自分らしく生きたかっただけ…そんな治さんの気持ちを利用したお前を俺は絶対に許さねえ!!」
ヴァンデモン[ほう?許さないか…だが、今の君達に何が出来るというのだね?私はヘルキメラモンという最強の肉体を得たのだ。一乗寺治の心根のよう醜悪だがな]
確かにヘルキメラモンは完全体と究極体のみの生体パーツで構成されているために究極体の中でも上位に食い込むだろう。
賢「兄さんは確かに酷いことをしてしまった…デジタルワールドを荒らし、沢山のデジモン達を傷付けた。デジタルワールドは兄さんを許さないだろう。僕も…兄さんを追い詰めてしまった…兄さんをこんな風にしてしまったのは…兄さんと碌に会話をしようとしなかった僕のせいなんだろうね…」
大輔「賢…」
賢「でも、僕は兄さんから逃げない!!どれほど兄さんから罵倒を受けても、どれほど憎まれても、僕にとってたった1人の兄さんだから!!」
ヴァンデモン[ふははははは!!それはそれは…そんな愚兄のために…お優しいことだ。一乗寺治の肉体に寄生して、共に過ごしていた私には貴様らが和解出来る可能性など微塵もないだろうと断言出来る。]
大輔「………」
ヴァンデモン[この私が教えてやろう。貴様等に希望の光などないことを、貴様等に残されたものは絶望の未来しかないということをな!!!!]
ヘルキメラモンが力を解放し、大輔、賢、マグナモン、ベルゼブモンに襲い掛かる。
そして……。
バキッ!!
ドカッ!!
ズンッ!!
ベキッ!!
ドゴオッ!!
ズギャンッ!!
ボグッ!!
ゴキャアッ!!
ガスッ!!
ベキャアッ!!
ドガガガガガガガガガガッ!!
ズドドドドドドドドドドドッ!!
ボカスカボカスカボカスカボカスカボカスカボカスカッ!!!!!!
チュドオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!
ボカアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!
大輔「これで終わりだ、ヴァンデモン!!」
賢「貴様との宿命も…何もかも!!!!」
ヴァンデモン[そ、そんな…何やかんやで最強の肉体を得たこの私が…]
マグナモンX、ベルゼブモンX[[消えろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!]]
ヴァンデモン[ば、馬鹿なああああああああああああああああ!!!!がふっ!!?GYAAAAAAAAAAAAUUUUUUUッッッ!!!!]
そして地上では、要塞を粉砕して打ち上げられたエクストリーム・ジハードと獣王拳の輝き。
ヘルキメラモンの肉体がエクストリーム・ジハードと獣王拳により、粒子となった。
スバル「ルカ兄、花火だよ!!」
ルカ「皆さん、御覧なさい。綺麗な花火の2連発ですよ。」
はやて「ロマンチックやな~」
なのは「花火の正体がヴァンデモンだと知ったら、美しさが数千倍ガタ下がるだろうけど」
フェイト「あれ?戦いってこれで終わり!!!!?」
戦いは終わった…。
何やかんやで最終決戦は終わりを迎えたのだ…。
ラスボスとの決着?
何ソレ食エルノ?
静かに立ち尽くす…大輔と賢の後ろ姿は…。
あまりにもアレなエンディングのせいで今にも消えてなくなりそうに見えた。
何故ヴァンデモンとの戦いが適当にされ、花火で終わったのか…大輔は作者の正気を疑った。
賢は隣の大輔に語りかける……“本当のリリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~の本当のエンディングが読みたければ、こんな作者の自己満足のおまけ話を読んでないで、前話のfinalstoryを読めばいいんじゃないか…望む未来は…明日は…自分達の手で掴み取ってこそ価値があるのだから…。”
優しさを捨て切れぬ選ばれし子供・本宮大輔。
彼の戦いはいつまで続くのか?
いつまで彼の苦悩は、苦しみは、悲しみは続くのか?
それは大輔本人にも……ブイモンにも……誰にも分からない…。
大輔の心境を表すかのように、デジヴァイスと紋章が寂しげに輝くのだった…。
02編が終わり、大輔達はこれからの未来は自分達の手で作って行かねばならない。
しかし、彼らなら大丈夫だ。
彼らは1人の限界を知っているから。
例え先に求める未来が無くとも、仲間と力を合わせて、その道を拓いていけばいい。
きっと、その未来を拓くために力を貸して、支えてくれる仲間がきっといるはずだから…!!
タダチニ望ム未来ヘ突キ進ミタマエッッッ!!!!!!!!
おまけ話fin
ページ上へ戻る