ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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停止教室のヴァンパイア
休日(1)
人間界本家の自室にいるが、ヴァーリについて思考の海に潜って考えながら仮眠を取った。赤龍帝と白龍皇は、過去に会う度に戦闘をしてどちらが負けるまで戦ったとドライグから聞いた。宿命とか宿敵とかには興味ないが、戦うとしても俺が勝つに決まっている。最強の座は俺になってるらしい、とアスモデウスから聞いたよ。
『そりゃそうだろう。俺ら二天龍や五大龍王に、恐れられたとも言われてる存在だからな相棒は』
『そうかな?確か昔鋼鉄製ハリセンで、ブッ叩いた記憶があるな』
『あれについては思い出したくない。二天龍の恥だと思っているが、知ってるのは俺ら二天龍と五大龍王しか知らんだろう』
『ふふふ、あの時録音しといた録音機まだ聞く?』
『頼むぅぅぅうううう、あれだけは思い出さないでくれぇぇぇぇええええええ』
うるせーよ、と言いながら念話してから三十分経過してたのでそろそろ次元の狭間本家に行こうドアを開けて玄関へ向かう。深夜だが、夜勤メイドがいて通りかかったら手をあげて挨拶した。メイドは軽く一礼して行ってしまったが、玄関から空間を歪ませて中に入って閉じた。次元の狭間本家の玄関前に到着すると、まだ起きていたのか紫苑が出迎えてくれた。
「紫苑、起きてたのか」
「はい。ご主人様が、そろそろ来るかと思いお待ちしてました」
「璃々ちゃんは寝てるか?」
「さっきまで起きてましたが、もう寝ましたよ。流石にこの時間まで起きてるのは子供にとっては害ですから。ほとんどの人はもう寝ましたよ。起きてるのは、私と桔梗くらいですかね」
「そうか、俺も眠いから寝るけど紫苑はどうする?」
「私はそろそろ失礼させて頂きますわ。私も実はもう眠いのですよ。ではお休みなさいませ」
紫苑は、自分の部屋に行ってしまったので俺もそろそろ自室に行くかと思ったが、エレベーターが丁度止まっていたので6階に行き自室に行った。部屋は既に清掃済みだったが、まあいいかと思い部屋にあるシャワーを浴びてから寝た。ついでに言うと次元の狭間本家は、最初は3階建てだったが仲間が増えたのか改築したら6階建てとなったと聞いた。
朝起きた俺は、朝鍛錬を始める為に寝間着からジャージに着替えて鍛錬場に行った。いつも通りの事をした後、久々にドライグを召喚した。ドライグは久々だったのか空を飛んで、調子を確かめていたがその間俺は剣を取り出して技確認後、木刀で素振りをやっていると後ろから声がかかった。
「おはよう一誠」
「おはようベルゼブブ。お前も朝鍛錬か?」
ベルゼブブも木刀を持って、格好は俺と同じジャージだった。他の皆も起き出しては、主に戦闘班は木刀や自分の武器を持って鍛錬をする。ベルゼブブは、俺が素振りしてるのと合わせて会話していた。
「昨日はどうだった。プール開きだったのだろう?」
「狭いプールだったが満喫したよ。ついでに、俺が妻子持ちだって事をバラしたけどな」
「ついに暴露したのか。で、反応はどうだった?」
「フリーズしたから放っておいた。白龍皇に会って、挨拶後邪魔が入ったから発砲した。剣に向けて正確にな」
「白い龍か、そういえば私と模擬戦してみないか。今の私の実力を見てみたいんだ」
「おういいぜ。俺はいつもの剣にて擬態とした刀を使う」
刀をベルゼブブに向けて、いつでも来いと挑発したら神速で来たから弾き飛ばして神速で斬った。擬態した刀とベルゼブブが持っている剣が火花を散らす。居合の構えをしていたら、相手も居合だったので動かないでそのまま五分間経過。
音が鳴った瞬間、両名とも動いて一瞬で刀や剣を抜いて斬り付けた。剣を鞘に戻したら、ベルゼブブは倒れたので俺は服だけが切られていて怪我はしてなかった。刀を空間に入れて、ベルゼブブに近づいて回復魔法を当てて数分後、ベルゼブブは気が付いたのか目を開けたら俺の膝枕だったのか少し顔を赤く染まっていた。
「どうしたベルゼブブ。痛みはないか?」
「あ、ああ。一誠の回復魔法のお蔭で対戦前と変わらないくらいだが、何故一誠が膝枕しているのだ?」
「居合後、ベルゼブブは倒れた。気を失ってたから起きるまでそうしてたが、周辺一帯にいた皆は赤くなっていた気がする」
するとルシファー、レヴィアタン、アスモデウスがこっちに近づいてきた。ベルゼブブは恥ずかしいのか起きようとするが、俺がまだ横になっておけと言ったので横のままとなり三人は俺の横に座った。
「さっき見てたけど見事ね、ベルゼブブに勝つ何て流石一誠だわ」
「うん、魔力も凄いけど剣術も凄いねー。技術が凄いと言うか、流石って感じがするよー」
「そのようね。一誠君は最強の座だからね、アグニにも勝てるんじゃないの?」
「本気になったら勝てると思うが、この場所が崩壊するかもよ?魔力全開にして、黒鐵改の能力も使うなら次元の狭間崩壊だな」
「それくらいになるのか?なら勘弁してほしいな、我が支配してる所だしな」
後ろから声がしたと思ったら、紅髪をポニーテールにした女性アグニがいた。俺が全開になると言ったのか、少し冷や汗をしていたアグニ。ベルゼブブはもう大丈夫らしいから、立ち上がって次元の狭間本家に向かった。
俺も腹減ってきたから、自室に戻りジャージを籠の中に入れてシャワーを浴びた後、部屋着に着替えてダイニングルームに向かう。いい匂いがしたので、席に着くと紫苑と桔梗と璃々ちゃんが座っていた。鍛錬してた者達も入ってきたり、ルシファー達も来て朝食を食べる所だった。今日は和食だったからなのか、大食いの者達はご飯大盛りとなっていた。
「食べる前に聞いて欲しい事がある、もうすぐ三すくみによる会談が行われる。俺は無論参加するが、サーゼクスから愛紗・華琳・朱里も出席するようにと書いてあった。恐らくあの場に介入したからかもしれんが、そこでもう一人加えて会談に行こうと思う。誰か行きたい者はいるか?」
周りはザワザワしていたが、すぐに場は収まった。念話会議をしているのか静かになったが、決定したのか皆の代表として愛紗が答えた。
「ご主人様、念話会議の結果、冥琳を推薦します。軍師でもあり、戦う事も出来ますから」
「冥琳、俺と一緒に行ってくれるか」
「勿論だとも。外に行きたいのは皆も一緒だが、私が一番多い票を取ったらしい。軍師はもう一人必要だろうしな」
「助かるよ。なお会談や下界で戦う時、姓名で名乗ってほしい。俺はいつも通り真名で呼ばせてもらうが、ご飯が冷めるから食べるとしようか。いただきます」
『いただきます』
今日のご飯はもサイコーに美味かった。流石は華琳の料理だ。食べ終わったら、席を外してリビングに向かった。そこには、ケーキを食べている鈴々・翠・恋・季衣・吉音の大食い5人組がいたので一緒に混ぜてもらった。
「あ、お兄ちゃん。一緒にケーキを食べようなのだ」
「兄ちゃん、ケーキ美味しいから食べようよー」
「・・・・ご主人様食べる」
「一誠、食べるならあーんしてやってもいいよ」
ソファに座ると、何故か鈴々と季衣は喧嘩を始めた。俺の横へ座りたいとか言ってたけど、スルーしてケーキを吉音にあーんしてもらった。こいつらも、黒の駒を与えてるからパワーやスピードが段違いとなっていたり、エクスカリバーを自分の武器にして模擬戦をするなど強くなってる様子だった。
「吉音、口元にクリームがついてるから取ってやるよ」
クリームを取って、舐めたら何故か吉音が少し赤く染まったがケーキを食べていた。俺が食べ終わる頃には喧嘩も収まって、恋姫メイド達は自分の仕事があると戻って行った。吉音達や箒達は、武器の調節や模擬戦をすると言って鍛錬場かアリーナに向かった。俺が紅茶を飲んでいるとイアンが来た。
「よう一誠。ちょいと力を貸してほしい」
「どうしたイアン?」
「ガンダムの調整をしてたんだが、それを見てほしいと思ってな。飲み終わってからでいいから、格納庫に来てくれないか?」
「なら今から行くよ。もう飲み終わったからな」
カップをメイドに任して、俺とイアンは格納庫に向かって調整を始めた。ストフリは出力調整やドラグーンシステムなどの調整後、ハルートやダブルエックスとかも調整してたら、人間界では昼になっていたので昼食を食べた。
俺はうどんだったが、食べ終わると久々にコンピューター室に行った。主に出納帳班が使ってるが、俺もたまに行ってタイピングゲーム等をして楽しんでいる。そこに行くと詠美がいたので、声をかけてみたら詠がいた。
「一誠、どうしてここへ?」
「ご主人様は、たまにここへ来てはタイピングゲームで争う時があるのよ。ちょうど詠美にも説明してた所だわ」
「たまにはやらないと指が鈍るからな、パソコン借りるぞ」
パソコンを立ち上げて、タイピングゲームを始めた。自室にもパソコンはあるが、タイピングゲームは入っていない。だからここへ来ては、タイピング練習をしている。上級をやっていたら、出納帳班全員来ていたが俺は気づかずに熱中してスコアを更新させた。
「ふう・・・・スコア更新したぜ。ん?何だ全員いたのか」
「キーを叩く音が聞こえてな、来てみたら全員いた訳さ。ところで詠美はどうしてここへ?」
「こういう作業に興味があるのよ。私がいた世界では左将軍やっていたし、冥琳さんで言うなら政務をやっていたから」
「確かにやっていたな。吉音何て始まって三十分でダウンしてたもんな、特に学園祭の時は頭から煙が出てたくらい忙しかった」
思い出話をしていたら、スコアを見ると1位は俺で2位は冥琳となり3位は意外にも朱里だった。詠かと思ったが、流石は諸葛亮だなと思いながらコンピュータールームを出て今度は射撃場に行く。そこには丁度スナイパーライフルで撃っていた、紫苑・桔梗・祭がいたので静かに見守ってた。全弾真ん中に当たっていたので、流石だなと思った。
「あら、ご主人様も射撃しに来ましたか」
「まあな。俺も軍人だし、たまにはこういう事もしないとな。桔梗と祭はもう慣れたみたいだな」
「最初は音だけでビビりましたが、大丈夫ですぞお館様。今では早撃ちも得意となったが、模擬戦をする時は豪天砲を使いますがこちらの方が楽ですよ。近接は近接でやりますがな」
「儂もじゃ。反動で手が痺れはしたが、もう慣れてしまった。模擬戦は、弓やライフルを使っておるし無論エクスカリバーもな。この剣は便利じゃよ、思った事が形になるからの」
「確かにな。軽いし使いやすい銃もあるが、癖のある銃器もある。どれ、俺も撃ってみよう」
ハンドガンを片手に持ち、撃ったら全弾真ん中に撃っていて動く的も全弾命中し、人型の動く的も全弾頭を狙い撃ち。もちろん全弾命中。銃の点検しながら話し込んでいたが、勿論酒を飲みながらだった。話し終えたら、銃の点検も終えたので射撃場から出てアリーナにへ向かう。研究室兼試合場となっている為、ISが不備があると即座に束が調査してくれる。
「あっ、いっくんだぁあー!久しぶりー。元気にしてた?」
「束。久しぶりだが、抱きつくのは止めてくれないか」
「いっくん成分補給してるから、そのままでいてくれるかな」
しばらく経つと離れてくれた。ISの話題になると、どんどん話が有り過ぎてついていけなくなったがとり合えず武装や本体を沢山作れて嬉しいとの事。量産型ブルー・ティアーズも束のお蔭だしな、コアも沢山作ってくれるから助かる。
ジェットファルコンにあったデータを素に、大量生産した打鉄やラファールも解析結果で作れた。そう思ったらセシリアとシャルがこっちに来たが、ISスーツを着たままだった。模擬戦してたのだろう。
「やあ、セシリアにシャル。模擬戦でもやってたのか?」
「まあ、一誠さん来ていたのですね。はい。シャルロットさんと一緒に、新しく調整されたのをチェックしていましたわ。これも博士のお蔭ですわ」
「こんにちは一誠。僕も改造されたラファールで調整してたよ。実弾からビーム兵器だから、狙いが楽すぎてね。ラファール自体も改造したから燃費もいいよ」
「それはよかったな、改造された新たな機体名はあるのか?」
「私のはブルー・ティアーズ改であり、まだ新たな名前は考え中ですわ」
「僕はラファール・インフィニットかな?無限の疾風って意味なんだけどね」
「セシリアのはまだ考え中でも、いずれは良い名前となるだろう。シャルも実弾からビームとなったから、前よりも動きやすくなったのではないのか。では俺も少し飛んでみよう」
アリーナ―の方に行こうとしたら、セシリアとシャルも行くと言ったので一緒に行った。俺のISは全身装甲だから、服着たままでも起動可能だしエネルギー源は無限だからな。アリーナーに着くと、丁度模擬戦をしていた。
千冬対箒・鈴・ラウラ・楯無・簪が対戦してたが、一対五なのに流石だなと思っていたら、簪のミサイルがこちらに来たので部分展開でビームライフルを出して防いだ。千冬がこちらを見たので、慌ててこちらに降りてきた。
「一誠君ゴメンね。ミサイルがそっちに行くとは思わなかったから」
「大丈夫だ。ライフルで撃ち落としたからな・・・・ところで模擬戦するなら俺も加わってもいいか?久々にやりたいしな」
「いいんじゃないのか。小娘ばかりで飽きたからな、小娘共は新兵器を使いたがっている」
新兵器か、よくよく見れば箒達の武装が少し違うように見えた。俺対全員での勝負となったが、俺は黒鐵改ISモードで展開して、基本形態のストフリモードで装着して空を飛ぶ。千冬達もエネルギー補給後、空に舞い上がった。最初に攻撃したのは、簪の山嵐。
「行くよ一誠君。マルチロックオンシステム作動。目標黒鐵改、ターゲットロックオン発射!」
山嵐は、六機×八門のミサイルポッドから最大四十八発の独立稼動型誘導ミサイルを発射するものだが、ミサイルとビーム兵器が使用されていて俺に向かってきたが、防御態勢のまま全弾喰らってみた。黒鐵改の装甲に関して実弾はVPS装甲だから効果ないし、ビーム兵器はビームシールドがあるのである程度は効果が無い。
山嵐くらいの火力だと、流石の黒鐵改でも傷は付くようだった。千冬達は煙が晴れると黒鐵改が姿を消していた。探索しようとしたら、いきなり簪の目の前に現れてビームサーベルで、一気にシールドエネルギーが削られた。
反撃しようと向かうが既にいなくて、今度は千冬が纏っている暮桜改の目の前に現れて斬ろうとした俺であったが、雪片三型で火花を散らしていた。黒鐵改が後退すると皆は驚愕したが、何と黒鐵改が量子化して消えた。探していると今度は皆の目の前に現れた。
「驚いたか?諸君」
「驚くに決まっているだろう。まさか量子化して消えるとは論外だぞ、それと簪は大丈夫か?」
「まだ動けますが、さっきの一撃で半分以上削られました」
「よし。セシリアとシャルロット!新たな兵器で迎え撃ってこい」
セシリアは、スーパードラグーンシステムのお蔭でビットが四つから八つに動かせるようになり、ミサイルからレールガンに代わって撃っていた。インターセプターも、細長いのから太くなったビームサーベルへと変更していた。
シャルは実弾からビーム兵器になって、マルチロックオンシステムを使えるようにしてラピッドスイッチも使える。セシリアはビットをこちらに向けて来るが、こちらも迎え撃つがシャルもいるのでなかなか近付けていけなかったが、量子化してから一気にビームサーベルで斬りつけた事でダメージは半分となった。
ハイマットフルバーストを撃つ、と全員のシールドエネルギーがほとんどなかったが紅椿のワンオフである絢爛舞踏が発動して黄金に光り輝いた。ちなみに俺のは無傷だ。
「ちい!流石だが、黒鐵改のハイスペックは相変わらず出鱈目な規格外だ。全員黒鐵改の動きを止めてくれ、私が一撃を入れる」
『はい!』
鈴の衝撃砲に、シャルと楯無と簪の射撃、更にラウラのワイヤーブレードで俺の腕や脚に絡ませて俺の動きを止めさせた事で作戦成功のようだな。俺に向かってくる千冬は、ワンオフである零落白夜を発動させて斬ろうとした瞬間、何かに弾かれた千冬は再度こっちに向かってきた。
二度目は無いので、俺はワイヤーブレードを斬り落として量子化。モードブリッツにして姿を消した事で、ハイパーセンサーを最大にしても俺を発見出来ずにいた。
「俺ならここにいるぜ」
いきなり姿を現した俺は、まずセシリアとシャルにハイマットフルバーストを喰らわせてシールドエネルギーを0にさせてから再度姿を消した。
「束、一誠を探せられるか?」
「分かんないよー、量子化も驚いたけど姿が消える何て解析不能だよー」
「解析してる暇があったら俺を探してみろ。箒、隙が有り過ぎだ」
一瞬にして箒に近付いてから、ビームサーベルで3回斬りつけてエネルギーを0にした。ダブルイグニッションブーストで上に向けて加速後、ハイマットフルバーストで決めた。煙が晴れると、全員エネルギー0になったので俺は降りた。解除した俺は千冬達に近づいた。
「今回はいい作戦だったが、危なかったよ」
「零落白夜で決めようとした所で、何かに弾かれたがあれは何だ?バリアーかシールドか何かか?」
「これについては説明出来ないんだ。結界か何かだと思うけどね、それといいデータ取れたろ束」
「うん、量子化や姿が消えるのはあとで教えてくれる?研究対象がますます増えたよー」
「教えないよ、それ教えると俺が負けそうになるから。そろそろ夕方だな、じゃあ俺は行くよ」
「さて小娘共。エネルギー回復後、また特訓だぞ」
えーっと言いながらもエネルギー補給をしていた。俺も久々に少しだけ本気出したから、まあいいかと思いつつ家に向うと丁度華琳達が調理していたので邪魔にならないように自室に行った。今の状態をパソコンで見ながらチェックしていた。地球四つの内三つは、既に完成と言っていいだろうと思ってたら内線が来たので、誰かと思えばイアンだった。
「イアンか。どうした?」
『お前さんのジェットファルコンに、あったデータを解析したら剣魂のデータが出てきた。解析したらブラックボックスがあって、解除出来ないんだがパスワード知らないか?』
「本当か?分かった。すぐに行く」
格納庫に向かって行くと、イアンに会ってからパソコン画面にパスワードの画面が出ていた。俺は、試しに打ち込んだら承認されたと言う画面が出てきた。
「よくやったな一誠。これで剣魂システム解析出来るぞ、よしお前らやるぞー!」
解析を始めたが、結果を言えば格納庫の実験スペースで特殊電波を当てたら特殊粒子で形成されるナノマシンの集合体が出来た。その結果を踏まえて、吉音達の剣魂を作り始めて二時間経過したら全員分の剣魂が完成した。俺も協力したから結構疲れたが、内線で吉音達を呼んだ。
「一誠どうしたの・・・・もしかして新兵器でも完成したの?」
「吉音、そして皆驚くなよ。これを見ろ!」
ドアを開けたら、皆は驚愕しながら各剣魂に抱き着いたり泣いたりしていた。開発してよかったな、と思いながら吉音達に近づいた。
「一誠ありがとう。マゴベエとまた会える何て!」
「本当よ。まさかまたタケチヨに会える何て思わなかったわ!」
「俺の機体にあったデータを解析して完成させたものだ。礼ならイアン達技術班に言ってくれ」
俺はホッとしながら椅子に座ってる、と剣魂達が集まって溢れて返った事で思わず倒れて潰れた俺だった。吉音達が、何とかしてくれたお蔭で何とかなった。特にスケとカクとハナサカには困ったもんだ。恐らく嬉しかったのだろう。久々に主に会えたから、お礼なのか集まってきたのだろう。
「悪いな一誠。ハナサカが嬉しすぎてな」
「剣魂なのに、全員集まるとこんなに重いのかと思ったよ。イオリにタマも久しぶりだが、特に子住姉妹のは気を付けろよ?何でも開けてしまう能力があるからな」
「それについては問題はないぞ、主である姉妹が言わない限りそういう事はしないようプログラムしといた」
「流石イアンだ。それなら納得だな」
早速スカイツリーを建てて電波を発したら、俺らの大地の中なら剣魂は出せるようになった。人間界では夜になってたので、夕食の時間だなと思いながら空を見たらトレミー1番艦と2番艦が戻ってきた所なのでドッグへ向かう。待合室に行ってしばらくすると、奏・リン・優斗・ステラがこちらに歩いてきたので話しかけた。
「奏に優斗!久しぶりだな」
「智君!久しぶりー。元気にしてましたか?」
「父さん!うん久々だね。こうやって家族で揃うのは、久しぶりだね」
俺が奏とハグをして、その後優斗にもハグした。後ろにいたリンとステラにも挨拶した。
「リンにステラ、お疲れ様」
「一真さんお久しぶりです。何ヶ月振りですかね」
「リン、今の呼び方は一誠さんだよ」
「あ、間違えた。ごめんね一誠さん」
「いやいいって。久々だからな。ここで会話してもいいが、リビングに行かないか?トレミーは、イアンと技術班に任せればいい事何だし」
俺と奏達は、待合室から抜けて次元の狭間本家にある玄関から入ってリビングに行ったら、アグニと愛紗・翠・蒲公英がソファに座ってながら談笑していた。こちらに気づくとアグニがハグしてきた。奏がいるのにな。
「久しぶりだな一誠。それに奏と優斗も元気そうで何よりだ」
「ご主人様、先程千冬さんに聞きましたが流石はご主人様。それと吉音さん達が、何やら喜びながら動物を抱えてましたがあれは何ですか?」
「あれは剣魂と言ってな、主のサポート役をしてくれるものだ。ISは久々に起動して模擬戦したからな。翠と蒲公英は鍛錬どうだ?」
「順調だぜご主人様。蒲公英の悪戯が無ければまだマシ何だけどな」
「ひっどーいお姉様。ねえねえご主人様、焔耶に悪戯映像あるけど見たい?」
「相変わらず仲良しですね、私は智君と優斗には何ヶ月振りですけどね。トレミー内で、鍛錬もしてましたから智君の役には立ちますよ」
「僕もだよ。トレミー内にはジムとか温泉とかもあるからね、あっそうそう父さん。何かまた平行世界が何個か出来てたから、報告書として父さんの自室にあるパソコンに送っといたから」
アグニ達と話してて、紅茶を飲みながら談笑をしているとそろそろ夕食の時間だから自室に戻って行く皆。残ったアグニと俺は、ソファに座っていたアグニの膝枕に頭を乗せた。アグニ側からポンポンと合図が出たので、俺はしばらく寝そうになったが起きてた。
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